'Canine Activity Holiday' に参加した、充実の1人+1匹旅の1週間。
書きとめておきたいことがたくさん過ぎて、アップが遅くなってしまいました。
相変わらず長いので、ご興味のある方だけどうぞ ^^;
She can cope with it, but she's not comfortable. -大丈夫そうに見えても、コップはあふれる直前です
An unusual fetch! -B&Bでの出会い
Awareness -たくさんの気づき
'Non-demand' walk -ストレスフリーなお散歩を追求する
Social walk in the nature -犬の能力を開発するには
Travelling alone, but with my dog. -1人と1匹旅
ドッグトレーナー修行の最近のブログ記事
先のblog Awarenessで、バランスが大切、というお話を書きましたが、例えば
・制約(飼い主のリクエストに応える) と 自由(犬が自分で決める)
・運動による体力的な疲れ と 考えることによる頭の疲れ
・新しいことへのチャレンジ と ルーティン作業でリラックス
・運動量 と ごはんの量
などなど、この5日間の中だけでも、いろんなバランスがあると感じました。
どんなにすばらしいことでも、やり過ぎはかえって悪影響も引き起こします。時に、予期していなかった形で。
特に凛に関して感じたのは2つ目の、physical stimulation と mental stimulation のバランス。
今回のワークショップでは、ロングリードを使って犬はいつでも自由に行動できるから、裏を返せば、犬はすべて自分で考えて判断しなくてはいけませんでした。これは、私達が想像している以上に疲れること。15-30分程度のセッションを午前午後に1回ずつ行うだけなのに、犬達はぐったりです。終了後は、散歩もなしで、ゆっくり休ませるようにアドバイスがありました。
凛もしっかり毎日楽しんでいましたが、と同時に、彼女の中で何か別のフラストレーションがたまっていくのを感じました。
トラッキングなどのアクティビティが終わると、すぐに車で休憩、という流れを覚えてしまったこともあり、帰り道を戻りたがらないという問題が日に日に悪化。自分が行きたい道を見つめて、アピールしていた程。
精神的に疲れた時、私もそうですが、横になって休んでも回復しない、体を動かすことで意外に回復することがあります。凛の状況はまさにそんな感じだったのだと思います。
なので、4日目終了後、今日もしっかり休ませるようにというアドバイスを無視して、Castle Ring という地図に絶景ポイントと書いてあった場所へ行ってみることに。
私も、絶景を見て、ちょっとリラックスしたかったのかもしれません。
→がワークショップが開催された場所。広~~い Channock Chase を少しずつ散策しました。
あ、ちなみに今回の相棒はこちら。オートマで一番小さいのを借りましたよ。
あまり写真写りがよくありませんが、こちらが Castle Ring からの絶景。
Channock Chase と近隣の街が見渡せます。
Day4 Release her extra energy
最初の5分程、せっかく勉強しているのだから、ロングリードで Social walk をと思ったけれど、興奮度高過ぎでしょっちゅう止めなければならない状態に。
そんな時は、練習したって、うまくいきっこありません!
好きにしやがれ~。
と思ったら、本当に好き放題、ドドドドドーーーーーッと坂をかけおり、あっという間に見えなくなりました。。。3分程音沙汰なしでしたが ^^; 戻ってきました。
戻ってきた時にはすっかり落ち着きを取り戻し、いつものように時々においかぎしつつも、ゆったりと歩く。どうやら、あの猛烈ダッシュで、バランスを取り戻すことができたようです。
Day5 A trial again.....
前日の成功に気を良くした私は、場所を公園のビジターセンター周辺に変えて、またしても夜のお散歩へ。
こちらは、前日と違って、針葉樹が美しいの森。
るんるん♪ でも、今日はちょっと暑いね、30分で帰ろう。
しばらく歩くと池に到着~。飲みたいけど、水まで届かないので、飲めない凛。
ここで30分で帰れる距離を微妙に超過。
池が見たいと足を伸ばした私の決断が、この後の参事のアダとなります。。
ノド カワイタ・・
すぐに帰るつもりで、水を置いてきてしまったのだ!がーーーん。
モウ アルカナイ。
私が悪かったよ。。わかってるよ。。。
今回はリードで無理矢理、をしたくないので、ノーリードにして無視。根比べをしてみることに。いや、完全に私が悪いんですけどね。。。
チェッ。
ちょっとあきらめたのか、フリーズをやめて動き出した。
もう一息だ、と思ってあえて見ないフリをしたら、、、
その間、おそらく1秒か2秒。
振り返ったら消えていました!
はい、この結果から理由は明らかですね。疲れて歩けないのではありません、池まで猛ダッシュして50m以上戻ってました。
動き出した瞬間=凛の心がちょっとは私に向いた瞬間に、声をかけるべきだった。。。
その後は仕方なくリードで捕獲し、絶対にやるまいと思っていた Full of demand のお散歩に。
水を持っていなかったのが事の発端ですが、私も凛も疲れていてお互いを想いやる気持ちの余裕がなかったことも、大きな原因の一つだと反省。
池なんて行かずに、もっと前に引き返すべきでした。。。
Day6 Non-demand walk
前日の大反省の元、オフのこの日は Non-demand の楽しいお散歩を誓う。
ワークショップも終わり、今日はのんびりとハイキングです♪
この日、凛は張り切って先導役を勤めてくれました♪
基本的には先を歩くのが好きな凛、たまに私が遅いと待っていてくれます。
今日は完璧な Non-demand walk!!
凛がどこにいるかわかりませんね ^^;
広い場所ではノーリード、100%自由です。
行く道は私が決めますが(そうでないと、戻ってこれないから ^^;)、これは制約というよりも、誘うという表現がぴったりでしょうか。「こっちに行こうよ」とちょっと声をかけて違う道を行くと、凛はすぐに追いかけてきます。
植林地ではリード着用が義務づけられていますので、場所によっては3mのロングリード。
こちらが植林地の森。まだ若い森です。
ノーリードでの探検で十分満足した後なので、ほとんど遠くに行きたがることはありませんでした。満足した後は、ちゃんと状況を理解できる冷静さがあります。
What's the difference among these three walks?
Awareness では長々と書いてしまいましたが、一言でまとめると(まとめるんかいっ!)、いかに飼い主、そしてドッグトレーナーが犬にストレスを与えているかということ、が今回私の中で一番実感できたことでした。
ストレス、という言葉はいろんな意味にもとれるので、あまり使いたくないのですが、良いストレスでも悪いストレスでも、楽しくて興奮しているのも、怖くて委縮しているのも、理由が違っても同じコップにたまっていくということ。そして、あふれたら何もうまくいかないということ。
特に普段から仕事でもストレスをためやすい日本人、少しのストレスは当然と見逃して、ついつい無理をしがちです。
今回のワークショップ中も、「もう凛は疲れてるわよ」「このレベルはちょっと難しすぎたわね」など、私はまだまだいけると思っていた時に、他の参加者に指摘されることがありました。
自分のも、犬のも、小さなストレスサインを「それくらい仕方ない」「それくらい大丈夫」と無視するクセがついてしまっていることに気付けたことは、今回の大きな収穫です♪
久々のロングワークショップ。5日間の Canine Activity Holiday に参加してきました!
凛もいっしょですよ~。
講師の Sheila Harper氏は、カーミングシグナルのパイオニアとして知られる Turid Rugaas氏から直接学び、彼女のトレーニングメソッドを取り入れた第一人者です。
学びたい人の1人であったことはもちろんですが、
'Exploring your dog's natural abilities'
Many owners complain that their dogs never seem to be satisfied no matter how much they walk them, or that their dog is demanding even if they give him lots of attention. Then there are those dogs that tend to do their own thing when out, going hunting or chasing. Alternatively, what about those dogs that need rest or peace and quiet but where you feel they are under-stimulated?
We don't believe in quick fixes, but we may be able to help with some alternative canine activities that don't take a lot of effort, but that help your dog to learn more appropriate pastimes.
この説明を読んで、まさに凛と私にぴったりだ!と飛びつきました。
参加者はたった6人+アシスタントさん達、しかも全員50-60代、犬種もバラバラ(シェパード、スパニエル、スタッフィー、ボーダーテリア、ミックス、マラミュート、そしてジャック・ラッセル)というアットホームな雰囲気の5日感でした。
イギリスに来てから、様々なトレーナーさんのワークショップに顔を出している訳ですが、毎回感じることがあります。
極端に言うと、根本的な考え方や手法はそれ程変わらない。でも、そのバックグラウンドにある哲学というか、犬への理解の深さが違うということ。実際に参加することの意義はここにアリ。
ということで、今回は方法論うんぬんではなく、その背景にあるもの、について少し(?)書いてみようと思います。
What is 'a good dog'?
一昔前までのドッグトレーニングは、犬を指示に従わせるという考えが主流でした。
最近では、犬のボディランゲージを理解し、従わせるというよりも、良い行動をほめて強化して伸ばすという方法が主流になってきています。
それでも、まだまだ一般的には、お散歩で全く引っ張らずに横について歩く犬=良い犬、というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
これは前者の考えから来ているもの。大げさに聞こえるかもしれませんが、自由ににおいをかいだり、人や犬とあいさつしたり、時にはちょっとよそ見をする権利すら犬にはなかったりするのです。
そこまでトレーニングされた努力はすばらしいし、その結果生まれた絆はすばらしいと思うものの、もしその犬の顔が本当につまらなそうだったら、やっぱり私は何かが違うと感じるのです。
実際、無表情でトボトボ歩く犬を見かけると、そして周りの人がそれを「引っ張らなくていい子ね~」などとほめていると、悲しくなります。。
私がずっとかかえてきた疑問は、これでした。
犬が楽しくないお散歩なんて意味がない、でもお客様からのニーズや都会の環境を考えると、どうしても楽しさを封じるしか選択肢がないことも。お散歩はある程度我慢することが必要、その分自由時間はドッグランで、というのが私の妥協ラインになっていました。でも、やっぱり何かが違うというもやもや感がぬぐえなかった。
Sheilaのお散歩は、全く違う。
彼女のアラスカンマラミュートは、本当に自由に、そして楽しそうに歩きます。
トラッキングも得意なマラミュートです♪こういう犬種雑多な集まり、大好きです。
Full of demand
もちろん私も後者のやり方を学んできたつもりでしたが、イギリスに来て感じたのは、こちらのトレーナーさん達はもっと犬の感情を細やかにキャッチしているということ。
今回一番の気づきは、リードでつながれたお散歩が、いかにストレスフルかということ。
犬は、リードでぐいっと引っ張られなくても、ちょっとだけツンとリードが張っただけで、飼い主からの要求を感じるのです。それを意識して自分のお散歩を振り返ってみると、こっちいくよ、止まるよ、としょっちゅう何かを要求=コントロールしていることに気付きます。
私はぴったり横について歩かせるお散歩は好きでないので、こういった凛の気持ちは尊重して、ある程度は自由に前後左右行かせているつもりでした。でも、それは1.2mというリードの範囲内でのこと。都会で道路を歩くには、安全に歩くためにもちょうど良い長さですが、リードが張る回数をカウントするとしたら・・。
誤解のないように付け加えておきますが、凛はぐいぐい引っ張っている訳ではないんです。
でも、ちょっと気になる音がしたから振り返る、気になるにおいがあったからそっちに行ってみる、とちょっとだけフラフラしているだけのことなんです。
先ほどコントロールという言葉を使いましたが、これはリードでぐいっと引っ張って犬をコントロールすることを意味しているのではありません。どこに行くか、どれくらい止まるか、等々、短いリードのお散歩では、犬は自分で決めることができません。人間の方がコントロールしているんです。
ショートリードしか持ってきていなかった私は、初日に3mのロングリードをゆずっていただき、常にリードをゆるめたままにするという練習をしました。(凛じゃなくて、私の練習!)隣のおばちゃんのプレッシャーもあったのだけど ^^; 今回は言われたこと全部信じてまずはやってみようという気持ちでした。
実際、リードで一切コントロールしない(リードが一切はらない状態)ようにしてみて気付いたのは、凛の行動は私の対応の結果であるということ。
凛はテリアですから、においに一旦執着するとかなりしつこいです。満足するまで嗅がせることももちろんありますが、街中のお散歩でそれは無理。必然的に、リードを引いてそのにおいから引き離すということをしている訳です。
だから、凛は気になるにおいを見つけると、勢いよく飛びつき(時間が稼ぐため)、ちょっとでもリードがはると意固地になる(離されるのがわかっているから)。これがしみついているから、リードをゆるめていても同じようにリードに抵抗するような姿勢を見せるんです。
リードでコントロールすることの弊害を、実際にみて気づけるようになったのは大きかったです。
他の人のを見ているのも、本当におもしろかった。
スパニエルなど動きの速い子がトラッキングをしていた時のこと、10mのリードでも飼い主が追いつけなくてリードが張ってしまった時、犬はちゃんと正しい道を走っていたのに、リードがはったことで違うと言われたと思ってしまい、しばらく混乱するという場面も。
私達が思っている以上に、犬はとっても繊細です。
Don't control them. Give them right opportunities to make their own decision.
じゃあ、どうしたらよいか?
解決策の一つはノーリード。
もちろんTPOによりますが、大きな公園での散歩はノーリードの人がほとんどのイギリス。
文字通り、リードでの制約が一切ないので、行くのも戻るのも、犬の意志。
私もこちらで毎日ノーリード散歩をするようになって、大きな違いを感じました。
最初の頃、凛はどうしてよいかわからなかったのでしょう。ひたすらダッシュして、遠くへ消えて行きました。。。1年経ち、今は何の指示をしなくても、ある程度の距離が離れれば待っていたり、呼ばなくても戻ってきたり。まだまだイギリスの子達のようにはいかないけれど、私が指示をしたからやっているのではなく、すべて自分の意志で行動しているのがよくわかります。
子犬の時から、こうやって自分で考えながら散歩して育っている犬達は、本当に楽しそうに歩いています。
コッチ イッテミタイ!
ダイジョウブカナ・・
ドウ オモウ?
凛がわき道に入ろうとするのでそのままついていったのですが、途中まで行ったら何だか暗いし坂は急だし怖い雰囲気。凛もそう思ったかはわかりませんが、ここで止まり何か言いたげに振り返る。私もちょっと嫌だったので「帰ろうよ。」と言うと、駆け足で戻ってきました。
リードはずっとゆるんだままです。
行くのも帰るのも、凛の意志。
Balance in important
だからと言って、100%犬の意志にまかせて、という訳ではありません。
行ってほしくない時には、その場に立ってリードを止めることも。前述したように、ほんのちょっとリードがはっただけでも犬は気付き、止まってくれます。止まったらすぐにリードゆるめ、犬が冷静になって自分で考えることができる状況を作ります。
犬は止まる意志があるのに、それ以上行くのを恐れて飼い主が引っ張り続けるというのは、よくあるシチュエーション。これは逆効果です。
(詳しくはこちらの本をご参照ください。My Dog Pulls. What Do I Do?)
私は、初日に大失敗しました。
凛は自分の意志で自由に探検、予め隠しておいたモノを見つけるはずが、その辺にまかれていた大量のドッグフードを見つけてしまい、、、、リードをゆるめる、リードをゆるめる、だけしか考えていなかった私は、止めそびれました。凛はOKと言われたと理解するでしょうから、その後戻すのが大変でした。。。
要はバランスなんです。
もちろん、ある程度の制約は必要です。落ちているものを食べちゃいけないとか、人や犬に向かって急にダッシュしちゃいけないとか。
でも、前述のように私達は知らず知らずの内に、常に犬の行動を制限してしまっていることに気付かなくてはなりません。
制約(飼い主のリクエストに応える) < 自由(犬が自分で決める)
となれば、犬だって楽しく過ごせますよね。
とはいえ、社会的なプレッシャーは影響大。自分の犬が引っ張ってたら恥ずかしいとか、近所の人に悪いから吠えさせちゃいけないとか、こういう精神的なプレッシャーの中では、
制約(飼い主のリクエストに応える) >>> 自由(犬が自分で決める)
となりがちなのではないでしょうか。
後述するように、リードを持つ人の技量ももちろんあるのですが、それと同時に、地域で考えられている Good dog の定義を少しずつ変えていくこと、近所の方へのトレーニング過程での理解を求めていくこと、なども、トレーナーとして進めていかなくてはいけないなぁ、と思います。
Two-way communication.
ちょっと話を戻しましょう。
長さはまちまちですが、今回は全員ロングリードをつけた状態でアクティビティを行いました。
決して、ノーリードの散歩を推奨している訳ではありません。むしろ、ノーリードにできない状況だって多々ありますし、一歩違えば、ノーリードでもお互い自由にしているだけの No communication なお散歩になってしまう可能性も。(実際に飼い主さんはずっと携帯を見ていて、時々ボールを投げるだけという人も見かけます。)
今回 Sheila が強調していたのは、絆を作るお散歩。
Social walk という言葉を使っていましたが、ただ歩くだけでなく、自分の落し物を探したり、というトラッキングを取り入れて、コミュニケーションを取りながら歩きます。
なるほどなぁと感動したのが、Two-way、つまりお互いにコミュニケーションがとれているかという点。この5日間では、犬が何を見ているのか、何のにおいをかいでいるのか、理解する所から始めました。
正直、においは同じレベルで嗅げないから、何を嗅いでるのかノーアイデアですが、「何見つけたの?」といっしょにのぞきこんでみる。
ただ話しかけるだけでは、実は一方通行。彼女が何をしているのか、本気で興味を持って、同じ視線で見てみると、何か違ったものが見えてきます。
そして、今度は私がにおいを嗅ぐ番。
いや、実際においは嗅ぎませんが ^^; 草をかきわけて何かを見つけたフリをしたり、実際に自分が見つけた葉っぱや石で遊ぶフリをしてみたり。犬が自分やっていることに興味を持つのを静かに待ちます。
とても不思議な気持ちになりました。
凛は割と意固地になるタイプなので、自分が行きたくない時にこっち行こうよと言っても、折れません。でも、私が彼女が嗅ぐ場所にいっしょに興味を持つことで、心の満足度が上がったのでしょうか。私が何かを探していると、ナニナニ~と飛んできていっしょに探すように。
そういえば、観光地に行って私が景色を眺めている時、凛は自分が見えない塀の外を見たがります。これも同じですね、私が何を見てるのか気になるのでしょう(自分が見れないのがくやしいのと。)。
ずーっとこちらを凝視するタイプではありませんが、見てないようで見てるんですね。
What is dog's natural ability? What is your dog's strenghth?
Dog's natura ability。このワークショップのテーマの一つ。
特に注目すべきは、やはり臭覚です。先ほど、犬が何をしているかいっしょにのぞいてみる、と書きましたが、正直においに関しては見当もつきません!
いや、わかっていないということを自覚する所から始めましょう。
犬が必死ににおいをかいでいる時、人間の感覚で見てしまうと、「何もないじゃない、行こうよ。」とか「時間がないから先行こうよ。」となる訳です。
逆もしかり、先ほど書いたように、私が何かを見つけたフリをして犬の気を引く、ということをやった訳ですが、実際に「わー、こんなきれいな花があるよー。」と凛に見せようと思っても、凛にっては「何もないじゃん。」となるわけですな。実際、何度も「なーんだ。つまんないよ。」とすぐふられました TT。
ちょっとこの写真を見てみましょう。
私のにおいがついた松ぼっくりを探すゲームをしています。
おぉ、よく見つけたね!
と思ったら、気になったのはすぐ隣の何かのにおいでした。
つい私達は「人間の感覚」で見てしまうから、見えない何かに反応している犬の気持ちには気付きにくい。きれいな景色を見た時につい、「ほら、きれいだよ、見てみなよー」などと犬に話しかけてしまう私ですが、犬は景色そっちのけで、地面をくんくんしている訳です。
でも、もちろん松ぼっくりも嗅ぎ当てているんです。
一つ目の写真はコンマ1秒、通り過ぎただけ。でも、その一瞬でちゃんと確認しています。
「見つけたよ~」としっぽをふって喜んでいる時だけが見つけた時じゃないんです。
ここで、「ほらほら~、松ぼっくりここだよ~」なんて、もう一度においを嗅ぐのを強制なんてしちゃったら、、、犬にしたら迷惑な話。「知ってるよ、さっき嗅いだってばさ。」
「人が期待する反応」を必ずしもする訳じゃない。
私達が無意識に抱いてしまう「こうあってほしい」というイメージを捨てることが、とても大切だと感じました。頭をまっさらにして、犬が何を見ているのか、何を嗅いでいるのか、理解する努力が大切です。
地面のにおいを嗅いでいます。
こちらは空中のにおいを嗅いでいます。
トラッキングも体験させてもらったのですが、他の人のポーチをやぶの中から探した時、凛はちゃんと地面ににおいをかいでその人の通った道をたどっていました。その人が曲がった場所でにおいを見失った時は空中をくんくんして、ちゃんとまたトラックに戻っていったのです。
まだ初心者の凛は、途中で違うにおいに気を取られて違う道を行ってしまうことがあるけれど、3年目の他の参加者の方は、1kmくらい離れた場所でも、ちゃんと見つけて帰るんですよ!Amazing!!
そして、見つけた時の犬たちの得意気な顔といったら、笑っちゃうくらいかわいいです♪
そして最も感動したのが、アシスタントさんのボーダーコリー。
彼女は生まれつき目が見えないのですが、鼻を頼りに完璧なトラッキング。普段のお散歩でも、堂々と自由に歩いていて、盲目だと言われるまで気づかなかった程!
本当に犬のにおいの世界は想像がつきません。
犬といっしょに暮らす中で、本当は指示なんてなくてもお互いの要求は伝わるはず。
でもドッグトレーナーの仕事はそれを教えることがメインの一つになってしまっている、とトレーニングメニューと日常生活のギャップを感じるという話をしたら、Sheilaはうれしそうにうなずいてくれました。
そういえば、今回の5日間では、指示の言葉は本当に一切使わなかった。
「何かを教える」という視点から、「理解する」という視点に立ちかえれた、貴重な経験になりました。
長々と書いていますが、これでもダイジェスト。。。
講師の方を始め、皆さんの犬の気持ちへの理解の深さに感動したこの5日間で、ずっとつかえていた何かがほぐれてきたような気分です。うまくお伝えできたかわかりませんが、いつもながら自分へのメモということでお許しくださいませ。
いよいよ1人と1匹旅の出発の日。
Euston からノンストップで75分という特急でStafford まで行き、そこでレンタカーを借りました。
スーツケース、リュック、犬のソフトクレート、そして犬、という、まるで家出少女のような井出達です。あやしさ満点。
早く来すぎたので、人間ウォッチング。
ちょっと耳が下がってますね。怖い訳ではないのですが、人、音、におい、、、最近都会に来ていないから、気になるものばかり。
子供が時々触りたがるくらいで、ほとんどの人は犬がいても気にしません。
席で隣になった人には一応大丈夫か聞くようにしているけれど、嫌な顔された経験は一度もありません。唯一今回困ったのは、電車内でトイレに行く時 ^^;。席につないでおく訳にもいかないし、たまたま同じ車両のトイレが車椅子用の大きなものだったので、いっしょに入りました~。
レンタカーも、私はEnterpriseというチェーンの会社で借りたのですが、犬ももちろんOK。
