ふと気付いたら、凛がいろいろなことができるようになっていました。
・散歩の時、私の左を常に歩ける・私が止まったら凛も止まる
・外でもアイコンタクトができ、指示に従う
・ドライヤーをあててもリラックスしている(最初は暴れていた)
・サークルを出る前に指示をしなくても「マテ」をする
・足にじゃれつかない
・興奮しても手をかまない
・あおむけにだっこしたらすぐに力を抜いた状態になる
という風に、最初は暴れたり苦労していたような記憶があるのだけど、
気付いたら「あれ?なんか楽になった気がする。」という状態に。
 
 わーいわーい、と凛の成長を喜びつつ、
「いつのまにか」ではトレーナーとして失格なので理由を整理してみたいと思います。
今日考えてみたポイントは以下の4つです。(あくまでも凛の場合は、ですが)
■ルールは徹底する⇒習慣づけ
■嫌いなものを好きにするトレーニング
■犬同士の遊びの時間を増やす
■飼い主が正しいトレーニング方法を学ぶ


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■ルールは徹底する⇒習慣づけ
 わかりやすいのが、サークルから出す時の「マテ」。
 おとなしくオスワリマテをするまでは絶対に出さない。
 これを徹底することで、オスワリしないと遊べないということを理解してきます。
 もちろん、家族全員で徹底するのが鉄則。
 うちの場合は相方がやる時も必ず私がそばにいて、失敗した時はやり直させる
 ようにしていました。ここで失敗すると、「この人の時は勝手にしても大丈夫」と
 人を見るようになってしまうので要注意です。
 
 
■嫌いなものを好きにするトレーニング
 
 ほうっておいても自然に慣れるような気がしてしまいますが、それは大きな間違い。
 例えば嫌いな音を聞かせ続けることで余計に嫌いになって「ほえ」「噛み」などに
 つながる場合もあります。
 凛の場合、ドライヤーが嫌いで暴れていたのですが、ドライヤーをあてる時は
 ものすごいほめたり、一番好きなジャーキーをあげたりし続けていました。
 プラス、ドライヤーなしでもあおむけにだっこした状態でリラックスできるように
 いろいろなところをなでるというのを毎日続けていました。 
 多分その両方の効果で、だっこやドライヤーの音、熱は別に大したことでは
 ないという認識になってきたのだと思います。
  
 
■犬同士の遊びの時間を増やす
 
 これがもしかしたら一番大きいのかもしれません。
 凛は週に何度か犬のようちえんに行くようになったのですが、
 その頃から、家の中で過剰にじゃれたり噛んだりしなくなりました。
 今までは家の中がすべてでしたから、遊び足りなくてその欲求不満が
 私の足やスリッパにまとわりつく、という行動にきていたのだと思います。
 ようちえんに行き始めてからは、もっと楽しいことができたので、
 私の足なんてどうでもよくなったのかな、と推測しています。
 ただし、これが1日中家にいる生活にもどったら元のもくあみ。
 ジャックラッセルテリアは運動が必要な犬種なので、ここは重要なポイントですね。
 
 
■飼い主が正しいトレーニング方法を学ぶ
 これも超重要。
 特に今日のお散歩の練習で実感しました!
 昨日の研修で大型犬の散歩の練習をたくさんさせてもらい、
 犬の動きやリードのさばき方を体で覚えてきたんです。
 凛はまだ右に行ったり左に行ったり、急に走ったり急に止まったり、
 興味のままに動いていたのですが、今日はリーダーウォークを徹底。
 そしたら、ちゃんと左をついて歩き、私が止まったら凛も止まって
 オスワリするようになったのです!
 もう大感激!
 ※リーダーウォークとは・・
  犬が自分よりも前に出たら反対側に歩くことで、
  常に自分が前、犬が後ろ、という位置関係になるように歩く方法です。
  なので、できるようになるまでは同じところを行ったり来たりすることになります。
 今までと今日の私の一番の違いは、「犬を誘導する」という気持ち。
 今までは止まったりひっぱったりしたら、「もーー、だめよ!」という気持ちでした。
 でも今日は、犬に正しい歩き方を教えるという気持ちになれたので、
 馬の手綱を引くように前に出たら右回転させ、怒らずに誘導できたのです。
 そして、わざと2,3歩で止まったり、かけ足してから止まったり、と
 私が犬の早さに合わせるのではなく、犬が私に合わせるということを
 理解してもらえるようにいろいろ試していきました。
 それにしても1日でできるようになるなんて!
 やっぱり今までは私のやり方が悪かったんだわ。
 
 
 
そんなこんなで、凛は私のトレーニング力を写す鏡です。
犬種や性格のせいでできないことなんて一つもなく、教えればできるようになるんですね。
もし悩んでいる方がいらっしゃったら、プロの方にアドバイスを求めることをぜひオススメしたいです。
私がこのblogで書いている方法もあくまでも凛に合った方法なだけですし、
本に書いてあることもそうです。
その子の性格や飼い主さんの性格、環境などによって、一番いいトレーニング方法は
変わってきますので、やっぱりそれを見抜くのがプロの仕事。
独学でやられている方も多いと思いますが、意外と自分でもわかっていなかったことを
指摘されたりと、多分飼い主さんとわんちゃんとの世界が広がっていくように思います!

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