イギリスのテレビはおもしろくないと思っていたけれど、ドキュメンタリー系の番組は結構好き。

日本ではなじみのないナニーですが、家庭でいっしょに生活して子供のしつけをするお仕事です。この番組 Supernanny では、どうしたらこんなになってしまうんだろう、、、と思う程度を超えたわんぱく達が登場し、ナニーのJoがしつけをするのですが、要は子供のしつけではなく、親の教育なんです。

今回は常にすぐにカッとなるお母さん。子供たちは、けるはなぐるは、4歳なのに放送禁止用語連発だは、大変なことになっています。

3日間のナニーの滞在の後、お母さんが1人で実践するという試練があるのですが、大抵ここで問題が起こります。
せっかく3日間で改善したのに、また元のような癇癪を起した息子に対し、

He's gone back the way he was.

違うんです。
お母さんがイライラしているから、子供も癇癪を起こしているのですね。
でも、本人はそれに気付かない。

ビデオを見たナニーは言う。

Do not shout, Be complete opposite.

子供は言葉よりも態度や表情を見て「感じている」。お母さんが癇癪を起こすことで、さらにイライラの連鎖が始まるのだ。

見ていて、はっとさせられました。
私は子育てのことはよくわからないけれど、楽しくいっしょに何かをする時間を作る、でもルールを破った時は絶対に許さないという態度を見せる、というナニーの方針は、ちょっとold-fashionedながら学ぶことがたくさんあります。
ちょっとだけ凛が家に来たばかりの頃を思い出しました。やってもやっても良くならない気がして、投げ出したくなるけれど、限界まで頑張った時、不思議と次の日にはいきなりすべてが解決したりするんですよね。

人間でも、動物でも、同じだなぁと思う。
本気100%向き合うということは、とってもとってもパワーが要ることなんですよね。

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