B&Bについたら、教えてもらった近所の原っぱで息抜きをし、
夜には自主的にクレートに入ってご就寝。
タクシー → 電車 → レンタカー と一番負担が少ないように、短時間で済むようにはしたものの、やっぱり移動と慣れない場所で疲れていたんですね。
この時はまだ意識していませんでしたが、翌日から始まったワークショップの中で最も印象に残ったのがこの言葉。
Dogs can cope with it,
but they are not comfortable.
凛は社会化だけはちゃんとやったつもりだから、このような状況でも興奮することもなく、おびえることもなく、いつも通り過ごすことができる。
でも、3枚目の写真のように、やっぱり小さなストレスは確実に積み重なっていくのだ。
問題なく過ごせているから、と安心せずに、その裏にあるストレスのコップを気にすることを忘れちゃいけないなぁ、とblogを書きながら振り返っています。
いつも参考にさせていただいているサイト dog actually より
家畜化によって衰えた犬の能力とは?
日本語ですので、ご安心を ^^;
なるほど。
回り道が苦手、この実験結果は知らなかったけれど、パピートレーニングをしていてよく感じることでした。電柱やポール、椅子の足などにリードがひっかかっちゃうのは、よくあること。
都会には、自転車や車が入れないように歩道や公園の入り口ににもポールがたっていることって、多いですものね。
なので、私は必ずこの電柱トレーニングをします。
わざとポールにまっすぐ向かって歩き、犬のスペースがない状態でポールを抜ける。
リードとポールの関係を意識しなければ、必ずリードがからまります。
ポールの前で止まって、私の後ろをついてくれば、問題なく通れます。
それだけなのですが、お散歩中にポールを見つける度、わざとぶつかりやすい場所を歩いている私。
ポイントは、おやつでの誘導や声をかけるなどのヒントは一切出さない所です。
自分でどうしたらよいか、考えさせましょう。
クリッカートレーニングをしたことがある方はイメージしやすいかもしれませんね。
誘導されて解決方法を「覚える」のではなく、試行錯誤して自分で解決方法を「見つける」ことに意義があります。
犬がどうしてよいか迷っていたら、とりあえずどうするか観察してみましょう。例えば、足にリードがからまったり、おやつが家具のすき間に入ってしまったりした時、あれこれ試行錯誤する内に、偶然でも解決できることがあります。これを繰り返す内、どうして解決したのか理解するはずです。
時々、犬は試行錯誤してもわからなくて、あきらめて私の方を見ることがありますが、そこまで来て初めて、指で方向を教えてあげたり、ちょっとだけ場所を変えて解決しやすくしたり、ほんの少しのヒントを出してあげます。できるまでしつこくやり続けるか、すぐあきらめるかは、その子の性格や考えるトレーニングをしてきているかどうかにもよりますので、時間は気にしないでくださいね。
こうやって書くと当たり前のようですが、手助けせずに見守るだけって、難しいことも。でも、おもしろいですよ。どうやって解決するのかなーーって。
うちでは、「考えて」がもはやコマンド化しています ^^;
さて、冒頭の記事に戻りますが、野性の動物の方が問題解決能力は高いのはもちろん納得として(でないと、野生では生きていけないでしょうから。)、犬に関しては私は飼い主次第だと思う。
「衰えた」という表現はちょっと違う気がします。人間と協同で何かするように進化してきた部分はオオカミにはない部分。なので、こんな風にちょこっと手助けしてあげることで、犬の能力は伸びるのだと思う。
どんな子に育てたいかは、あなた次第ということで。
ウィンザー3日目は、Sarah Whitehead 氏のワークショップ第2弾。
今回は凛といっしょに参加です!
その名も 'Tricks and Games'。丸1日、様々なトリック、要は新しいことを教えまくり。
ミュージカルチェアもやりましたよ!
これは得意だもんね。3年もK9ゲームでやってるから。最後の3人くらいまで残りましたよ~。
おもしろかったのが、アレンジバージョン。ただ犬を座らせて椅子をとるだけじゃ、つまらない。
Happy paws の皆さん、お試しあれ。
犬をふせさせる
↓
中央にあるサングラスを取ってサングラスをかけて犬の所に戻る
↓
犬の横で自分もふせる(仰向けに寝る!)
社会化の要素も満載です。変な格好(これは Happy paws の犬たちは慣れてるだろうけど)と人の普段とは違う動き、高さ。参加者はトレーナーや犬に関わる仕事をしている人達ばかりだから、通常バージョンはほとんどの人が難なくクリアしていたけれど、このアレンジバージョンは苦労する人も。
凛はちょっと疲れていたのか、ふせたらリラックス。もうこのまま寝てたいわ、という感じでした。。そして、知り尽くしたゲームは、興奮度も低いですね。他のゲームはルンルンだったのに、ちょっぴりつまらなそう。
なるほどなぁと思ったのは、フライボール。
フライボールって、ボーダーコリーを中心とした ball-obsessive な犬の特殊な競技というイメージがあったのですが(参加している方、ごめんなさい!どうもまだ敷居が高いイメージがあるのですよね。。)、今回その魅力がわかりましたよ♪
今回は、フライボールを教える手順を追っていきました。
1.キャッチ
おやつやボールを投げてキャッチすることを教える。
2.ターゲット
今回は椅子をひっくり返して使いました。椅子の背の部分に足をかけたらごほうび。
3.1と2の組み合わせ
椅子の後ろに他の人が立って、犬が椅子に足をかけたら、ごほうびを投げる
4.ジャンプ
低く設定したハードルを飛び越える→できるようになったらハードルを上げる
5.3と4の組み合わせ
ハードルを飛び越えて、椅子のターゲットに足をかける=ごほうびが投げられる
なるほど~~。
凛はフライボールは趣味じゃないだろうなぁ、と勝手に思っていましたが、キャッチ、ターゲット、ジャンプ、どれも大好きなことばかりだから、あっという間に覚えました。
まだテニスボールではなく、ごほうびにトリーツを投げてもらっていましたが、ちょっとフライボールっぽくなっていましたよ。
3つの要素が組み合わさっていることがよくわかり、ちょっとこの楽しさにはまりそうです。
まぁ、いつものように遊びで終わるでしょうけれど ^^;
この他にも、合計20個くらいトリックをやったでしょうか。洗濯機にモノを入れるトリックだったり、社会化とトレーニングの要素もありつつ、生活の中で楽しめるものばかり。
同じグループだった茶ラブの男の子は、始めはバケツに鼻を入れるのも怖がっていたのが、最後はちゃんとおもちゃを取り出せるようになり、ちょっと感動。この子はレスキューされた子で、今回が初めてのワークショップ参加。頑張っていました!
犬が何かを学んでいく過程を見るのは、本当にうれしい瞬間です。
やっぱり凛付のワークショップは楽しさが違うわ~~~。
見学のみの参加者に「ずっとあなた達見てたのよ~。すごく楽しそうで!」とほめられ、自信もつきました!
でも、とにかく暑くて・・。
お昼休憩には、会場となった小学校から直接公園へ抜ける道があったので、トイレ休憩に例の広大な公園へ。
写真ではなぜかさわやかに見えますが、イギリスにしてはめずらしい30℃の猛暑です。
日本と比べて湿度が低いので、日陰にいるとさわやかな風が気持ちよいくらいなのですが、とにかく陽射しが強い!
アタシ ココニ イテモイイ?
凛ちゃん、日陰から出てきません。。
初めて見ました、こんな凛。東京の夏でも、炎天下の中走ってたじゃないか~。
すっかり北国の子。
デモ オイテカレルノハ ヤダヨー
200mも離れると、観念して走ってきます。
こんな炎天下、虐待に近いですよね。。暑いのはわかってるのだけど、私だって歩きたくないのだけど、うんち用のゴミ箱まで行かなきゃいけないのよ。
カエローヨーーー
後から、この公園はうんち置き去りルールはゆるいのを思いだして、拾わなきゃよかったと後悔したけれど、この時は暑さで朦朧としてそんなアイデア思いつきませんでした。
公園の入り口、近いと思ったら意外と遠かった。
昨日から災難な凛です。ごめん。。
日陰を選んで歩く→日陰がないとそこで泊まる→置いていかれる→しばらくすると観念して走ってくる の繰り返し、で中々学校にも戻れません。
B&Bに帰る時もこの公園を抜けて歩いて行ったのですが(だって、車がないし、、)、行きは止まり止まりで45分。帰りはごほうびにどこでも行っていいよ、と言ったのに、最短コースを一直線です。近道を見つけたとはいえ、20分で帰ってきました。
最近気になり始めていたのが、凛が疲れやすくなったなぁということ。
昔は真夏でも自転車で走れるくらいだったのに、そんなパワーが有り余っている時期は過ぎてしまったんだなぁ、とちょっぴり寂しくなる。あの頃は、早く体力が衰えてくれないものかと思っていたけれど・・。
それでも、精神的なタフさは健在です。
暑さとたくさんのアクティビティので、最後は半数の犬が寝ている中、丸1日のワークショップを最後までやる気を維持できるということは、並大抵のことではありません。誇りに思うぞ、凛。
もうすぐ6歳。人間にしたら、私と同じくらいの年齢です。
私自身もそうだけど、少しずつライフスタイルを変えていかなくちゃいけない時期なんですね。
でも、まだまだおばちゃんとは呼ばせないわっ。
真夏の合宿のような3日間も、これで終わり。
最後は駅で女王様の列車(の模型)と記念撮影して帰りました~。お疲れ、凛ちゃん!
ドッグウォーカー体験に関しては、一つ前のブログで長々書いてしまいましたが、、、
もう一つうれしかったこと。
この笑顔からは想像できませんが・・
彼女の犬の1頭、レスキューされたシェパードはまだトレーニング中。とても警戒心が強く、知らない人や犬に吠える(攻撃的になる可能性あり)という問題がありました。
その子が、すぐになついてくれて、こんな風によく私の方を振り返ったりついてまわっていたんです。(ちょっとおやつパワーも借りたけど ^^;)
凛とスワップしようか、なんて冗談言ってたくらい。
外だけならともかく、郵便屋さんを咬みそうになったこともあるというくらい室内のテリトリー意識が高い彼女が、私がトイレを借りたりで彼女の家に入っても全く警戒せず。
それは凛に対しても同じでした。
彼女曰く、小さくて細くて(他のイギリス人に比べれば・・)リラックスした雰囲気の人は一番好きなタイプ、私はそれに当てはまるとのこと。家の中まで最初から警戒しないというのは、めずらしい、とおっしゃってくれました。
私たちが少しでも社会化に貢献できたのなら、これ程うれしいことはありません!
彼女の言葉を聞いて改めて思ったのは、ドッグトレーナーとして仕事をしているのとまだ勉強中との違い。どんな状況でもリラックスできるかということなのかもしれない、と思いました。
以前に働いていた学校の生徒さんも読んでくださっている方がいるかもしれませんので、
もし今それができなくても不安にならないでくださいね。
私は、まだ駆け出しの頃、初めて本気で咬む犬に会った時、初めて犬に対して「怖い」という感覚をいだきました。おまけに、犬はよーく人の気持ちを読み取れるので、怖いと思っていない先輩トレーナーにはそんなそぶりを見せないのに、私が手を出すと咬みに来る兆候が出るんです。あぁ、自分次第なんだと心から実感した瞬間でした。
それから、「怖い」という感覚を克服したくて、その子のトレーニングに参加させてもらって、何度も練習する内、その感覚はなくなっていきました。
「怖い」と思っているのは犬の方だから。
私が「怖い」と思わせてるんだ、とはっきりわかったから。
そんな感情持ってほしくなかった。毎日緊張と恐怖でいっぱい、そんな犬生嫌だよね。。。
それからだと思います。
吠えたり、咬んだり、攻撃性を見せる犬に会っても、恐怖心は感じなくなりました。
どうしたらその子が私を怖くなくなるか、まず考えることができるようになってきました。
最近特にトレーニングモードになることが少ないから、ちょっとリラックスし過ぎで、どうしたら・・の部分を考えるスピードが落ちている気もするけれど・・・。
彼女に会ったことで、もう一度そんな初心を思い出しました。
ありがとね、ライカ♪
突然ですが、、
1週間イーストロンドンにある Wanstead Parkでドッグウォーカーのお手伝いをしてきました!
慣れてきた後半は、凛も連れていきましたよ。おやつタイムはやはり一番手前を狙います。。
凛の後ろの超♪かわいいシェパードが彼女の犬。
この子はレスキュー出身で、ドッグウォーカーさん自身もBatterseaで働いた経験を持つ。現場の裏側のお話もたくさん聞けて、良い面ばかりでなく問題点もわかってきたので、これは別途レポートしたいと思います。
犬たちは終始ニコニコうれしそう。基本は車で公園に連れていき、オフリード散歩です。
犬達は毎日もしくは曜日を決めて来る子達ばかりなので、もう公園内は知ったもの。
水好きさん達は、真っ先に川へと向かいます。早くおいでよ~、と言わんばかり。
小道を抜けると、
誰もいないパスが続いています。
昼間の Wanstead Park は本当に静か。ほとんど人にも合わない場所を選んでいるので、ノーリードでも安心してお散歩できました。
都会の公園では人や犬が多すぎて、ノーリードにできる公園だとしても、緊張感いっぱいのお散歩になってしまうでしょう。場所選びは本当に大切だな、と実感しました。
なぜ、いきなりドッグウォーカーかというと、、
何かもっとロンドンの犬事情を実感できることをしたいと考えていた時に、以前に出会ったトレーナーさんから、彼女を紹介していただいたのでした。あのツゥーリッド・ルーガス氏が設立したヨーロッパのトレーナー協会(PSTE)に所属する方なので、間違いなく犬に対する姿勢は共感できると直感し、飛びつきました。予想通り、すばらしい経験ができましたよ。
でも、正直最初はドッグウォーカーのお仕事って想像できなかったんですよね。
日本では大小様々な犬のお散歩トレーニングをしてきましたが、基本は1:1、オンリード。ここでは基本ノーリード。しかも多頭。
果たして、安全に楽しく散歩することができるのだろうか?
近所で時々見かけるドッグウォーカーさんも何人かいるけれど、ラブやスパニエルなどのコントロールしやすい子はノーリード/小型犬はつなぎっぱなしで10頭くらい連れている人もいたし、3,4頭だけどコントロールするのが大変そうな人もいたし、犬にもフェアできちんと多頭を管理するのは、本当に難しそうに見えました。
同じお金を払って、飼い主さんは犬が自由に走れることを期待している、というのはもちろんのこと、犬の心理を考えても、他の犬は自由に走ってるのに自分はつながれている、というのはフェアじゃない。私は絶対にそれはしたくない。
そうはいっても、例えば極端な話、テリア10頭をノーリードで1頭も見失わずに散歩できるかというと、不可能に近いだろう。(いっしょに暮らしている10頭でなければ)
未体験な世界なだけに、不安が先行する。
ということで、事前にメールでいろいろと質問した上でのお手伝いだったですが、百聞は一見にしかず。1日目で私の不安は一気に解消され、ドッグウォーカーの楽しさにはまりました。
彼女のポリシーは、自分が責任を持って管理できるのは5頭まで。
加えて、もちろんいきなり新しい5頭は無理で、1頭ずつ順番に加えてグループができていったとのこと。今週もまだ新入りのスパニエルの子は一度ブッシュに入ると20分は戻ってこないということでフレキシリードでトレーニング中。
犬たちは常連さんのみ。
彼女が相性を確認した上で午前午後にグループをわけているし、お互いによく知った仲だから、問題が起きることもない。加えて、ピースメーカーの犬をうまく活用して、人が仲介しなくても、ある程度犬同士で群れを作ってくれる。
ピースメーカーのシェパードの子の存在もありがたいものでした。
彼女はシェパードらしくとても責任感が強く、最後尾にいることがほとんどで、他の犬が全員先に行ったかチェックしてるんです。遊びが行き過ぎてワンワンうるさい時は止めに入るし、本当に彼女がいるだけで私は何もやる必要がないくらい。
これが、グループで歩くことのメリットですよね。
私自身の経験の中でも、犬仲間と旅行に行く時によく感じます。同じメンバーでずっと行動を共にしていると、犬たちも連帯意識を感じて不思議とお互い遠くにいかなくなる。(それでも行くのが凛だったけど・・)そして、犬の中でも、先頭を行く子、遊びをしかける子、遊びを止める子、と自然に役割分担ができてくる。
でもね、と彼女が付け加えてくれたのは、
エージェントを通して仕事をしていた時に、相性を考えずに新しい犬を加えられることも多く苦労したそうです。想像に堅くない、、、初めて参加する犬が群れとして合わせて歩いてくれるかはわからないし、相性が悪くてけんかになる可能性があったりしたら、全頭をノーリードで、というのは難しいです。
彼女はそれでも何とかできるでしょうけれど、犬を飼った経験がないのに仕事をしている人もいること、そのためにトラブルも実際に多々あるなどの話を聞かせてくれました。
そういったことを経験して今は、独立して友人と数人でドッグウォーカーのお仕事をされています。
彼女の犬に対する姿勢は、とても共感を感じました。
犬をぴったりヒールさせて歩くドッグウォーカーさんもいますが、私はそれは好きじゃない。
彼女の散歩の中では、犬はリラックスするために来ているのだから、走ったり、においをかいだり、川に入ったり、自由でなければ意味がない。前を歩いたって、後ろを歩いたって、もちろん構わない。かといって、勝手にどこかに行ってしまう訳ではなく、犬たちは常に人がどこにいるか確認しながら離れる距離だって考えているし、他の人や犬と会った時は全犬呼び戻すこともある。それだけのこと。
私のトレーニングの原点もここにあります。
だから、彼女のお散歩では、犬たちが本当に自然体で楽しそうでした。
そして、彼女はとっても正直で正義感の強い女性で、絶対に散歩時間を短縮したりしないし(残念ながら、移動時間を含めて1時間にしてしまう人も実際にはいるそうです。。)、飼い主さんの質問にも私の質問にも真剣に答えてくれる人。
すっかり私は彼女のファンになり、生まれて初めてドッグウォーカーっていう仕事もいいなぁ、と思える経験でした。
初日は慣れない仕事(と英語)でぐったり疲れ、8時にはベッドに入っていた程でしたが、本当に充実した1週間をいただきました。ドッグウォーカーのお仕事は平日の昼間だけだから、どうしても普段は難しいけれど、今度パピークラスを開催するということで、またお手伝いをさせていただくことに。今から楽しみです♪
またまたワークショップにやってきました。今回のテーマは 'Hyper-dog'。
写真は許可されていなかったので、会場となったRSCPAの入り口で。
講師の Sarah Whitehead 氏は3,4年前に日本で講演されたこともあるので、ご存じの方もいるかもしれませんね。私が今まで会ったトレーナーの中で、最もとってもチャーミングでスマートな方、あぁこんなレディなトレーナーになりたいなぁと思わざるを得ません。
今回は1日のみ、犬なしのワークショップなので、ほとんどがディスカッションで進行します。
まずはハイパードッグって何?という定義づけからスタートしました。
というのも、不安や同様でハイパーになってしまう犬もいるし、恐怖や緊張からハイパーになってしまう犬もいる。そういった別の要因があるケースは別として、ただハイパーな犬について考えます。
私たちの結論としては、「ちょっとした刺激でスイッチが入ってしまう+元に戻るのに時間がかかる犬」を想定して1日進めました。
日本ではほとんどパピーのトレーニングに携わってきたので、ハイパー犬はたくさん見てきました。一番大好きなタイプです♪
パピー~思春期の犬たちは、人間で行ったら小学生~高校生、パワーが有り余っているんですよね。まして、元々スイッチが簡単に入ってしまう気質を持っている子は大変です。
ハイパーモードに入ってしまうと、何も冷静に考えられないから何もトレーニングはできないし、テンションが高くなっていることで攻撃性にもつながる可能性もなくはありません。
そんな犬に必要なトレーニングは、「自分でテンションをコントロールする力」をつけること。
人間でもそうですよね。
喜怒哀楽が度を超えている時、例えば、楽しくてはしゃぎすぎてうるさくしてしまった、お酒を飲み過ぎた、思わずカッとなってしまった、等々、子供は人に言われて止めることの方が多いけれど、大人は自分で「あ、いけない、やりすぎた」とセルフコントロールできる。
グループ毎にどうやってトレーニングをしたらよいかアイデアを出し合っていきました。
ワークショップ中、有意義な時間を過ごせたのは元より、3つの宿題でかなり考えさせられました。
●1つ目は、プレシート。事前に以下のことを考えておかなくてはいけませんでした。
・ハイパードッグのトレーニングをする際のメインチャレンジを3つ
・このワークショップでディスカッションしたいトピックスを3つ
・あなた自身がハイーパードッグとのトレーニングでうまくいった方法を3つ
今までの体を動かして体得していくワークショップとは違い、机に向かって真剣に考えました。
とかく仕事をしていると、個別の犬に対して真剣に考えることは多くても、タイプ別に分析して考えるという機会は自分で作らない限りあまりありません。
ハイパー=問題、ではないけれど、自分のテンションをコントロールできない、衝動で行動してしまう=キレやすい、はいっしょに生活していて楽ではありません。
答えを考えながら、今まで出会ったハイパー犬、トイ・プードル、コッカー、ミニピン、ジャック、等々、たくさんの子たちが頭の中を走っていきました♪
2つ目の質問で、飼い主さんへの効果的な伝え方、と書いたら、Sarahに「私も知りたいわ~」と冗談めかして笑われました ^^;
彼女の「答えは存在しない」という姿勢、大好きです。
●2つ目は私だけの宿題。
英語が第一言語ではないことを事前に伝え、少しでも理解を深めるために、何か本などオススメしてもらえないかお願いしたところ、以下の3つを薦めていただきました。
・Dominance - Fact or Fiction
まだまだイギリスでさえも、犬が咬むのは人の上に立ちたがっているという順位付け論でトレーニングをしている人は大勢います。この誤解をわかりやすく読み解いている本です。
これを読めば、Dominance と Guarding aggression の違いが説明できるようになるでしょう。
・Kind-Fair-Effective のどれか(トレーニングクラスのマニュアル本)
マニュアル本なんて・・とタカをくくっていましたが、ベテラントレーナーの知恵と工夫がつまったすばらしいマニュアルです。ここまで洗練されたマニュアルがあるのであれば、自分で試行錯誤するよりまずマネをしてみてもよいのかもしれない、と思いました。
・The motivation (DVD)
実はこっちはまだ・・。
上記はすべてこちらのサイトで購入できます。薄い本ばかりなのも、私にとっては有りがたい ^^;
http://www.dogtrain.co.uk/shop/product_info.php?cPath=21&products_id=32
●3つ目は、ワークショップが終わってからの宿題。
最後に全員ポストイットに「明日からやること」を書き、これを同僚の見える場所にはっておくよう言われました。
これ、本当に大切なことですよね。
せっかくワークショップで勉強しても、明日から実践しなくては意味がない。
あ、、私のポストイットはまだノートの中だ・・。
ちなみに、私のポストイットは
Do something new everyday!
です。
最近頭ばかり忙しくて、ちゃんと凛とのトレーニングに向き合えていないことを反省して。
アタシヲ オイテ ドコイッテタノヨ!
フーンダ
あ、あしたからでいい・・?
pet dog = 家庭犬 として理想的な犬はイギリスにはいなくなった。
ワークショップで John が言っていたことをふと思い出しました。
彼の見ている30年前のイギリスがどんなだったか、私には想像するしかありませんが、ご多分にもれず純血種嗜好が高まっているのが問題になっているのです。ここに日本とも共通する問題点があるように思いました。
そして、「家庭犬に適している犬」の定義は、時代によっても変わるのだと思います。
イギリスの田舎でボーダーコリーが散歩している風景を見て、そのあまりの自然さに感動したことがあります。でも、日本では?ボーダーコリーが要求している刺激を満たせる生活環境、生活スタイルを持っている人は、日本ではかなり限られるでしょう。
ひょっとしたらイギリスでもそんなミスマッチが起こりつつあるのかもしれません。
まぁ、ひょっとしたら犬を飼うこと自体が、日本ではミスマッチなのかもしれないけれど・・。
日本の皆さん、こんな書き方をしてごめんなさい!でも、これ、私を含めてです。
私自身、ロンドンに住むようになって、「散歩に行かなくちゃ」と思う回数が圧倒的に減っています。むしろ自分が散歩に行きたいから犬についてきてもらう、くらい。
何がそうさせるのか、犬との生活が自然になる何かがここにはあるんです。頑張る必要がない、というのかな。
本題がずれました。
さて、受講者の1人がちょっと意地悪な質問をしました。じゃあ、Johnにとって理想の家庭犬って?
もし自分がブリードするなら、と彼が答えたのは、イタグレ。
(ともう一つ答えていたのだけど、聞き取れなかった・・)
おぉ、そうきたか。
確かに都会の人の生活にも無理なくマッチするのがイメージできますね。
どんな人でも無理なくいっしょに生活できそうです。
ま、個人的にはもうちょいやんちゃ系が好きだけど ^^;
「無理なく」って日本人っぽい考え方だけど、キーですね。
頑張らないといけないんじゃ大変です、自然に楽しく暮らしたいですものね。
長いと思った5日間も、最後の2日間はあっという間。

Zoeもようやく笑顔を見せてくれるようになりました。
自然に目が合う瞬間ができて、離れがたくなる。
そして、最終日の今日、Good Citizen Dog の最初のレベル Bronze Award のテストを受けましたよ。http://www.thekennelclub.org.uk/dogtraining/

なんと、10/10でパス!新しい飼い主さんへ、と証書とロゼッタは置いてきたので、写真だけ。
ロゼッタに書いてあるように、これは "ROAD SAFETY TEST" と呼ばれています。散歩や体を触られること、基本的なstayやcomeを中心に、外で安全にふるまえるかという点をチェックしています。
外では犬に興奮して、ほとんどちゃんと歩けなかったけど、室内では落ち着いて歩いていたZoe。それでもポイントがもらえたのは、今回は特別なのか普段もそうなのかわかりませんでしたが ^^;
案の定インストラクションが理解できなくて、審査員の人に助けてもらいながらだったけど ^^;;
もう一つのサプライズは、comeの途中でstayをするというゲームで3位をとったこと!
1,2位はロゼッタで、3位のみイースターチョコでした。これはちゃっかりもらってきた♪
そして、とうとうお別れです。
5日間親切にしてくれた方が、写真を撮ってくれました♪

こんなに心を開いてくれるようになったけど、

こんなにリラックスしてくれるようになったけど、
やっぱりお別れです。
ワークショップとしては大成功だけど、もちろんまだまだトレーニングは道半ば。家で迎えてあげられたらよいのに、と何度思ったことか。でも、今の生活と日本に帰るというリスクをこの子にはしょわせられない。
Zoeなら絶対にステキな家族が見つかるよね。
私の迷い
・凛はおもちゃには興味がない。これって性格?私の育て方?
・食べ物をトレーニングに使うのはNG?テニスボールの方が絶対によいの?
・イギリス式トレーニングって何だ?アメリカ式との違いはあるの?じゃあ、日本式は?
・犬種によってトレーニングの方法は変わる?
何となく答えは出ているんだけど、反論されたら負けちゃいそうな、うまく説明も実践もできていない部分がありました。
今回、全部解決しました!
Johnはアメリカ、ベルギー、インド等、様々な国でこういったワークショップを行っているので、それぞれの国の現状とその背景にあるものをたくさん織り交ぜてくれました。
なぜイギリスの犬たちはあんなにボールが好きなのか?理由は犬種だけではない。
ステレオタイプ的な書き方ですが(実際に統計的にも)、ガーデンでほとんどを過ごし、ガードドッグとして飼われるという環境の元で発展したアメリカのドッグトレーニングと、散歩は公園というか草原でノーリードが当たり前のイギリスでは、考え方も方法も違ってくるのは当然です。
その背景にあるものを理解しないと、ただの批判になってしまうけれど、そうじゃない。違って当然なのだ。
迷い1の答えは、凛の性格もあるけれど、私の育て方でもある、ということです。
日本のドッグトレーニングは、まだ海外から直輸入状態でうまくワークしていない部分もあるのは事実。
○○式だとか、ポジティブだネガティブだとか、あの国はすばらしい日本はひどいとか、何が言いたいかはよく理解できるのだけど、私の中では拒否反応が出ていました。
それがイギリスに住んで、この国の犬文化を感じてみたい、と思ったきっかけでした。
本当に何となくだけど、その答えはアメリカではなくヨーロッパにある気がして。
1年間住んでみて、犬好きイギリス人と接する機会も増えて、ようやくその背景にあるものが理解できてきているのだと思います。
それが何かはやっぱりうまく書けないけれど・・。
ガイコクジンとして住んでいると自分が相手に合わせるのが普通だから、今はとっても open-minded になれていると思います。
あ、それから本物の Sniffer dog 見ました!
麻薬探知犬として活躍しているのだけど、あるアクシデントをきっかけにシェパードに吠えるようになったとのことで、それを解決するデモンストレーションとして来てくれました。
その問題は彼女と犬との強すぎるくらいの関係を利用して、あっさり解決したのですが、
なるほどな、と思ったのが、彼女がクリッカーを使っている理由。
麻薬探知犬の仕事は、道路や建物だけでなく、駅や空港では人に対しても行われます。
なので、犬が麻薬を見つけた瞬間に Goog boyyyyy! とほめてボールを投げる訳にはいかないんです ^^;
とりあえずクリッカーを鳴らして、怪しい人は別の警察官が尋問に連れて行き、落ち着いた所でボールを投げてあげるとのこと。
Super excellent な麻薬探知のデモも披露してくれましたよ♪
前のblogでも書いた通り、Johnは基本的には表情と声のトーン、ジェスチャーだけで十分というタイプ。私もこれには賛成です。犬にとって難しいことを教える場合、クリッカーを使うこともありますが、覚えたらほめるだけに切り替えます。
初めて「クリッカーだけの方がよい」と思えるパターンに出会いました。
長々とワークショップで感じたことを書きつづっていますが、、、すみません、自分用のメモみたいなものなので、飛ばしてくださいませ。
今日は Instructing の練習もしました。
基本的には皆さんトレーナーなので基本知識はあり、それをどうわかりやすく伝えるかという点がポイントです。
おもしろかったのが paper pig を作ったこと。
要はオリガミです。折り紙のブタ、ツルくらいの結構簡単なものなのですが、渡されたのはイラストなしの説明文のみ。
1人が読み上げ、グループの他のメンバーが作るのですが、これができないんです!
例えば、天地がわからなくなったり、中心に向かって折ってと言われてもどっちの方向かわからなかったり。
私のチームはいい線言っていたのですが、結局天地逆でした。
Johnは日本の会社で働いていたことがあるそうなので、もしかして社員研修とかでやったんでしょうか??
ドッグトレーナーじゃなくても、普通の会社の研修でも使えますよ♪
トレーニング3日目。引き続き、散歩とcomeの練習を徐々にレベルアップしていく中、
フードかおもちゃがあるから来るんじゃない。
モチベーターって何だ?
という基本に返ってきました。
ダンバー氏のセミナーに出た時も、フードをルアーとして(何かの行動を誘導するために)使うけれど、数回(手元に今ノートがないので、回数覚えてない・・)で外していく。多くのトレーナーがルアー=ごほうびとしていつまでも使い続けるという間違いをしている、という話がありました。
まさに私がそのパターンにはまった1人です。
でも、いったんそのパターンにはまった凛をそこから抜け出させるのはとても難しく、かなりトレーニング的には遠回りをしています(今でも・・)
Johnの言い方は全く違うけれど、やはり同じことを言っていました。
今回5日間のワークショップの内、最初の2日間は一切食べ物を使いませんでした。
初めて会った人にそれ程興味がある訳じゃないのに、フードがあるから行く=フードがなければ行かない関係になってしまう。
自身のトレーニングクラスでも、最初の1週は食べ物は使わないそうです。このことは私にとって、大きなヒント。
信頼関係があってのトレーニング。基本なのに、言葉だけになりがちな部分です。
3日目の今日、初めておやつを使い始めたのですが、「surpriseとして」という表現はおもしろいな、と思いました。
基本的には最初の2日間と同じ。
自分の表情とアクションが魅力的なら来る、というだけなのだけど、時々サプライズでさらにすごいものが出てくるというしかけ。
ペアを組んだ方のコリーは、あまりアテンションが向かない子でしたが、おやつを使い始めた途端一変。関係が変わりました。
Zoeは、おやつにも反応するけれど、基本的には使いたくないというJohnの言うことが一発で理解できた瞬間でした。
おやつを見ている時は、私の方に来ているようでアテンションは全く向いてない!
John自身はおやつを使うことに反対派ではありません。おやつを使った方が早い練習方法の場合には、積極的に取り入れています。
ただし、おやつを使う人は、おやつだけがごほうびになりやすい傾向があることを危惧しています(これも私のこと。)
実際、イギリスのトップトレーナーさんでもそういう人、見たことがあります。無表情な顔を犬に向けるだけで、おやつをポイッ。見ていてとても悲しかった。。。
使うのであれば、Big smile と声のトーンとアクションと、基本があった上で、顔が見える位置であげるのが鉄則、と念を押されました。
これって、知識としてはみんなわかっていても、実際できてないことの方が多いんですよね。
私は動きが早い中でこれをやる自身がまだなかったので、Stayなどの動きが遅い時だけ使い、comeの時は自分の魅力だけで頑張ってみました。
今まで、「フードは絶対使いません」とか「フードを使うのが一番」とか、ちょっと偏った方針にとても抵抗があったのだけど、正直それに反論できる程理解できていなかったのが事実。
今回Zoeのおかげで、メリットもデメリットもよーーくわかった気がします。
こんな感じで、今まで何となく納得いかないけれどうまく説明も実践もできていない部分が、どんどん解消されていくのでした。
とっても収穫のあるワークショップになりそうです。
今日は1日目の散歩に加えて、comeの練習です。
3日目までは NO FEEDING ルールです。これについては、別にきちんと書きますね。
この5日間の担当犬Zoeは、一見とってもフレンドリー。
次々にやってくる見学者に飛びついて、うれしそうにしっぽを振っている子なので、何人にもこの子はもうrehomingできるの?と聞かれた程。
でもね、、、私はこの行動は不安から来ているんだと思う。
私の顔をぺろぺろしている時だって、本当は私のことなんて見てないもの。
社会化不足の彼女は人、犬、車、何を見てもちょっと不安になる。
不安だから何かにすがりたい、という感じなのかなぁ。
なので、私に飛びつくというをcomeで来た時だけのごほうびにしました。
飛びついていっしょに興奮するのではなく、彼女をrelaxさせるのが私の仕事。
彼女は「安心」がほしいんです。
これに気付いてからは、Zoeもただ興奮して飛びついてくるのではなく、地に足がついてきたように思います。
そして、トレーニングとは別に気になるのが、犬への反応。
初日は犬をじーっと見て相当気にはしていましたが、攻撃性はなさそうに見えました。
でも今日は2mくらいに犬が近づくと大興奮してビアディ特有のジャンプを見せたり、興奮して声が出る程。ひょっとしたら攻撃性もあるのかもしれない、と思い始めました。
彼女はこのワークショップが始まる2日前にセンターに来たばかり。しかも私もあってまだ2日。
少しずつ慣れてきたことで、本来の性質が出て来てるのかもしれません。
私の対応に問題がないか不安になり、悪化している件を相談してみたら、トレーニングは問題ないとお墨つきをもらい(Yay!)、こういった行動が出て落ち着くまでは2週間くらいかかるとの答えをもらいました。
この子はセンターにいちゃいけないタイプなんだろうな。
Johnもセンターで行動が悪化するケースも多々あるという話をしていたけれど、Zoeがそのパターンにならないことを祈りたい。落ち着いた静かなファミリーの元で暮らしたら、この不安も解消されて、変に興奮することもすぐに減ると思う。
Rehoming centre の役割はとても大きいけれど、こういった施設ではなく Foster family で一時預りをするのがメインの団体が多いのも納得です。
お金の問題だけじゃなくて、犬にとってもcentreの環境が決してベストではないのだ、と改めて感じました。
再びJohnのワークショップへやってきました。今回は5日間。
今回は 'Training, Instructing and Handling'。
トレーナー向けのワークショップ。Dogs Trust の犬達をトレーニングさせてもらえるというめったにない機会です!
初日の今日、それぞれ希望を出して、センターのスタッフに犬を決めてもらいます。
私の担当は、Zoeというmix犬。純血種だと型に当てはめてしまいそうで、mixを希望しました。
行動と見た目からして、恐らくテリアとビアディ系のmixと思われます。
今日のメニュー
・am:1時間いっしょに過ごす
NO training
NO feeding
・pm:Walking assessment
NO training
NO feeding
引っ張ったら10秒止まるのみ、レセプションから駐車場を1周して戻ってくるまでに何回止まったかをカウントします。もう数えるのをあきらめた程、3歩毎に止まってました。
・pm:Walking training
NO feeding
assessmentの1時間後、初めてのトレーニング
Johnの引っ張る犬に対しての対処法5種類の見本の後、それぞれ15分。
Zoeは一見とってもフレンドリーで、顔もぺろぺろなめてくるのですが、実はそれは緊張から来るもので、全く私にアテンションを向けていないんです。何かを見る(人、犬、環境)→興奮or緊張→顔をなめる→すぐにまたそっちに戻る が彼女のパターンでした。
1時間、いろんな場所へ行ったり、座ってみたり、思いっきり遊んでみたり、いろいろ彼女のことを知ろうと努力をしてみたものの、最後まで全くアテンションは向かず、当たり前だけど信頼関係を築くことの難しさを感じたのでした。
ところが、午後の散歩のアセスメント
引っ張る→止まる→ほめる
の繰り返しだけだったに、たった10分で後半私の顔を見るように!
ケネルに帰る時も振り返って、私の方を見てくれました!
午前中の1時間は何だったんだ、という感じ。
私の未熟さももちろんありますが、ただいっしょにいれば絆が作られる訳じゃない、
何かをいっしょにやって、認められる、ほめられることで信頼関係は作られていくんだと実感した出来事でした。
ところが、最後のトレーニングの時間は大失敗。
「わかりにくいトレーニング」だったと思います。コースを決めずにトレーニングしたから、どっちに進んだら正しいのか犬に伝わりにくかったのだと後から反省。
だんだんトレーニングが嫌になっていく様子がわかり、途中で休憩をはさんだ程。
明日しきりなおさなきゃだぁ。。
しかし、、ジーンズ、ウィンブレ、リュックという街中を歩く格好じゃない上に、Zoeといっしょに本気で転がって遊んでドロドロだったものだから、帰り道が電車が恥ずかしかった ^^;
John のワークショップから帰ってきて1週間。JohnのDVDを見てちょっぴり復習しています。
彼のトレーニング方法は、reward-only トレーニングではない。
基本的には食べ物をごほうびに使わない。罰も使うし、リードでコントロールする方法も使う。
一見すると、「古いやり方」なのかもしれない。
だけど、食べ物を使うメリットも知っているから、食べ物の方が犬がわかりやすいと判断した時は食べ物も使う。そして、他の人のやり方を否定したりはしない。どんな方法でもメリット、デメリットがあることをいつも教えてくれる。
ワークショップの参加者に、ダンバー氏のワークショップに参加したことがあるという話をしたら、Johnのやり方をどう思う?と意見を聞かれました。
(名前を出しただけで彼らのメソッドの違いを理解している訳です・・
普通の、ではないけれど、トレーナーではなく飼い主さんです!)
私の答えは、やり方は正反対に見えるけど、根本的な部分はそう変わらないのでは?でした。
象徴的だったのが、ボールに執着して離さないスパニエルの子のトレーニング。
飼い主さんは、2つボールを持っていて、別のボールをごほうびにすることで上手にコントロールしていました。この子はレスキューされた子で、以前はもっとひどかったとのこと。
この方法を地道に続け、飼い主さんとの絆も深まっていく中で、どんどんよくなっていくことだろう。でも、根本解決になっていないのは確か。別の人だったら、離さない可能性が高い。
耳に息を吹きかけたり、口の後ろを抑えたり、通常だったらすぐ離す方法を試しても、かえって意地になって離さないタイプでした・・。トレーニング方法を間違えば、攻撃性にも発展する可能性もあるタイプ。
Johnがとった方法はというと。
犬がボールを離さなかったら、「HOLD」という指示を出して、ずっとくわえてなさいという方法。10分もたつと疲れてボールを落とすのだけど、また無理矢理くわえさせる。
くわえ続けることに意味をなくす方法だ。でも、人にも犬にも楽しくないこのトレーニングを続けるのは、普通の飼い主さんにとっては大変なことだろう。
(この点が、私がこの方法を選びたくない理由だ。
楽しくなければ続かない、というダンバー氏の意見に一票。)
前者は人道的、後者は強制的、と片付けてしまうのは簡単だけど。
そして、どちらのやり方にしても、根気のいるトレーニングだけど。
私は、IanもJohnも、決まったやり方を押しつけるのではなく、犬の natural ability と natural behiviour を活かすことを一番に考えている点は共通していると感じました。
Johnは自分の犬にはstayくらいしか教えないとのこと。
その他は、犬が自ら自然にやる行動だから、教えなくてもOK。
(実際にはそれを引き出すジェスチャー=指示を人がしている訳ですが)
実際、今回ワークショップで教わったことも、Johnの見本では犬にほとんど迷いがない!
犬が普通にできることを強化するだけだから、6回でできるようになってしまうのです。
ちなみに、6回というのはJohnが基準にしている回数です。
確かにそれくらいでできることでないと、犬は混乱するし、飽きちゃうだろうな。
犬のトレーニングというと、何かを無理矢理教えるスタイルになりがちですが(本人はそう意識していなくても)、やっぱりベテランのトレーナーさんは、やり方はどうあれ、犬への理解度が違うなぁ、と思うのでした。
緊張と充実の4日間も今日で終わり。
途中は写真を撮る余裕なんてなかったので、終わった後、バス待ちの間にもう一度フィールドに戻って撮った写真といっしょにレポートします ^^;

トレーニングはほとんど外。このサッカー場や、フットパスや駐車場で行いました。
最後の2日間は、2グループに分かれて捜査チームを結成し、犬が探し当てたヒントを元に、犯人の名前、時間、場所などを推測していきました。
実際にヒントが書かれた紙を見つけたり、犯人がの遺留品を探していった訳です。

倉庫なのかな、格好の隠し場所。ここで銃(のにおい)を見つける練習をしましたよ。

殺人現場はこの一番左のトイレでした。
もうワークショップは終わっているけれど、まだにおいが残っているから、凛は一目散に現場へ向かいます。

私たちのグループは、見つけるのはいつもとても早かったのですが、この現場で殺人時刻を見逃して負け!なんと、この場所で凛は遺体(おもちゃです)を発見していたのに、犬が地面のにおいをかぐから、いっしょに下ばっかり見ていて、ドアに書かれたダイイングメッセージに気付かなかったのです。

これがダイイングメッセージ。
こんなに大きくはっきり書いてあるのに・・・。

外もくまなく探します。
実際、街中でもこういう場所に隠しておいて、取引するんだそう。
テレビの警察犬の番組でやってました。

凛はいつもくんくんしていますが、目的のにおいを見つけた時になめるのがサイン。
この行動の違いを発見してからは、判断が簡単になりました。
でも、爆弾探知犬にはなれないんです。なめたらバーーーンだから。。。

そして、顔つきも違います。
犬の目は横についているから、普段は結構広い範囲を見ているのですが、トラッキングモードになると目が正面しか見ていません。仕事モードってこういうことなんだなぁ。
最終日はすっかりこのにおいに執着していて、おやつを鼻に近づけても離れませんでした。
なんと、あのおやつ大好き犬が!
そんなこんなで、充実の4日間。
細かいことをあげればキリがないけれど、今でも心に残っているのは、
犬の能力のすばらしさ
そして
それに限界を設けているのは人間
ということ。
例えば、爆弾探知の練習で、たくさんある箱の中から2つ正しい箱を探す仕事をした時、私は2つにおいが入っている箱を探すのだと理解していたんですね。なのに、凛は5個も6個も嗅ぎ当てる。あれ?あれれ??と謎のままチームメンバーの推測にまかせていたら、なんと2つにおいが「入っていない」箱を探さなくちゃいけなかったのでした。Oh, my god!
I was wrong!
You were right!!
Again..... ダイイングメッセージと同様、人間の思い込みで接したら間違いが起こります。
犬の能力をちゃんと理解して、信用することで、この仕事は成り立っているんだなぁ、と痛感しました。
トレーナーの先生も、犬たちはすばらしかった!でもね・・
と最後にこのことをコメントしていました。
犬の能力は、人間の想像をはるかに超えるものがあります。
正直、ガンオイルなんて人間には何のにおいもしないので、想像ができない!
本来備わったその能力を「活かす」と今まで思っていましたが、そうじゃなくて「信じる」だなぁ、というのが私の実感でした。
気付かせてくれて、ありがとう。
またまた凛に感謝の3日間でした♪
1日目は基本的なトラッキングのトレーニングを行ったので、今日からその実践。
実際に石の下や倉庫の下などに、犬に教えたガンオイルとコカインににおいのついた綿棒を置いて、犬が探します。
凛は Firearm dog になりました。銃を見つける探知犬です。
(コカインだと、本当にロンドンの街中で見つけてきそうで・・ ^^;)
最初はガンオイルのにおいとrewards(おやつやおもちゃ)を同じ場所に置き、においを見つけるとごほうびがもらえると教えていきます。
私たちはまだトレーニング中なので、犬が「何かを見つけること」にセルフモチベーションを持てるように、覚えた後も時々おやつやボールといっしょにモノが隠してありました。
凛の能力を考えると、おやつといっしょなら凛が見つけることは確信していましたが、なんと数回教えただけでちゃんと「におい」のみでも探し当てることができるように。
トレーナーの先生の車に隠してあった銃(においのみ)も見つけました!
まさにテレビで見る探知犬だ~~
そして、夜のトラッキング。
トレーナーさんが事前にフットパスのあちこちに、何かを隠して行き、私たちはグループに別れてそれを探していくのですが・・畑のそばのフットパスだから、もちろん街灯なんてなし。
ヘッドライトも禁止。しかも雨!
(っていうか、みんなヘッドライト持参だった・・・長靴とウォータープルーフパンツも・・・)
トレーニング中は、どうしても人間の方が先に視覚的に気付いて誘導してしまいがちだけど、何も見えないからどこに行くかも犬の鼻だけが頼りです。
今日さかんに言われたことが「Life experiences」という言葉。
夜のトラッキングが直接何の役に立つ訳ではないけれど、非日常の経験をつむことで、犬も(人も)どんどん自信をつけることができるんです。
まだこのトレーニング自体が初日の凛は、一つ目を見逃しましたが、その後は見事!
土の下に埋められていたノートとペンを見つけました。(これが事件をとく鍵になるのですが、英語がちゃんと聞き取れないからさっぱりわからん。。)
犬の能力をみくびっちゃいけませんね~。
今までは人間が信じていれば犬はできる、と思っていたけれど、人間が信じていなくたって犬はやるんですな。
凛との参加は今日が初日でしたが、最後にはしっかり自信を持てるようになりました~。
さて、今回参加しているワークショップの講師である John Rogerson 氏。
見た目はおじいちゃんだけど、まだまだ相当のバイタリティを持つベテラントレーナー。
長年の経験ならではの発言ですが、イギリスの犬のレベルは年々下がっているとのこと。
(理由まできちんと聞き取れれば苦労はないのですが・・飼い主側の意識が変わってきていることも一つに挙げていました。)
そして、アメリカでの事情はさらに悪い、と。
こちらの理由の一つは、トレーニングクラスのほとんどが室内のみで行われていること。
この話を聞いて、はっとしました。
日本も同じ。
日本でトレーナーとして働き、そして自分の犬をしつけていく中で感じた疑問はこれでした。
私たちは、圧倒的に外でのトレーニング=実践のトレーニングが足りない。
イギリスでは、パピークラス以外は外で行うことが多いです。
室内でのトレーニングが完璧になってから、外でもできるようにと考え、そんなことを考えている内に、外で悪いクセがついてしまい、後から修正するのが大変になってしまった、というのが私自身と凛のパターンでした。
実際、近所の公園では、4ヶ月のパピーちゃんだって、上手にノーリード(時々ロングリード)でトレーニングしながらお散歩しています。
「後で」という暇なんてないくらい、パピーの成長は早いのだから、「今はダメだけど室内でトレーニング中だからその内できる」と考えるのは遠回りで、「最初からできるように教える」が正解なのだと強く実感しています。
ワークショップの内容とは直接関係ないけれど、初日に得たことの一つでした。
犬が階級を意識するかどうか、それが問題行動と関係あるかどうか、はよく議論されていることですが、私は絶対にあると思っています。
なぜってね。

寒からだっこして~、と勝手に登ってくる犬。

転がって新聞読んでいれば、足に登ってくる。

凛が寝ている時をねらって逆転してみるけど、

あたしが下なんて納得いかないわっ、とソファのへりに登る犬。
犬はこうやって、さりげなーく順位争いをするんだなぁ、と。
おもしろいので放置して観察しています。
教材に使えるわ~。
こうして、うちの2番争いは続くのでした。
あ、一応補足しておきますけど・・
私には一切こういうことしないんですよね。
だっこしてほしい時はじっと見て許可を待っているだけですし、
同じソファに上がってくることもほとんどありません。
相方は日本にいる時は忙しくて、ほとんど凛ときちんと向き合う時間がありませんでした。
だから、こうして今になって凛はチャレンジをしかけてくる訳です。あからさまに・・。
何か問題行動が出るレベルではないので、ちょっとだけ入れ知恵して見守っていますが、
私とだけだと見せない行動がたくさん見れて、ほんとにおもしろいです。
急遽計画した(相方にしてもらった)来週の旅行に向けて、凛の預け先探し。
春から機会がある度に、先生に聞いたり、友人に聞いたり、ウェブで調べたり、とリサーチしてきたのですが、今回 Home Boarding という仕組みに出会いました。
イギリスでは犬を預けることを Boarding と呼ぶのですが、Kennel と呼ばれるペットホテルに預けるか、友人に預けるのが一般的。
でも、田舎の方では外飼いも普通な国なので、Kennel も外だったりするんですよね。。
日本でいうペットホテルと似たイメージのラグジュアリーなホテルを見学したこともあるのですが、サービスは悪くないものの、大型犬向きの部屋は広すぎてさみしい・・。
で、今回行き当たった Home Boarding は、carerと呼ばれる一般の家庭で預かってもらうシステム。詳しく話を聞くために、今日は窓口となってcarerさんを紹介してくれる会社さんを訪問してきました。
(本当はメールと電話だけで済むのだけど、電話でやりとりする自信がなくて・・)
一般のお家の一角にある事務所で、とてもアットホームな雰囲気。
やっぱり犬好きに悪い人はいないことを、実感しました。
来てみてよかった、こういう人たちがやっているサービスなら大丈夫だろうな、と思えます。
それにしても、超カタコト英語な私たち。。
それでも、皆さん嫌な顔一つせず対応してくださるので、本当に感謝です(涙)
今回は、訪問前にも毎日メールでやりとりしていて、だんだんと英語でメールを書くことに抵抗がなくなってきましたよ。
最初にアプローチするメールだけは、英語の先生にチェックしてもらっているけれど、その後のやりとりは急ぎだから自己流。その時々では perfect! と思って送ってるけど、結構おかしいんだろうなぁ・・。
Winkie Spiers氏が開催する evening talk へ行ってきました。
内容は社会化についてのトークセッションで、来ていた方のほとんどは既にWinkieさんのクラスを持っているよう。私はインターネットで見つけて、初めてお会いしたトレーナーさんです。
中でも繰り返し彼女が伝えていたのは、「社会化」=「自信をつけさせる」ということ。
そして、社会化に終わりはないこと。
私もこの日、2つの自信をもらって、帰ってきましたよ。
1つ目は、トレーニングに関して。
彼女が伝えていたことは、私が感じてきたこと、教えてきたこととほとんど全く同じでした。
日本でやってきたことも、ロンドンとそう差はつけられてないぞ、とちょっと自信。
それでも、全くニュアンスまで同じものもあれば、伝え方が少し違うこともあり、とても勉強になりました。
2つ目は、英語。
自分の専門分野であれば、聞きとれる単語はすごく多いし、全部聞き取れなくても予測しながら理解できるものだなぁ、と思いました。
まぁ、予測っていう所が問題なんですけど・・詳細までわかってないから・・。
それでも、前回のトレーニングクラスのように、すべてわからないという状況は脱したのか、と少しの上達を感じ、今回は楽しめたのでした。
とまぁ、どちらも終わりのない勉強ですが、こうやって少しずつ少しずつ自信をつけていくことが大切なんですよね。英語の先生にもよく言われます。
人間も犬も、一生社会化です♪
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自分の専門分野の話でしたので、半分は英語の勉強のために来たようなものでしたが、飼い主さんの反応を見るのも、勉強の一つ。
ロンドンの飼い主さんも、日本とそう変わらない点に疑問を持つんだなぁ、と感じました。
予期せず他の犬が来ちゃったらどうしようとか、攻撃的な犬と会ったらどうやって止めたらよいかとか、質問の全部は聞き取れませんでしたが・・。
飼い主さん向けのセミナーだから、もちろん100%既知の内容。
唯一私の中で確証がなかった「社会化しすぎは良くないことか?」という点についても触れていたのですが、肝心のWinkieさんの意見はちゃんと聞きとれず・・。
※社会化しすぎ、は普通の飼い主さんの元ではあまりあり得ない状況ですが、例えば凛の場合は、トレーニングの学校でまさに100人以上の人からトリーツをもらっているという過剰な社会化(ただの条件付けとも言えるのかもしれませんが)をしてしまっているので、誰にでもフレンドリーな反面、誰でも自分を可愛がってくれるという変な勘違いも生んでしまい・・、どうしたものか、と個人的に考えていたのでした。
あぁ、まだ自分が知らないことを英語で吸収するのは無理なんだなぁ。。

Audio CD と 本を買ってきたので、お家で復習です。
一般の飼い主さん向けのトレーニングクラスに参加してみました!
だって、場所がお家のすぐそば、Hampstead Heath Extentionなんですもん。
Recall Workshop と名うっての1時間半の野外クラス。
申込段階からドキドキ。
英語の先生に添削してもらいながら、何とかメールでやりとりしていたのですが、当日は見事撃沈・・英語はほとんどパーフェクトにわかりませんでした(笑)
それでも、トレーニング内容はもちろんわかっていることなので、見よう見まねとポイントで聞こえてくる単語を手掛かりに何とかかんとか。
まだまだ英語の道のりは長いことを実感したのでした。。
それにしても驚いたのは、パピークラスでもないのに、10頭くらいいた内パピーじゃないのは凛だけ!
成犬で参加してるなんて、恥ずかしいくらいでしたよ。
パピーばかりですからもちろんうまくいかないこともありますし、
飼い主さんもすごくトレーニングが上手な訳ではないのですが、
やっぱりパピーからしつけをすることに対しての意識の高さには驚かされます。
日本では、こんな社会を目指してドッグトレーナーとして活動してきた訳ですが、改めてどう伝えたらこんな社会が作れるんだろう、と頭を悩ませてしまいます。
ロンドンでいろいろと見聞きする度、犬と人との関係のすばらしさを感じて、日本と正反対のような気がしてしまうのですが、
反面、トレーニングしている内容はほとんど全く変わらない。
結局は、
何を教えるか
ではなくて、
どう伝えるか
なんだな、と感じます。
まだまだ答えの見つからない課題に、悩み中。
さて、道草食いながら どこに来たかというと、
A Grand Victorian Fayre
という Victoria時代(っていつのことかよくわからないのだけど・・)の衣装やらゲームやら、その時代を感じられるイベントがあるということで、Kenwood House にやってきました。
今月は悪名高い王様ヘンリー8世の戴冠500年記念ということで、Victoria時代のイベントがあちこちで行われています。

凛ちゃんは、芝生の草を食べまくりでバカっ顔。

早速、その当時の衣装で兵隊さん達がやってきました。
この国のイベントって、「これからやりまーす」とか何もなくて突然どこかで始まることが多い。。

王様と女王様らしい。
めずらしく、今日はLondonっ子もカメラ持ってました。(普段写真撮ってるのはアジア人だけ・・)

その後ろで、わんこ達もいっしょに見物。アウトドアのイベントはいいですね。
ゴールデンとビアディ系のもじゃもじゃくん。

兵隊さんの行進についていきますー。
キャバちゃんと、ボーダーテリアのmixちゃんだったかな?
Londonではボーダーテリアを見かけることが本当に多いです。

今日はいつもに増して犬連れの方が多い!
ゴールデンの子は足が真っ黒け。きっと池で泳いできたんだろうなぁ。
Londonの犬は白くても毛が長くでも結構ドロドロな子が多い。
だけどそんなにマメに洗ってる気もしないし。土足文化って便利だなぁ。
まぁ日本でも、自分は靴ぬぐけど、犬は足拭かない、しかも布団に入れちゃう
っていう人がいるけど。

そして、なぜか今日はジャックDay!普段はあまり見かけないのに、今日は5,6頭来てました。
このジャックちゃんは凛を Rock on。でもイベント中だから、ここじゃ遊べないのが残念!

Kenwood House にあるカフェも外の席はもちろん犬OK。
ピレネーくん達は、今日のお天気じゃ暑そうです。

カフェにはきちんと注意書きもありました。
・リードにつなぐこと
・犬を置いて離れないこと
要は、犬連れの人だけでなく、すべての人のための施設だからマナーを守りましょう、ということだけなんですが。
私が住んでいるあたりでは、カフェやパブのアウトドア席はほぼあたり前に犬OKです。
こういう注意書きがある方がめずらしいくらい。
っていうことは、やっぱりマナーを守らない人もいるのかなぁ、とちょっと残念になりますよね。

そして、本日のメインイベント!
Victoria時代の馬術の紹介。あこがれの Side Saddle です!
写真ではわかりにくいですが、女の子乗りですね。
"Tomb rader" で Angelina Jolie がやってたのを見て以来、あこがれてました。
いつか自分の馬と過ごせる日が来たら、やってみたい~。

そしてイギリスはステキだなぁ、と思うのはこういう場面。
イベントが終わった後に、子供達が馬に触ったり、馬について説明したり、という時間があるんです。

こうやって、動物にやさしい子が育っていくんだろうな。
「見てるだけ」と「さわったことがある」という経験の差はとても大きいと思います。
長い時間では馬の方もストレスなのでしょうけれど、さわろうとしたら馬が嫌がった、という経験だって大切ですものね。
ぬいぐるみとは違う、というのは基本的なことなのだけど、案外大人でもわかっていない人が多いように感じるから。(特に日本では!)
でも、その人を批判する訳じゃなくて、、私もそうだったから。犬に対しても、馬に対しても。
どうやったら、これを伝えられるのかなぁ、というのがイギリス留学中の課題です。
この写真だけ見てもわからないと思いますが・・

後ろの黒いの、ネコです。
同じflatに住むこのおじさん、毎朝ネコの散歩をしています。
リードをつける訳でもなく、時々寄り道するネコを待ってあげながら、ゆったりゆっくり。
ネコのことは全く詳しくない私。
ネコの散歩ってできるんだぁ、と感動ひとしきりでした。
きっとこのおじさん、"トレーニング" なんて意識したことないんだと思う。
育て方なんだよなぁ、とこの国で暮らす動物たちを見て、つくづく思います。
そして、自分の仕事 "ドッグトレーナー" の役割って何だろう、と考えてしまいます。
あのぉ。。あたし、とってもひまなんですけど。。。
・・・ごめんよぉ。
毎日帰ってきたら宿題と予習に追われている2人。
気づくと、後ろでひそかにアピールしているけなげな凛ちゃんでした。
苦楽を共にしたお友達がおなくなりになりました。
え?ダメだった??
あ~あ、二度の引っ越しと飛行機を共に乗り越えてきたお友達がぺっちゃんこ。
ふっと後ろを見たら、綿の山でした。
楽しかっただろうねぇ。。
とうとう!我が家にテレビがやってきました!
最初の1週間は無音で暮らし、次の1週間はラジオの音のみで暮らし、
これはこれでいいかと思いましたが、やっぱりテレビは一番の言葉の勉強になるので、
買っちゃいました。
早速ON!おお、"Dog Whisperer" やってました!
アメリカのドッグトレーナー シーザー・ミランが、問題犬のトレーニングをする番組です。
(日本では確かDVDが出てます。)

なぜか、Tシャツの文字が「伝説」・・。
さっぱり聞き取れませんでしたが、、、
何度も彼が口にする単語で、私の印象に残ったのがこの言葉。
・Calm down(人に対して)/ in a calm and submissive state(犬に対して)
・become a pack leader
・find a balance
特に calm という単語はよく出てきます。
吠えたり、攻撃的になったり、いたずらしたり、と犬が困った行動をする時、
大抵の人は興奮してしまいます。でも、これが逆効果。
まずは、飼い主が「何でもないこと」を態度で示すこと、が大切なんだと思います。
このポイントは彼の本「あなたの犬は幸せですか 」にもよく出てきて、
「クレオパトラを演じなさい」は私のお気に入りのフレーズ。
彼のやり方は賛否両論ありますが、specialist ならではの方法だし、
彼の扱う犬はかなりheavyな問題をかかえている子も多いから、方法論だけで見ないでほしい。
根本にある考え方は私は大好きです!
ちなみに、凛の警戒吠えはほとんどなくなりました。
やったことは2つ。
お留守番の時 ⇒ 玄関から遠い部屋にして、ラジオをつけたこと。
いっしょにいる時 ⇒ 私が動じないこと
私が動じないこと。これがまさに calm down 。
外の物音がしても、私が座ったままで落ち着いていれば、
凛も警戒する必要がないと気づきます。
慣れない場所で、凛は周りの空気を察知して警戒しているので、
私が no 警戒モードの空気を作ればいいのです。
まだたまに玄関の方にチェックに行くことはありますが、
そんな時でも呼べばする落ち着くように。寝たままの時もあるくらいになりました。

sleeping in a calm state.
また speak の練習機会を逃したのはおしいですが!
賃貸だし、追い出される訳にはいかないので・・。
ちなみに2
タイトルの "Telly" っていうのは、テレビのことです。
よくわからないけど、イギリスでは ~lly / ~llie っていう愛称多いんですね。
・シェットランド シープドッグ ⇒ シェルティ
・ウェストハイランド ホワイト テリア ⇒ ウェスティ
・ビアデッド コリー ⇒ ビアディ
など、犬の世界だけかと思っていたら、違いました。
ウェリントンブーツ(長靴)もウェリーでした。
六本木の仮住まいになって、UKで家探しをしていた時のことをふと思い出しました。
犬がいると言うと、ほとんどの家主さんは一瞬顔が曇り、「何歳?」と聞かれました。
でも、4歳と言うと、とたんに「じゃあ、大丈夫ね!」と笑顔になるんです。
何か言われたら、私はドッグトレーナーです、ちゃんとしつけてあるから大丈夫!と言おうと
気構えていたのが拍子ぬけ。
成犬だったら、トイレの粗相もいたずらもないだろうから、問題なしという常識のようです。
UKはそれ程犬に関しては進んでいる方ではないけれど、それでも
"子犬の時にしつける"が当たり前の世の中なんだなぁ、と改めて感じたのでした。
ここ、六本木のウィークリーマンションも外資系だけあってか、ペットOK。
スペシャルクリーニング代は余分にとられるとか、正面から出入りできない等、制約はあるけど。
実際に、凛はちゃんと洗面所に置いたトイレでするし、ハウスで寝て、吠えることもなく
毛が落ちてるくらいで、周りに迷惑はかけてないと思う。
でも、忘れちゃいけないのは、凛がいい子でいられるのは、
トイレトレーニングをしたからでも、ハウストレーニングをしたからでもなく、
もちろん年齢のせいでもなく、
子犬の時にしつけをしたから = 社会化トレーニングをしたから
だということ。
小さい頃から、「犬のようちえん」に通ったり、いろんな場所へ出かけたり、泊まったり、
"新しいこと" = "楽しいこと" になっているから。
だから、旅行や今回のマンションでも着いたらうれしくって仕方ない様子。
初めての場所でもウキウキで、ストレスなく過ごせる。
だから、トイレの失敗だってないし、不安で吠えることだってない。
"社会化" したからって、パピーの時にすぐに何か効果が出る、すぐに役立つ、ものではない。
だから見過ごされがちですが、今回の渡英の準備で "社会化" の大切さを改めて感じました。
その子の一生の内に何があるかなんてわからないから、
後で後悔しないように、子犬の時間を大切に使ってあげてくださいね ♪
3,4ヶ月の頃は本当に毎日社会化にあけくれて大変だったけれど、本当によかった。
あの頃の自分をほめてあげたい * ^-^ *
そして、ドッグトレーナーとして社会化の大切さを普及させることに携わってきたことを
心から誇りに思います!
明日に引っ越し第一弾を控え、ダンボールだらけの我が家。
慌ただしい雰囲気を感じて、凛ちゃんも落ち着きません。
今まではソファの上で寝ることが多かったのですが、
ここ数日はハウスに入って寝ています。
今、唯一安心できる場所。
ハウストレーニングをしておいて、よかったなぁ、と改めて感じたのでした。
3ヶ月間いっしょに勉強してきた生徒さんも今日で終わり。
「もっと犬の気持ちを知りたい!」との生徒さんの泣きそうなくらい真剣な言葉にはっとする。
まだまだ勉強中だもの。わからなくても当たり前。
でも、「知りたい!」という気持ちがあれば、きっとわかるようになるよ。
プロのドッグトレーナーだって、同じ。
1年目よりは2年目が、2年目よりは3年目の方がずっとわかるようになっているけれど、
100%ではない。
特に自分のうちの子だったら、だいたい何を考えているかわかったりするけれど、
それでも言葉が話せたらなぁ、と思うことだってある。
大切なのは、わかろうとする気持ちを常に持ち続けること、なんじゃないかな、と思いました。
勉強したから、経験があるから、と過信せずに、まっさらな気持ちで目の前の子と向き合うことで、
たくさんのことを犬が教えてくれるんだと思いました。
素直な気持ちを忘れずにいたいね ☆
先日のダンバー博士のセミナーで心に残った言葉がいくつかあるが、
「犬は声よりも手の動きに注目してしまうから、声⇒0.5秒⇒手の指示とすることで、
手の指示を外していく」という点もその一つ。
ドライブ中、音楽DVDを見ていた時(そんな思わぬ時に)、これを体感しました。
相方の電話中、しばらく音を消して映像だけを見ていたのですが、
うん、なるほど!
何度も見ているDVDですが、いつも見えていない映像がバンバン目に入ってくるのです。
あれ?こんな場面あったっけ?こんなにきれいだったっけ?
私の場合は、いつも音ばかり聞いていて、映像は二の次だったのですね。
見るのも聞くのも両方できているつもりでも、実はどちらかに偏っているのです。
犬だって同じ。
ちゃんと見ているし、ちゃんと聞いているように見える。
でも、きっとどちらかに偏っているのです。
「わかっているはず」と思わず、時には疑うことも大切なのです。
イアン・ダンバー博士のセミナーに行ってきました。
今回ダンバー博士が強調されていたのは、「罰」の使い方。
罰とは何をさすのか?
罰を与えることは悪いことなのか?
罰は効果があるのか?
ダンバー博士は「ほめるしつけ」で有名ですが、「罰」も使います。
ただし、罰=痛みや苦痛を伴うものではない、という点が重要な所。
一般的には、まだまだ「罰」=たたく、蹴る、と誤解されがちなので
「罰」=「悪いこと」ととらえられがちです。
そうではないんです。
「ごほうび」 ⇒ それをすることでその行動が増えるのであれば、それはごほうび
「罰」 ⇒ それをすることでその行動が減るのであれば、それが罰
なんです。
ちょっと難しく聞こえますが、要は犬がどう受け取っているか考えなさいということ。
人が勝手に「ほめる」「おやつ」はごほうび、「NO」「たたく」は罰のように分類しがちですが、
名前を呼ぶだけだってごほうびにも罰にも変わり得るんですね。
私、実はまさにこの問題にここ最近悩んでいました。
なんてタイムリー。
「ほえ」「かむ」などの好ましくない行動が出てきた時にどうしても罰を与える必要が出てくるが、
叱っても大抵はその行動は収まらない。
叱られたら怖いからその場ではやめるだけ。
その行動がいけないことなのだとは、理解できていないんですね。
だから大声で叱ったり手をあげたりはできればしたくない。だけどそれに変わる方法は?
どうしたらいかに早く「いけないこと」と教えてあげられるのか、悩んでいました。
何が効果的な罰なのか、ヒントをいただけたセミナーでした。
(ダンバー博士いわく、罰はSoftでSweetで効果的であるべきだ、と!
大声出す必要も、手をあげる必要もないんです。ステキ!)
トレーニングの手法に頼るのではなく、考え方を学ぶことはとても大切です。
「3回以内」のルール
3秒以内に拾って食べればOK・・という話ではありません。
3回以上失敗させてはいけない、
というのは犬のトレーニングの鉄則。
英語を習い始めて、これを痛感しました。
1回目。
全く聞き取れない。
困った顔をしていると、もう一度ゆっくり話してくれた。
2回目。
ゆっくりなので単語は聞き取れた。
でも、やっぱり質問の意味はよくわからない。
わからない部分は予測して答えてみたが、間違えているらしい。
3回目。
私でもわかるやさしい単語で言い換えてくれた。
おぉ、そういう意味でしたか!と自信を持って答える私。
「Good job!」と笑顔とオーバーアクションでほめてくれる先生。
正しく答えられてほめられる!いえーーい。わかるじゃん、私。
と調子にのる。
でも、、、3回目もわからなかったら?
多分、「この先生はわかりにくい」「この先生は嫌だな」と思って
やる気をなくしてしまっただろう。
わかるように教えることの大切さ、が身にしみるレッスンでした。
犬のトレーニングも同じ。
3回以上失敗をさせないように、とはよく言われますが、
3回以上失敗したらやる気をなくしてしまう「犬のきもち」がとてもよくわかったひと時でした〜。
# たどたどしいながら、そんな話を先生にしてみたら、この映画をすすめられました。
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Horse whisper(邦題:モンタナの風に抱かれて)
ロバート・レッドフォードの昔の映画のようです。
この映画になぞって、私はDog whisper だと言うのですが・・。
どういう意味だろう。見てみないと。。
昨日のタイトル「豚もおだてりゃ・・」が何だか失礼な表現だな、と
思って、今日も引っ張ってみました ^-^;)
この例で言えば、「豚だって本当は木に登れる」って信じてます。
でも、普段の生活で木に登る必要がないから登れないだけ。
でも、たまたま木に登れちゃって、それが楽しくってみんなにほめられて
何だかやる気になっちゃったら、多分登れるようになるんじゃないかと。
(豚の例では無理があるかな・・でもベイブだって・・・映画の見すぎ?)
犬のしつけだって同じなんですよね。
何気なくトレーナーが発した「この子はフセが苦手」という言葉に
周りからつっこみが入ったことがあります。
子犬なんだから苦手も何も教わっていないだけのこと。
トレーナーの方がフセを教えるのが苦手なのだ、と。
一生このことを忘れないようにしなくては、と思った瞬間でした。
「できない犬」も「できない人」もいない。
でも、できるようにするためには、
「楽しいから」
「うれしいから」
というpositiveな理由が必要なのかな、と。
どうしたら楽しいかな?どうしたらうれしいかな?と
考えることが一番の近道なのかもしれないですね。
しつけに限らず、何でも。
私のコンプレックス。それは英語。
今年こそは克服するぞ、とスクールへ通い始めました。
さて、既にレッスンも4回目。4人の先生に会った訳ですが、
共通して言えるのは、みんなほめ上手だということ。
私の(かなり)たどたどしい英語でも、質問すれば「Good question!」とほめられ、
正しく答えられると「Excellent!」「Good job!」とほめられる。
レッスンの最後のレビューでも、今日はorieはこんなことができた
ここがよかった、と必ずほめ言葉から始まるのだ。
うまくできなかった点は、「次回はここも頑張ろう」と最後にプラスされるだけ。
うーん、欧米人の習慣なのか、そういう教育をされているのか、はわかりませんが、
これがやる気にさせてくれるのです。
どんなにうまく話せなくても、がんばろうと思えるのです。
あぁ、私達の仕事も同じだなぁと思いました。
犬に対して、飼い主さんに対して、「それでいいんだよ」という小さなYesを
積み重ねていくことで、大きなYesをつくるということは皆意識していますが、
改めて自分が何かを習う立場になると、それがよくわかります。
英語の克服だけでなく、大きなプラスになりそうです。
あとは、継続は力なり!1年間頑張って続けるぞー!
これも犬のしつけと同じ。習慣になるまで続けなければ意味がないのです!
2006年に入って早々ですが、ずっとトレーニングをしてきた子が卒園したり、
新しく3ヶ月の子犬が入園したり、トレーニング中の子が1歳を迎えたり、
とたくさんの出来事がありました。
こんな風に犬の成長をいっしょにお祝いできるのってすてきだな、と
素直にうれしく思います。
だって、人間の子供だったらその時々で親戚や友達がお祝いしてくれるけど、
犬の成長をいっしょにお祝いしてくれる人なんてあまりいないですよね。
誕生日カードを書いていて、ふとそんなことを思ったりしていました。
私の仕事はドッグトレーナー。
普段は日中のみお預かりをしてトレーニングをしている訳ですが、
もう1つのお仕事として、お家の事情や旅行で泊りのお預かりをしている犬達と
いっしょに過ごすことがあります。
そんな時に大切にしているのが、1頭1頭とのコミュニケーション。
最初の30分〜1時間は、できれば1頭ずつ同じ部屋で過ごして、
「今日はいっしょにお泊りしようね」のあいさつの時間をつくります。
何より、お泊りという犬にとってはストレスになこの出来事を、
できる限り楽しいものに変えてあげたいから。
何をする訳でもなく、座って書き物をしたり、時々触れ合ってみたり。
中には怖がりな子や人にほえたりかんだりする子もいるので、
そんな子にはまずはハウス越しだったり。
その子の性格やその日の状況によっても過ごし方は違ってきます。
まずは私という存在に安心してもらうことが目的です。
そして、もう1つ気をつけていること。
この短い時間の中で、きちんとリーダーシップをとること。
もちろん押さえつけたり怒ったりなんかはしません。
ただ、毅然とした態度で、相手を尊重しつつきちんと接してあげるだけ。
言葉で表現するのは難しいのですが、なでたりいっしょに遊ぶ中でも
行過ぎたらすぐに止め、落ち着いたらまたこちらから再開するなど
ちょっとしたことなのかもしれません。
相手が何度も試してこなくなるまで、続けて関係づくりをするようにします。
その場限りの関係ではなく、その日1日を安心して私にすべてをまかせてもらうためには
ただ楽しく遊んであげるだけではだめだと思うのです。
長年いっしょに暮らす飼い主さんにはもちろん勝てませんが、
30分でも1対1で濃厚な時間を過ごすことができれば、信頼関係は築けます。
そんなことを犬から教えてもらう30分でもあるのでした〜。
今日出会った犬達に感謝しつつ、おやすみなさい。
今日は本当に良いお天気で、近所の公園にも人がたくさん!
ジョギングする人、遊具で遊ぶ親子、そしてもちろんワンちゃんのお散歩。
チャンス!とばかりに子どもが苦手な犬達を連れて、公園へ。
子ども達はとても協力的で、犬が怖がらないようにしゃがんでくれ、
上手にフードをあげてくれました。感謝!
ですが、、、逆に「ごめんなさい。トレーニング中なので・・」と言わなければならない場面もいくつか。
残念なことに「犬の気持ち」をご理解いただけない人がいるのも事実なのです。
こんな思い込みをしていませんしょうか?
・犬は人に声をかけられたらうれしい、なでられたらうれしい
・犬は他の犬と会うのがうれしい
ちょっと待って!あなただったらどうでしょうか?
・突然知らない人に囲まれたら・・?頭をなでられたら・・?
・犬嫌いなのに、犬が急に走りよってきたら・・?ほえられたら・・?
人間だって、犬が好きな人もいれば犬が嫌いな人もいます。
また、どんな人とも仲良くできる訳ではなく、好きな人、苦手な人もいます。
犬だって同じなんです。
人が苦手だったり、犬が苦手な犬だっているんです。
まして、トレーニング中の犬達は、それを克服しようとして頑張っているのです。
どうか、トレーニング中の犬を見かけたら、かわいいな、と思っても
遠くからあたたかく見守ってあげてください。
あなたが犬連れだったら、飼い主さんに近づけてよいか聞いてみてほしいのです。
もし、さわることを断られても気分を害さないでいただけたらと思います。
そしてもし、飼い主さんの方から声をかけられたら、フードを手からあげたり
協力をしてあげてほしいのです。
誰に向けて、、という訳ではありませんが、今日の心の叫びでした。
こういった考え方を普及させていくのも私達の仕事の一つだな、と思う秋の1日でした。
とある公園に、いつも同じ場所で結構長時間座って、
ノーリードで犬を自由にさせている方がいます。
そして、決まってワンワンと激しくほえています。
(ノーリードについては当然のこととしてここでの議論は省きます)
ちょっと暇だったので、今日は興味本位で観察してみました。
----
まず気づいたのは、この犬の行動範囲。
飼い主さんから50mくらいは離れて行動しているでしょうか、かなり行動範囲は広いです。
ですが、絶対にこれ以上は行かないという見えない境界線があることがわかりました。
そして、そのエリアに犬が入ってくると、そこまで行ってほえかかります。
小型犬とはいえ、ノーリードの犬がほえてきて、飼い主さんがどこにいるかもわからない訳ですから
(犬がほえていても飼い主さんはやってきません。。)
ほえられた方は、無駄なトラブルを避けるために大抵その場を離れます。
とこんな具合です。
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これって、完全に「番犬」ですよね。
この犬が勝手に決めた「自分のテリトリー」があって、そこを守っている訳です。
たちが悪いことに、ほえたらみんな逃げていくからさらに強化されていくのです。
うーん、毎日のように同じ場所に長くいるせいからなのか。
公共の場であるはずの公園を自分のテリトリーにしてしまったのですね。
飼い主さんはこのことに気づいていないのでしょうか。。
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そこで実験。
ほえる犬に向かって、凛といっしょに歩いてみました。
Heelをさせて、私と凛はほえる犬を完全無視です。
すると、飼い主さんの方までちょっと戻って、そこでまたほえ始めました。
ぷぷ、この犬案外弱虫だな、と思いつつさらに歩いていくと、
さらに飼い主さんのすぐ近くまで戻って吠え出したのです。
かなり動揺して吠え続けている感じ。
# ちなみに犬が自分の近くまできて、ようやく飼い主さんは叱っていましたが、
まったく効果はないようです。。ほえは止まりやしません。
それから、飼い主さんには悪いなと思いつつ、少し離れた所に背を向けて座ってみる。
しばらくは吠え続けていたものの、飼い主さんがなだめたのか数分後おさまりました。
5分くらいは座っていたかなぁ。
再度近くを通った時はほとんどほえませんでした。
しばらくテリトリー内に座っている姿を見て、
ようやく、私達は危害を加えない存在だと理解してくれたのでしょうか。
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興味深い結果でした。
何気ない人の行動が、犬の行動を強化もするし消去もすることを、改めて実感です。
ほんとこれをいい教訓として私も気をつけないと。
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凛は誘惑のHeelのいい練習になりました〜。えらかったぞ!
今日の担当犬の練習は「誘惑」の練習。
誘惑とは・・?
わかりやく言うと、ドッグランで犬やボールがたくさんで
「遊びたーい」という時にもStayやComeができますか?という練習です。
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とはいっても、ドッグランで指示に従えるのはかなりの上級編。
まずは、Stay(マテ)をかけて、周りを人が動く練習から始めます。
これ、簡単そうで子犬にとっては結構難しいです。
人につられていっしょに動いてしまわないように、
最初は1歩だけ下がってみたり、それができたら周りを回ってみたり。
次のSTEPとしては、Stayの時にボールやおもちゃを投げてみたり、
ボールがある場所でComeで人の方に呼んでみたり。
・・と誘惑の種類はここではあげられない程たくさんありますが、
それを「弱い誘惑」から順番に練習していくのです。
ドッグランでもComeができるようになる日を夢みて!
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今日は練習の前に、ちょっとしたゲームをしてみました。
この子の前に
・あひるのおもちゃ
・ピーピーなるおもちゃ
・フードが入った器
・おやつが入った器
・飼い主さん
を並べて、「OK!」を出してみるのです。
結果は・・飼い主さんが一番最後で「OH!NO!」という感じだったのですが ^^;
誘惑の練習の前に、何がこの子にとって一番の誘惑なのか試してみる
というのもおもしろいですよね。
フードがあってもおもちゃがあっても、絶対自分のところに来るはず!
という方はいらっしゃいますか?
(子犬だったら、どちらかというと来ない方が普通です。ご安心を。。)
ぜひお試しあれ。
ドッグトレーナーという仕事をするようになって感じたこと。
犬といっしょに暮らすということに対する価値観は、人それぞれだということ。
良い悪い、正しい正しくない、ではなく価値観が違うのだ。
・犬を「飼う」と表現することに抵抗を感じる
・地面に落ちたごはんでも気せずあげる
・留守番をさせるのはかわいそう
・治らない病気の時は安楽死させる
・水道水ではなくペットボトルの水をあげる
・トイレを失敗したら機嫌が悪くなる
・犬は家の中には入れない
・公園でリードをつける必要はない
・ドッグランが好き
・噛まれたのでショップに返した
・犬のごはんは安いものでいい
・子どもをつくらせたい
・引越し先で飼えないので人に譲った
・犬だから吠えるのは当たり前
・同じベッドで寝る
・犬を飼うので仕事をやめた
あえてまとめることなく、自分のことや見聞きしたことを書いてみましたが、
言い換えると、どこまで自分自身や自分の子ども、つまり人間に近い存在
として考えるか、ということかもしれませんね。
あなたはいっしょに暮らす犬に対してどんな価値観をお持ちでしょうか?
上にあげた中にもいくつかありますが、、、命を大切にしない価値観や、
明らかに犬の健康や精神を害している場合は、正しい知識を提供するという形で
反論したいと思います。知らないだけ、という場合もありますから。
でも、基本的には相手の価値観を受け入れた上で、その犬がその家庭で
幸せになるにはどういうトレーニングをしたらよいか、なんですよね。
私達が考えなくてはいけないのは。
犬以外にもすべてに対して言えることですが、自分の価値観がすべてではない。
意識しないと、つい忘れがちです。
常に意識しないと、と肝に命じる今日この頃でした。
「ほめるトレーニング」で有名なダンバー博士のDVDを見ました。
子どもだと、犬の気持ちが見えていなかったり、犬が言うことを効かないとイライラしたり、
犬への指示もあいまいになったりしがちですが、ちょっと待って。それって大人だって同じ。
人の振り見て我が身を・・です。
ダンバー博士のDVDは、しつけの「方法」を教えるマニュアルではありません。
しつけの「考え方」を教えてくれるDVDなんです。
見る方には、ダンバー博士の「なぜそうなのか」という言葉に耳を傾けていただきたいと思います。
犬と生活されている方、これから犬との生活を始めようと思っている方にはオススメです!
私も自宅でのトレーニングを行うことがありますが、子どもの存在は時には悩まされることもしばしば。
でも、子どものトレーニングに感動することもしばしば。
マテの練習中に、私達が考えもつかない誘惑を作り出したり、
このDVDにもあるように大人よりもずっと上手に犬を誘導できていたり、
子どもは本当に名ドッグトレーナーなんです。
犬が本当に好きで、よく犬のことを観察してあげている子は、間違いなく名ドッグトレーナーになれます。
先日、こんな場面に遭遇しました。
公園のベンチでマテの練習をしていた時のこと、サッカーボールが急に飛んできたんです。
その時子ども達は大して気にしていないようだったのですが、それを見ていたお母さんが
「わんちゃんにもちゃんとごめんなさいって謝りなさい」と言ってくださったのです。
とてもうれしい出来事でした。
やはり親が犬に対してどう思っているかを子どもは感じて育つのだなぁ、と実感する今日この頃。
前述のように言い例もあれば、逆に犬を見て逃げたしたり汚い言葉をかけてくる子どももいます。
どう接してよいかわからずに、遠目で見ている子も意外に多いです。
ダンバー博士もDVDの中でこう言っています。
―――――――――――――――――――――――――――――――
子どもと犬のコンビは、すばらしくうまくいく場合もあれば、逆効果の場合もあります。
親は子どもに犬を与えて、そのままほうっておいてはいけません。
子どもと犬だけでは失敗することもあるからです。
でも、子どもが犬が本当に自分のものだと感じれば、ごはんの世話やトレーニングを
すすんでやるようになります。
―――――――――――――――――――――――――――――――
犬がいる家庭でも、犬がいない家庭でも、子ども達にはみんなに犬を理解してほしい。
このDVDにあるような、子どもだけのトレーニングができたらすごいだろうなぁ。
とっても難しいことですが、いつか実現させてみたい夢の一つです。
「うちの子をほかのわんちゃんと遊ばせたい!」
子犬を飼い始めたばかりの方の多くはこう思うだろう。
でも、トレーナーとしては
「ちょっと待った!」
と言わざるを得ない。
犬同士の遊びから、あいさつの仕方、噛み加減、遊び方なんかを
覚えていくので、ものすごく重要なのですが、ここで重要なのが相手なのです。
上手に遊んでくれ、できれば指導もしてくれるような相手がBEST。
でも、なかなかそういう相手がご近所にいる訳でもなく、それを見分けるのは難しい。
そこでオススメなのが、ようちえんやパピーパーティーです。
トレーナーがその子の性格を見抜いて相手を選んであげらることができれば、
きっと犬社会へのデビューは大成功になるでしょう。
そこのスタッフ犬など、年長のわんちゃんがいっしょならなおよしです!
ちょっと話がそれましたが、上のような理由があって
「犬のようちえん」に来たばかりの子は、スタッフ犬やようちえんに長くいる子、
それからパピーの中でも遊び上手な子を選んで犬社会へデビューさせます。
私の担当の子も、ここ何回か「楽しく遊べる相手」と遊んで犬同士の
おつきあいがとても上手になったので、今日は逆の相手にチャレンジ。
今日のお相手は「遊ぶのが嫌な大人の子」です。
というとちょっと語弊がありますが、嫌だというサインを出しているのに
しつこく遊びに誘ったり一方的に手をかけてきたりすると、怒ってあげる
ことのできる子なのです。
元気のいいパピーは大抵みな怒られて、「自分が遊びたい時にいつでも遊べる
訳じゃないこと」「相手が遊んでいいサインを出しているのか、遊びたくない
サインを出しているのか」などを学ぶのです。
パピーちゃんは一度怒られて理解すると、「遊びたくないサイン」を出している
犬には遊びに行かなくなります。
# 一つだけ注意。
「犬同士の遊びは楽しい」⇒「誰でも遊べる訳じゃない」の順番が大切です。
一番最初の相手がこの子だと、犬嫌いになってしまう可能性もあります。
ところが!今日この子に会ったパピーは、なんと最初から一歩も近づこうとしません!
こわがる訳でもなく、ちゃんとこの子が「遊びたくないサイン」を出していることを
理解していたのです。
タイトルに「勘のよいこ」「勘の悪い子」とかいてしまいましたが、
まだ犬同士のおきてを学んでない子犬は勘が悪くて当たり前。
でも、この子は怒られなくても察することができる子でした。
とってもセンシティブな心の持ち主のわんちゃんなのでした。
きっとオーナーさんの気持ちも上手に察してあげることのできる子になるんだろうな。
この子には、きっと見せかけの「ほめる」「怒る」は通用しません。
この子に限らずですが、ちょっとした言葉も行動も本気で接していかないと
犬には伝わらないということを、改めて思いおこさせてくれたことに感謝です。
ものすごく基本的なことですが、最近トレーナー仲間と
「犬のしつけって何?」という話をすることがあります。
表面的には、オスワリやマテなどの指示を教えることのように思われがちですが、
誤解を恐れずに言ってしまうと、そんなのは二の次なんです。
特に私達が主にトレーニングを行う6ヶ月未満の子犬達は。
じゃあ、犬のしつけって?
私なりの言葉で書いてみますが、「オーナーさんとワンちゃんのおやくそく」だと思うのです。
生活していく上で、オーナーさんとワンちゃんはたくさんのおやくそくが必要になります。
例えば、
・トイレはトイレシートでする(もしくは外で)
・ごはんは「よし」というまで待つ
・扉は飛び出さない(オスワリで待つ)
・飛びつかない
・人がごはんを食べている時はハウスで待つ
・散歩はリードをひっぱらない
などなど・・各家庭でおやくそくの内容は違ってくるでしょう。
私達トレーナーは、オーナーさんがワンちゃんにその「おやくそく」を
教えるお手伝いをする役割なんです。
(言葉の通じないワンちゃんに何かを教えるというのは、
特に初めてワンちゃんを飼う方は難しく感じる方が多いですね。)
あくまでもオスワリやマテはその「おやくそく」の中で必要になってくるので
教えていますが、その指示を覚えたとしても生活の中で使っていなければ
全く意味がないんです。
だから、オーナーさんがワンちゃんとどんな生活をしたいのかによって、
そのワンちゃんへの「しつけ」の内容も変わってくるんです。
警察犬の訓練所でも、何かの試験の指導をするしつけ教室でもなく、
私がやりたいのは家庭で暮らすワンちゃん、それもまだ「おやくそく」を
覚えていない子犬のトレーニング。
10年以上いっしょに暮らす上で、最初の1年(人間で言えば成人まで)に
きちんと「おやくそく」を覚えることができれば、その先ずっと楽しく
そして楽に過ごせることができるんですよね。
私も凛を迎えてまだ5ヶ月。
自分が感じてきたことをオーナーさんにうまく伝えていければいいな、と思います。
今日は担当犬のチェックデー。
普段は同じ教室にはいないトレーナーさんに、
犬の状態やトレーニングの進捗をチェックしてもらうのです。
自分でも気付いていたけれど、それほど大きな問題ではないと
思っていた点を指摘され、若干の軌道修正をすることに。
どうしても毎週見ている同じ教室のメンバーは、
「前よりよくなっている」「目標に近づいている」という点に注目しがち。
でも、いつも見ていないメンバーから見たら、
今日のその子の状態を評価することになる。
今日のことは日常のヒトコマの出来事ですが、
今後の教訓にしたいと思います。
日々犬達はいろいろなことを学習して成長している。
特にパピーの変化はとても大きい。
「前より」という見方は捨てて、
常に「今のこの子の問題は何か」を見つめ続ける努力が必要なんです。
線ではなく、点の視点が重要。
仕事柄、たくさんの犬に毎日接する機会に恵まれていますが、
本当に性格はそれぞれ。
特に犬同士遊んでいる時によくあらわれます。
まだ3,4ヶ月の子犬達が興奮してかみつきごっこをしていると、
3歳になる先輩犬は足をかまれて子犬を怒ってあげる。
元気がよすぎて自分をおさえられずに窓に激突する子もいれば、
我関せず、とすみっこでぼーっとしている子もいるし、
かと思えば、子犬の相手なんてしてられないわ、とばかりに
近づく犬を威嚇して追い払うお局犬も。
そして1歳になるスタッフ犬は、遊びが行き過ぎた子犬達の仲裁に入る。
こうやって先輩犬がいい先生になってくれて、
子犬たちも大人になっていくんです。
凛も6ヶ月を超えて、そろそろ教える側にまわることも出てきた今日この頃。
これも先輩犬たちの指導の賜物です♪
「犬は犬同士で遊ぶもの」と思っている方が多いなぁと感じる今日この頃。
それは事実で、本来犬は犬同士で遊ぶのがとても好きな動物だと思うのですが、
子犬の時に社会化できていなかったりすると、犬同士でうまく遊べない子も多いのが事実。
犬が恐くてほえてしまったり、
犬との遊び方がわからなくて、相手が嫌がっていても遊びに誘ったり、
噛んだら痛いところを噛んで、相手に怒られてしまったり、
興奮しすぎてうなってしまったり、、、
その子によって様々ですが、犬同士でうまく遊べない子は案外多い。
それなのにドッグランに行ったりしたら、場合によっては犬も人間も危険です。
でも、そういうのって私もトレーナーになるまではわかりませんでした。
その子が犬と遊べるのか?遊べるようになるにはどうしたらよいのか?
やはりある程度の知識といろいろな犬を見てきた経験が必要です。
ドッグトレーナーの仕事は、オスワリなどを教える以前に、
その子の性格や抱えている問題は何か、オーナーさんに教えてあげることなのだ
と最近つくづく思うのでした。
「犬はこういうものだ」という固定観念を持って接していたら、
実はその子は全然それが好きじゃなかった、ということだってあるのだから。
その子の一番の理解者、そしてそれをオーナーさんに伝えてあげる翻訳者に
なりたいな、と思うのでした。
私の仕事は、主に子犬のトレーニングなのですが、
フードを使って誘導するトレーニング方法を使っています。
(つまり、おしりを押すなど犬の体には触らない方法です。)
なので、「くいしんぼうほど覚えが早い」のです。
例えば、オスワリ。
ある程度、フードで誘導して形を教えた後は、わざとじらしたりします。
フードを持っていてもオスワリをしなかったら、そのまま待つのです。
「どうしたらもらえるんだっけ?」と問いかけながら、静かに待ちます。
そうすると、子犬は一生懸命考える訳です。
そして、自分からオスワリをしたら、すかさずほめてごほうびのフード!
この方法は、最初の1回目に少し時間はかかりますが、自分で考えて
オスワリするので、次からの反応はものすごく早くなる!
新しく担当させていただくことになった子犬ちゃんは、超くいしんぼう。
ふふ、これからがとても楽しみです。
「ほめるしつけ」という言葉が本や雑誌などで氾濫している昨今。
先日の自分のblogでも「ほめる」「怒る」という言葉を使ってしまいましたが、
ちょっと違和感を感じ続けていました。
・やってほしいことを教える ⇒ほめる
・やってほしくないことを教える ⇒怒る
と誤解してとらえられてしまうことがあるのかな、と思いました。
 ̄ ̄
という訳で、今日はやってほしくないことを教える方法について
考えてみようと思います。
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やってほしくないこと・・
・トイレシーツ以外の場所での排泄
・家具などを噛む
・手を噛む(甘がみ)
・指示に従わない
・ほえる
などなど。
でもこれって、犬にとっては別に当たり前のこと。
人間の都合で「やってはいけないこと」になる訳ですから、
きちんと教えてあげなければならないのです。
----
「やってはいけないこと」を教える方法は、
基本的には「やってほしいことを教える」ことです。
例えばそそう。
もし現行犯であれば「あ!」「No!」などと大きな声を出して
その行動はいけないことを教えてあげてもよいでしょう。
でもそれだけで終わらないでほしい。
必ずその直後にトイレに連れて行って、もう1回排泄させてから
思い切りほめて、フリーにしてあげます。
そうすれば、トイレシーツでしたら遊べると学びます。
甘がみも同じ。
噛んだ瞬間に「痛い!」など大きな声を出して知らせたりしますが、
その後、噛むのをやめたり、手をなめたり、かわりのおもちゃを
かみ始めたら、たくさんほめてあげます。
というように、「やってはいけないこと」を教えるだけでは、
「じゃあ、どうしたらいいの?」ということを犬が学べないのです。
私も「無視」という方法も使いますが、それよりもこの
「やってほしいことを教える」方法の方が気に入っています!
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そして、もう一つ大切なこと。
「やってほしくないこと」をきちんと決めること。
今は自分が忙しいからだめだけど、暇な時はいい、なんてのは
犬が判断するのは大変です。
だめなことはだめ。ちゃんと統一して教えます。
その方が自分の感情にも左右されないので、人間の方も楽ですよね。
そして、「やってほしくないこと」はできるだけ数を少なく。
3つくらいが限界かな、と個人的には思っています。
あれもだめ、これもだめ、では犬も嫌になっちゃいますし、
人間だって、育児ノイローゼになっちゃう。
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だからこそ、失敗させない環境をつくることが大切なんですよね。
例えば、家具をかむのであれば、見ていられない時はサークルに入れる、
アキレス腱などのかむものをあげる、など。
「やってほしくないこと」を教えるのに一番大切なのは、
実はこの「やってほしくないことは、できないように環境を整える」
なのかもしれませんね。
----
よく「怒っても怒ってもなおらない!」という声が聞かれますが、
そんな時は少しでも参考にしていただけたら、と思います。
# 今回は手法だけを書いてしまいましたが、かむ、ほえる、など
同じ行動でも、原因はその子によって様々。
その原因をなくしてあげなければ問題は解消できません。
それはまた次の機会に。
昨日、ドッグアロマを実践している方のお話をお伺いする機会が
ありました。
ドッグトレーナーとしてしつけの勉強をしてきた訳ですが、
やればやるほど、自分の専門分野を超えて医療やフードや
いろいろな知識が必要とされていることを痛感します。
自分の専門分野(私の場合はしつけ)はもちろんスペシャリストに。
そして、広く浅くそれ以外の知識も身につけなければ。
広く浅くの知識は、自分で実践するための知識ではなく、
その道のスペシャリストを見抜く力をつけるため。
全て自分でできる訳ではないのだから、その道のスペシャリスト
や共感できる人を見つけ、ネットワークを広げていきたいな、と
思いました。
これは東京にいる間の目標の一つにしようと思います。
本日、雪のため休園となりました。
雪国育ちの私としては、「え?1,2cmで休園ですか??」という感じではあるのですが ^^;
私が勤める「犬のようちえん」では、遠方のわんちゃんの送迎があり、
またオーナー様が連れてこられる方も多くは車です。
万が一、スリップなどを起こしてしまった場合、車の中の犬はとても危険。
という判断で、休園なのです。
犬の健康、安全が第一。
何をするにも一番の判断基準です。
改めて、肝に命じておこうと思う雪の日でした。
もともと車にのっていても犬だけは目に入るという犬バカでしたが、
「犬のようちえん」で身近にいろいろな犬種の犬と触れ合う機会が増えて
犬バカ度がさらにアップしてしまいました。
最近私の中でアップ度が高い犬種はこちら。
ボーダーコリー
キャバリア
シェパード
フレンチブル
トイ・プードル
犬たちの様子を観察するのが、すごくおもしろい。
ボールに対する反応だったり、待ての時の目つきだったり、
犬種の特徴、その子の育ち方、その子の性格、などいろんなものが
見えてきます。
そして、どんどん好きになっていってしまいます!
その子その子の個性を生かしてトレーニング内容を考えられるように
今はたくさんの犬たちに触れ合って、経験を増やしていきたいと思います。
犬のようちえんで働き始めて早1ヶ月。
先輩トレーナーさんを見ていておもしろいことに気付きました。
「いぬのきもち」を常に代弁してるんですよね。
とってもほほえましいんです。
「だめって言われたって、やっちゃうんだよ」
「もっとやりたい!」
「まだ?まだ?」
等々、犬が行動することすべてにコメントがつくのです。
ふと考えると、家では私もやってるかも ^^;
実はこの「代弁」がドッグトレーナーの一番の仕事
なのではないかと思う今日この頃。
犬がどう感じているか常に口に出していることで、
飼い主さんもその子を理解できるようになってくると思うのです。
本やインターネットでも情報は氾濫していますが、
その子が今何を感じているのか、意外に誤解している方も多い。
いぬのきもちを知ることで、今ほめたらわかってもらえる、
今怒られたらわかってもらえる、というタイミングがつかめるのですね。
トレーニングのやり方は本を見ればわかるけれど、
タイミングはやっぱり実際にその子を見てみないとわからないですから。
学校に行っていた時に、犬を観察するだけで30分時間を
もらったことをふと思い出しました。
やんちゃな子も、ひっこみじあんな子も、みんなのきもちが
わかるトレーナーになろうと思います。
人間の世界の学校の先生と同じなのかもしれないですね!
「おて」って実は嫌いでした。
散歩途中で出会う人(特にご年配の方に多いかな。)に
「おて」って突然言われたりすると、「それは芸です・・」と
心の中でつぶやいていました。
でも、散歩の後は足をふくし、どうせなら人が足をつかむのではなく
犬が足を差し出すように(=犬がストレスを感じていない)状態に
したい、と思いトレーニングを始めました。
ところが!
凛はもうオスワリやマテがちゃんとできるようになってしまったので
足をあげることがほとんどないんです。。
犬にさわらずに自主的にしたことをほめて強化するトレーニングを
しているので、無理やり手をつかんで教えるのは避けたいし。。。
で、先輩トレーナーさんに教えていただいたのが、
フードを目の前ですばやく動かす方法でした。
左右ににフードをぶんぶん動かすと、獲物を狙う目になって
自然に手が出るんです!手が出た瞬間にほめてフードをあげる。
これは目からうろこでした。
これだったら2,3日でできるようになりそうです。
来週はみんなに披露できるように、週末で仕上げるぞ。
こういう風なトレーニング方法はどんどんストックしていきたいな。
その方法がその子に合うかはやってみなければわからないし、
引き出しをたくさん持っていれば持っているほど、成功させる
率はあがるのだから、どんどん周りの人のやり方を吸収していこう。
何をかくそう、私はペーパードライバーである。
凛の動物病院を決めるのだって、歩いて行けるところで選ぶしかなかった。
だけど、、、トレーナーのお仕事するには車の運転も必須。
という訳で、よい機会なのでペーパードライバーから脱皮する決心。
今まで知らなかったのだけど、ペーパードライバー講習なるものがあったので、
とりあえずお試しで申し込んでみました。
家まで来てくれるのでかなり便利。
先週末は鮫洲試験場のコースで練習したので乗り気になって
今日はいきなり路上での練習へ。
はぁ、ドキドキ。
でも、教習の先生にセンスあると言われて調子にのってみる。
そんなこんなで今月中には1人で乗れるようになるのが目標。
いい動物病院を紹介してもらったので、そこまで車で行くのだ。
でも、こんなんじゃお客様のわんこはこわくて乗せられないなぁ。。
週末はしばらく車の練習になりそうです。
とりあえずは、ゴールド免許を保ったままペーパーから脱皮したいものです。
しばらくの間、ドッグトレーナー目指して勉強中、という
ことで勉強したことなどをいろいろ書いてきましたが、
今日から念願のトレーナーとしての生活が始まりました。
とはいっても、まだ新米も新米。
知識も経験もこれからです。
一つ一つの経験を大切にし、精進していきたいと思います!
という訳で、今日からはblogのタイトルも改め、
「ドッグトレーナー見習い」ではなく、
「新米ドッグトレーナー」とさせていただきました。
今後もがんばって勉強していきたいと思いますので、
末永くよろしくお願いいたします!
----
ちょっとだけ、これから働く所をご紹介。
私が所属することになったのは、犬のようちえんといって、
日中だけお預かりして、犬同士を遊ばせたり、しつけをする場です。
しつけ教室と違って、しつけだけでなく犬がちゃんと社会化
されているかチェックしたり、犬同士で遊べる場があるという
点が大きな特徴かな。
こういう場って、実はまだあまりないんです。
犬同士を遊ばせるといっても、大きい子をこわがるワンちゃんもいれば、
誰かれ構わず遊ぼう攻撃する子もいれば、みんな様々。
トレーナーがワンちゃんの相性や性格を見ながら、
誰とでも遊べるように少しずつ慣らしていきます。
私も、凛を他のワンちゃんと遊ばせたいと思った時に、
ドッグランでいきなり大きな子といっしょにする訳には
いかないし、ワクチンを打っていない子がいるかも、という
心配もあったり、で意外なことに子犬を遊ばせる「場」が
ほとんどないことに驚きました。
で、「犬のようちえん」で働くことに決めたのですが、
ここでは子犬の頃にワンちゃんがたくさんの経験をできるように
少しでもお手伝いができたらと思います!
という訳で、百聞は一見にしかず。
2月中は、見学会を開くことを提案してOKもらいましたので、
近辺にお住まいの方でご興味のある方はぜひぜひご連絡くださいませ!
メール:k@orie.jp
# なんだか最後は営業になってしまいごめんなさい。。
自分の勉強のために、そして凛の成長を記録するためにこのblogを始めたのですが、
言葉にすることの難しさと恐さを感じているこの頃です。
どんなにすばらしい方法でも、読んだ方のわんちゃんに合っているかは実際に会って
みないとわからないし、飼い主さんの考えによっても誤解されて伝わる場合もありますよね。
正直なところ、書くことが非常にこわくなる時もあります。
自分の書いたことを信用していただくことで、もしかしたら悪い結果を生んでしまう場合も
あるかもしれない。
でも、というか、
だからこそ
あえて「凛のオーナー」ではなく、「ドッグトレーナー見習い」と宣言して書くことにしたのです。
あくまでも自分が感じたことをつづっているので、間違えていることもあるかもしれません。
それでも自分の言葉に責任を持って、一生懸命書いていこうと思います。
実は、来週から正式に仕事としてトレーナーとして活動することになりました。
そんなこともあり、ここで自分へ決意表明です!
最近はorie.jpと楽天広場の方と合わせて、読んでくださっている方が増えてきて
本当にうれしい限り。皆様からのコメントを励みにさせていただいておりますので、
ご意見、お叱り、反論、等々、いつでも率直なコメントをいただけますと幸いです。
まだまだしばらくは見習いの域を出ていない状態ですが、真摯に受け止めて
勉強していきたいと思います。
来週からは1週間毎の更新とかになってしまうかもしれませんが、
これからもぜひご愛読くださいませ!
そろそろ私が働き出す予定なので、凛はお留守番の練習です。
午後はできるだけ外出するのと、1日2食に移行できるように
お昼ごはんの量を少なめにしていっています。(今は1日3食です。)
今日は特に用事がなかったので、駅前のカフェで読書。3時間ねばって一冊読破!
読んだ本はこちらです ⇒犬の科学―ほんとうの性格・行動・歴史を知る
結構難しい本でした・・。
専門用語連発。mtDNAなんて久々に聞きましたよん。
一応大学で生物やってたのですが、過去の記憶を思い出しながら読んでました。
ジュンクドウでも犬のコーナーではなく生物学のコーナーにおいてあったのをようやく納得。。
嫌いじゃないけど。
肝に銘じたい一句は、「犬と猿、頭がいいのはどっち?」の章。
□と△を見分けるテストは猿にはできるけれど、犬にはできない。
だから猿の方が知能が高くで、犬はおバカ?
でも、食べ物が入っている箱を当てるテストだったら逆じゃない?
猿は人間が得意な分野が得意だから高等動物だと思われがちですが、
そもそもテスト項目が人間の都合のよいように決められているだけなんですね。
本の中では「実験手続きをわずかに変えただけで、犬たちは、がぜん勢いを増す。」
と表現されています。
「犬の論理と違うようなことや、本性にもとるような仕事を要求すれば、劣等性になるのは当然。」とも。
それから、上のテストでは犬は□にも△にもまったく興味がないという事実。
だけど、「犬だって、その一回のできごとが本当に自分にとって重大なことなら一発で学びとる」のだ。
うーん、実はこれは耳が痛い。
まだトレーニングに自信がない私は、つい「徐々に」覚えてもらう方法を考えてしまいます。
以前に学校の課題で「5回でできるようになる方法を考えろ」と言われたことが思い出されます。
いつまでたってもできないのは、トレーニングする側に問題がないか疑いなさい、というのと
少しずつ調整しても犬が迷うだけだから、できるだけ少ない回数で犬が理解できる方法を考えなさい
という教訓なのです。
犬の理解を超えた近道はもちろんNGですが、犬が理解できる最短の方法を常に考える。
これはしばらく私の課題になりそうです!
テレビで「猿の惑星」を見ました。
ふと気付くと凛が起きてきて、テレビをじっと見ている。というのが映画が終わるまでに数回。
猿のキーキーいう鳴き声にどうも反応しているらしいのです。
でも、ほえる訳でもなく、気になる音の方を見たり、そこに行って確かめたりするのは
きちんと社会化できている証拠。
えらいぞ、凛。
----
今回の研修の中でもいろいろな犬に接する機会がありましたが、
問題があるわんこは社会化ができていないことがほとんど。
人がこわい、
犬がこわい、
車がこわい、
音がこわい、
などなど
こわい ⇒ 逃げる
もしくは
こわい ⇒ 威嚇する(ほえる、かむ)
となってしまうのです。
それに、いくらオスワリができるようになっても、
何かある度にびっくりして、すぐ指示を忘れてしまいます。
これではいくらトレーニングしても成果は上がらず。
そして何よりも、一番オスワリして待っていてほしい場面は、
人が通りすぎる時や
犬が通りすぎる時や
車が通りすぎる時や
などなど
犬がびっくりしたりこわがったりしそうな場面なんですよね。
# そういえば、昔近所の犬が花火の音にびっくりして脱走してましたっけ。
しつけは芸ではない、とわかっているつもりでも、
いざという時まで想定してトレーニングしている人は多くはない気がします。
どんなに大好きなものが置いてあっても、
どんなにびっくりした時でも
どんなにこわい時でも、
飼い主さんの指示が一番!となるようなレベルまでできていて「できる」と言えるのですね。
肝に命じて、凛のトレーニングをしていこう。
あと、勘違いしがちなのが、「信頼関係があるからこの子はいつでも言うことを聞く」という過信。
いやいや、それは違う。
先に書いたように、どんなに信頼関係があってもびっくりして我を忘れてしまうこともあるかもしれません。
「どんな時でも」指示に従ってほしいのであれば、「どんな時でも」を想定したトレーニングが必要なのです。
今回の研修では、「トレーニング方法」よりも「トレーニング以前に解決しなければいけないこと」が
見えてきたことが、とても大きかったように思います。
今日は補講+再テスト!
無事に合格しました〜!!
今日は大型犬の集中特訓。
もともと力のある子で、大好きなボールを投げたりしてもちゃんとコントロールできるように
するというのを目標に、自主練+トレーナーの先生からのチェックを受ける。
それにしても大型犬の力はすごい・・・。
まだリードの持ち方が下手で、途中でリードとこすれて皮がむけてしまいました。。
だから、手袋や軍手をして散歩をする人がいるのか、と妙に納得。
でも、先生からはリードを持つ手は絶対にずらさないように、とのアドバイスをいただき、
それ以降は手が痛くなることはありませんでした。
(皮がむけたのはだまっていたのですが、ばれてたのですかね・・)
正しいやり方をしていれば、軍手などは絶対に必要ないのです。
どうしても力に負けてしまう場合は、ハルティやハルター
なんかの道具を使うことも検討できるし。
(正しい使い方をしないと犬を傷つけることもあるので、トレーナーと相談して決めた方がよいです。)
どんなに大きい犬だって、犬も人も不快な思いをしなくて済む方法が必ずあるのですね。
大型犬は過去にも飼ったことがなかったので、ものすごく勉強になる1日でした。
でも、小型犬をうまく誘導できるようになったのも凛と毎日接する中でできるようになったものだし、
何事も経験だな、とも改めて思います。
どんどん経験をつんで、どんな犬でも見てあげられるようなトレーナーになりたいです。
3日間の研修を終え、最後にテスト。
そうそうたるメンバーに見つめられての犬のトレーニングは超緊張!
いきなり一度もやったことがなかったような課題だったので、へこみモード。
幸い、課題のモデル犬が初対面の私でもきちんと従ってくれるよい子だったので
なんとか課題はクリアしましたが、途中で「もうだめだぁ・・」と思ってしまいました。
そんなこんなで、もともとハイテンションな方ではないのに、テンションはあまり上がらず・・。
モデル犬もカーミングシグナルでまくりで、途中何度か中断しつつのテストでした。
(カーミングシグナルを読み取れるようになってきたのはまだよかった。。)
小型犬は凛のおかげでスムーズにできるようになっていたのですが、
大型犬の扱いがやっぱりうまくできないです。
ただ、全体的にはそれほど悪くなかったという評価をいただき、結果は75点。
合格ラインまであと一歩ということで、明日補講&再テストとなりました。
明日は大型犬のリードさばきだけを集中練習の予定。
大型犬たちの自由時間を利用して、トレーニングさせていただくのだ。
わんこたちに迷惑かけないようにがんばらねば!
12月に卒業した学校の上級コースが今日から始まりました。
今回は座学はなく、現場でのOJTに近い内容ですが、
何をしてよいかわからず、右往左往している内に終わってしまい、反省。
それはともかく、間近にトレーナーの仕事が見れたのはすばらしい収穫でした。
散歩に行ったり、ごはんをあげたり、トレーニングしたり、犬同士を遊ばせたり、、
めまぐるしく動き回っていて、見ていても把握しきれないくらい!
そして最後はお掃除。
これが一番大切、と言われるように命を預かっている以上は清潔第一。
これがまた体力勝負です。全部のゲージを拭くだけで汗びっしょりです。
ふぅ、研修の身でできることは掃除くらいだし、がんばらねば。
そんなこんなで、お手伝いをしたり、言われた課題をこなしたりとしている間に、
凛にごはんをあげるのが遅れ、ハウスに入れて寝かせることもできず、
かわいそうなことをしてしまいました。
(オーナーのはからいで、凛もいっしょに連れて行っているんです!)
忘れてた訳じゃないのだけど、何だか遠慮して言い出せず。
でも、自分の担当犬として扱うよう言われ、ちょっと気が楽になりました。
凛はおかげで今ぐっすり眠りこけています。
明日もいっしょに出勤しようね。
# 帰り際にわんこ部屋に迎えに行ったら、1人でさびしかったのか
凛がすっ飛んできたのを見て、ますますいとおしくなりました。
子供を保育園に迎えに来た母の気持ちってこんななのかな。
来週から実地研修的なコースが始まります。
今日は説明を聞きつつ、先生から宿題をいただきました。
読書。
さて、今日は凛を預けて久々に家に1人。
私のことを振り返ることもなく他のわんちゃんと遊んでいた凛とは反して
私の方がさびしくなる。。なんせ2ヶ月間ずっと家には凛がいた訳で、
あぁ、きっと始めて子供が保育園にいくときのお母さんもこんななんだろうな。
あまりに寂しいので、駅前のエクセシオールカフェに行って本を読むことに。
学校に行く前に読んだザ・カルチャークラッシュ。
結構分厚くて難しい本なのですが、これがおもしろい!
ディズニー映画の影響か、犬を擬人化して考える癖がついている私達人間。
そうじゃないんですよね、犬が何を考えているのか考える手助けになる本です。
特に、宇宙人に人間が飼われる例え話がお気に入り。
dogshipの須崎さんが「犬は理系なんじゃないかな」とおっしゃっていますが、
この本を読むとその意味がすごくわかります。
(須崎さんのインタビュー記事はこちら)。
勉強して用語も理解できるようになったので、読み返してみてよかったです。
ちなみに、私も理系です。一応。
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宿題となった本はこちらの3冊です。
ぐっときたフレーズを引用して、後日blogでも解説できたらと思います!
ザ・カルチャークラッシュ
ジーン ドナルドソン著
イヌのしつけがうまくいくちょっとした本
イアン ダンバー著
犬の科学―ほんとうの性格・行動・歴史を知る
スティーブン ブディアンスキー著
以前にこのblogでも書いたドッグトレーナーとオーナーの違いについて相方に話してみる。
予想以上に理解してくれ、自分の部下との関係に置き換えて考えたようです。
そうなんですよね。
私もそう思います。
人間と犬との関係を学び始めて、
これって、人間の子育てもいっしょだなぁと思ったり、
これって、部下と上司の関係もいっしょだなぁと思ったり、、
自分以外の人や動物に何かを理解してほしいと思った時、
その関係の築き方は同じなのではないか、と思います。
相方は特に「できなかった時の対応」について興味を持ったようでした。
・レベルを一つさげて、絶対に失敗しない状況をつくってあげる。
・できないのは犬のせいじゃなくて教え方が悪い。
という点です。
悪い飼い主の例
「おすわり!
おすわり!
おすわり!
もう、何度言ったらわかるの!
この犬は頭悪いのね!!」
の実演がわかりやすかったよう ^^;
人間同士でもこういう場面ありますよね。
とかく「なんでできないんだ!」と怒ってしまいがちですが、
それは、人間同士だと相手に「自分の言葉」は通じている前提だから。
でも、本当に伝わっている?
犬と同じで言葉は伝わっていない前提で考える必要があるのだな、と思いました。
とはいっても、怒ることで奮起する人もいる訳で、怒ることが一概に悪い訳ではない。
怒る方がほめるよりも簡単だけど、
怒って教える方がほめて教えるよりも相手には伝わりにくい。ということです。
1ヶ月前にも同じお題で書いていますが(⇒)、
ドッグトレーナーの勉強をし始め、そして凛のトレーニングを始めて
いくつか勉強していないとできなかったなぁと思うことがありました。
―――――――――――――――――――――――――――――――
●教える順番
- 犬にとってどのトレーニングが簡単でどのトレーニングが難しいのかわかる
- その子に合わせて、教える順番やレベルアップのスピードを調整できる
●失敗しない状況・環境をつくってあげること
- 見ていられない時は制限された場所(サークル内)に
- 噛まないような遊び方
- おすわりなどのトレーニングで必ず成功するような誘導の仕方 などなど
●失敗した時の対応
- 怒らない
- 何度も指示を繰り返さずに、いったん中断してやり直す
- 失敗したまま終わらせない
失敗したレベルの一つ前のレベルに戻して成功させてから終わりにする
●できた後の対応
正しい方法で教えれば、案外すぐにできてしまうもの。そこで終わらせないのがコツ。
- 人が座った指示が理解できている⇒立った状態でもできるか?
- サークル内でできた⇒サークル外でもできるか?
- 部屋の中でできた⇒外でもできるか?
- トレーニングはいつも一人⇒他の人や犬がいる状態でもできるか?
- トレーニング中は完璧⇒遊んでいる時など興奮している時も従えるか?
- トレーニング中は完璧⇒いつのまにか指示がパターン化してそれを覚えてしまっていないか?
本当にそのハンドシグナルと言葉を理解しているか?
などなど、どんな状況でもできるように、レベルアップしていく必要があるのだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――
と、それぞれはちょっとした違いなのだけど、これができていないと
こんな状況になってしまうのではないだろうか。
・ごはんの時しか言うことを聞かない
・外に出たり、他の犬に会った時など、本当に従ってほしい時に言うことを聞かない
・指示に従うのではなく、ごはんをもらうためにとりあえず覚えていることを全部やってみる
案外こういう犬って多くないでしょうか。
これって、「指示に従っている」のではなく「芸を覚えた」という状態なのではないでしょうか。
お恥ずかしいけれど、実家のシェルティーもそうだったかも。。
凛の場合も、覚えは悪くない。
どんどんと新しいことができるようになっていくので、つい油断してしまいそうになります。
毎日のトレーニングもワンパターン化してしまいそうになります。
子犬はものすごいスピードで成長しているのだから、
それに合わせてトレーニングも毎日レベルアップしていかねば。
新しいことを覚えるのを楽しい習慣にしてあげよう。
人の方が一生懸命勉強しないとだめなのである。
でも、、
オーナーさん全員がそんな知識を持っている訳ではないし、
氾濫する雑誌やネットでの情報を自分で組み立ててトレーニングするのは簡単ではない。
子犬を迎えたら、ホームドクターと同様にまずホームトレーナーをつけて、
いつでも協力を求められる状況にしておくことが大切になるのではないかな、と思いました。
ホームトレーナーをつけるのは海外では当たり前になっている地域もあるそうです。
日本もどんどん意識改革が進んでいくことを期待!
凛といっしょに暮らすようになってわかったことがもう一つ。
「犬の社会化は生後50日目〜90日目に」
というのは定説で、凛が家に来てから一生懸命新しいことに触れさせてきました。
ですが、90日を過ぎて、ようやくその意味がわかったのです!
3ヶ月までは、いろいろなものを見たり聞いたりしても、あまり反応はありませんでした。
台所で何かを落としても、注意を向けないくらいなものでした。
ところが、4ヶ月目に入って、急に周囲のことに敏感に。
外を走るトラックの音だったり、私が何かを落とした音だったり、
今までは反応しなかったものに、びくっとしたりそっちを見たり、注意を向けるようになったのです。
幸い、人や音に関しての社会化は進んでいたので、
それに対してほえたりビクビクしたりすることはまったくありません。
でも、これが社会化できていない状態だったらどうなんだろう。
ペットショップで売られていて3ヶ月を過ぎて家に来たらどうなんだろう。
「90日目までの社会化」の意味はここにあったんだ!と初めて気付いたのでした。
子犬を迎えた方は、だまされたと思って90日目まではがんばるべきなのです!
そして、90日目を過ぎたら既に慣れたと思っていたこと(人、犬、音、感触、食感などなど)
に対しても繰り返し触れさせて、脱社会化しないようにしていかなければならないのです。
まだまだ赤ちゃんなんです。
ドキドキのテスト日。
テストだなんて、何年ぶりだろう。試験勉強なんて何年ぶりだろう。
しかも、筆記試験は合格しなければ再試なしの一発不合格。
先生からは、
筆記がだめなのは勉強していないだけのこと。
そういう心構えの人にはトレーナーにはなれない。
とのプレッシャーをいただき、今週は緊張しながらの勉強週間でした。
確かに先生のおっしゃる通り。
お客様へのサービスを行う仕事ですから、勉強してきませんでした、じゃ通用しない。
経験がない分、せめて知識だけは・・・と100点とるつもりで覚えたのですが、
そのおかげで、今までの講義内容が整理され、すらすらと口から出るように!
で、結果は・・
合格しました!!!
ほっと一安心。
これでようやく第一歩を踏み出すことができました。
でも、これはほんの入り口。
まだまだ基礎知識が身についた程度のレベルなので、
次のステップへ向けて勉強していきたいと思います。
がんばるぞー。
今日は学校最終日。ほんとに早かった。
あとは来週のテストを残すのみです。(今週は勉強せねば!)
今日は最後に、飼い主さん役とトレーナー役でのロールプレイング。
話す内容は思ったようにできたのだけど、やっぱりやってみると難しい。
頭で考えるのと、実際にやってみるのは、全然違うなぁ、と当たり前のことを痛感。
どんどん経験していきたいな、と思いました。
内容は50点というところでしょうけれど、
でも、まあまあうまくできたし、先生にもほめられたので、今日はちょっとうれしいです。
さて、やっぱりドッグトレーナーというのは、
犬のことがわかればいい
犬のしつけがうまければいい
というのではなく、飼い主さんとのコミュニケーションが重要です。
「飼い主さんがどうしたいか」と「トレーナーとしてこの子に何が必要と思うか」をうまく
MIXして、いっしょに目標を達成していく作業なのです。
だてに年はくってない(現在30才)、
だてにいろんな職種を渡り歩いてない(講師、営業、プロデューサー・・)、
犬に関しての知識や技術はまだまだまだまだ修行が必要ですが、
人と接するという意味では今までと同じ。
ちょっと自信を持って取り組めそうです。
あとは、やはり我が家にリンが来てから、
飼い主さんの気持ちになれたというのが一番大きいです。
初心忘れるべからず!
リンが来て2週間。
早いなぁ。2週間でずいぶん3頭身が4頭身になったくらい大きくなった気がします。
さて、トレーナー見習いの方はというと、リンが来てから
自分でも意識するくらい変わりました。
今まではぎこちなく、ほめなきゃ!という一心で変な外国人のマネみたいなオーバーアクションに
なっていたのだけど(^^;)、
今は、自然に犬をほめられるようになったように思います。
犬が喜ぶ姿が本当にうれしい。
いっしょになって楽しんだり、トレーニングしたりしたい。
そんな気持ちになれたのはリンのおかげです。
って何だろう?
オーナーさんも今時は知識も豊富で、毎日犬に触れ合っている分よく理解できるし。。
ドッグトレーナーの勉強を始めた頃、こんな不安がまだ私の中にありました。
でも、今日のお散歩の授業で理解できた気がします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ドッグトレーナーというのは、
その子ができるレベルを探してあげて、失敗しない状況をつくってあげることができる人。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
なのだと思いました。
今の私やよく飼い主さんにありがちなのは、
「この子はおいでって言ってもこないのよねぇ」
「なんでできないの?おすわり!おすわり!」
といった場面。
これはありがちな間違いです。
できないのには理由が必ずあります。
一番には、「まだ教えていない(もしくは教え方が悪い)」です。
犬なら、「おいで」と言えばくるものだと思っていませんか?
私も昔はそう思っていました。
そして、今日痛感したのが「できない理由を考えていますか?」ということ。
部屋でおすわりができても、公園に行ったらできなくなった授業でのわんちゃん。
・たくさんの人がいるから?
・地面がでこぼこしているから?
・遠くのわんちゃんが気になるから?
・落葉が気になるから?
理由はいろいろいろいろあるはずなのに、
「いつもできるのに、なんで今日はできないの?」
とばかり思って、理由を考えてあげられていない。
1度の失敗は、「たまたま」ではなく、「できない原因があるからできない」のです。
1度失敗したらまずその場を離れて、必ずできる環境で再度試すことが重要なのです。
犬が発しているメッセージをきちんと受け取って、
「確実にできる」環境をつくってあげられるのがドッグトレーナーなんだな、と思いました。
とはいってもまだ見習いの私。
とりあえずは、愛犬リンとの二人三脚の修行となりそうです。
パピーのしつけって何から始めたらいいんだろう・・?
リンが来る前は学校の勉強以外にも本を読んだり、何から始めたらいいか悩みました。
そして、来て数日はそれを読み返して、これでいいのかな??と迷う日々。
でも、何かわかってきました。
今、犬にとって必要なことって何だろう?
今、いっしょに暮らす人間にとって覚えてほしいことって何だろう?
この問いかけをすれば、必要なことが見えてくる。
まずは、この家で暮らすルールを教えること。
そして、いろんなことに慣れること。
この1週間のトレーニングを振り返ってみます。
1)トイレ
最初の2日は、何はおいてもトイレの場所でした。
つきっきりでチェックして、おしっこしそうになったらトイレに運ぶ・・の連続!
でも、ちゃんとほめて教えれば1日で覚えるものですね。ほんと、賢いです。
2)おすわり
おすわりはすぐにできるので、トレーニングに興味を持たせるためにも最初に教えます。
フードをパクパクさせながら頭の上に持っていくだけで、おしりがつくんです。
リンの場合、フードボールだと興奮しすぎるので、食べ終わった後1粒ずつでやりました。
これも1日でできました。
でも、おすわりしてほしいのは、ごはんの時だけでなく、サークルを開けるとき!
でたい、でたいと飛びついてくるのが危ないんです。
で、サークルを開ける時におすわりするまで待って、できたらほめて開けるというのを徹底してみました。
そしたらどうでしょう!
数日でできるようになっちゃったんです。
指示をしている訳ではなくて、自分で考えてやっているのがえらい。
でも、逆に指示に従っているとは言えないので、これは来週から矯正しないとなぁ。
3)ハウス
そして、今ちょうど困っていたのが、ハウスに入ること。
寝る時、ごはんの時、はハウスに入れてあげていたので、
徐々に自分から入るようにはなってきました。
えらい!
でも、トイレの始末をしている時や、興奮しすぎた時など、
ハウスに入ってほしい時は意外に多い。
うーん、どうしよ。と思っていたら、ちょうど今日の授業はハウストレーニング。
やった!
で、早速今日から実践です。
ハウスに頭が入ったら⇒ハウスに前足が入ったら⇒ハウスに後ろ足が入ったら、
と徐々にフードをあげるタイミングのレベルをあげていく。
今日はハウスに入るところまでできました。
こうやって、教えたいことは順番に出てくるんだろうな。
多分、その家によっても、その犬によっても順番は違う。
標準的なプログラムも必要だけど、その子をきちんと観察して
何をごほうびにして、何ができるか、選択してあげることが大切なんだ
と実感しました。
さて、ハウスの後は何にしようかな。
前回に引き続き、プロについて考えた今日の学校でした。
プロとアマの違いっていう定義はあちこちで語られてるけど、
今日教わったことは意外と目からウロコ。
「そのオーナーさんとわんちゃんにあったやり方を
選択してあげられるのがプロの仕事。」
 ̄ ̄
これって、今の時代ならではの「プロ」像なんだろうな。
インターネットで検索すれば情報なんていくらでも手に入る時代ならでは。
ちょうど今私は、新しく勉強することばかりなので、
情報にまどわされないようにテレビや本にも警戒して接していたところでした。
ずっと犬といっしょに生活されている方の方が私よりずっと詳しいし、
そんな中で私はプロになれるんだろうか、と不安になっていたところでした。
でも、トレーナーの先生から
「どの情報も間違ってない。
最初はどんどんテレビや本なんかの情報も吸収していって
引き出しを多くすることが大切。
という言葉に、ちょっと楽になれた。
そうなんだ。
その手法は誰かには有効だったから紹介されている訳で
間違えているものなんて一つもないのだ。
ただ、それが
目の前にいるお客様に合う方法かどうか判断できること、と
みようみまねじゃなくて、きちんと意味を理解して
正しいやり方で実践できるかどうか、が
プロとアマの分かれ目なんだ。
なんとなく、自信がわいてきた週末でした。
4回目の学校の日。
何だか急に緊張感が増した感じがする。
授業内容のせいか、心境の変化のせいか、それは定かでないが、
「プロになること」の責任の重さが急に重く感じられる。
トレーニングはトライ&エラーだが、一歩間違えればエラーのみになってしまう。
まして、パピーの1日は人間の何日にも相当する。
その1日のトレーニングが失敗に終われば、その日が無駄になるだけでなく
元に戻ってしまうことになる。
せっかくできかけていた信頼も、くずれてしまう。
間違った知識で接することで、命の危険にもつながる。
人間の子育てでも、やり方は十人十色。
うまくいく時もあれば、うまくいかない時もある。
でも、自分の子ではなく、他人の子を預かるとしたら・・?
今日はだめでした。
では通用しない。
それがプロなんだ。
始める前から深刻になりすぎるのは私の悪い癖だが、
表面上は明るく元気よく、でも常に緊張感を持って取り組もうと
決意を新たにした今日の授業でした。
人間でも犬でも、相手の気持ちって意外とわかるもの。
清く明るく元気よく。常に相手の気持ちをくみとれる状態でいたいものです。
「プロのトレーナーはアクターでもある。」
今日一番心にとめておきたい言葉です。
この年になって、久々の「学校」である。
ドッグトレーナーになるのだ。
ノートも新しく購入して、何だか不思議な気分。
ずっとPC中心の仕事だったから、ノートにまとめるなんて久しぶりで新鮮。
いっしょに通う7人はいろんな経験を持つメンバーだが、
みんな社会人なので学校とは言っても会社の新人研修のようだ。
さぁ、年末までの短い間だけど、がんばろう。




