Urban forest.

6,7月はあちこちでイベントをやっていて、どれに行こうか迷う程のロンドン。
今週末は、London Festival of Architecture へ。今回私たちは、'Bankside Urban Forest Walk' というガイド付のウォーキングツアーに参加しましたよ。


正確にはわからなかったのだけど・・ディベロッパー側の人なのかな、都市計画の専門家が South Bank エリアを案内してくれました。
ここはテート・モダンという美術館の裏側。火力発電所の建物をそのまま利用した、特徴ある外観です。現在、増築工事中なのですが、新しい建物も昔タービンがあった部分の空洞をそのまま利用して作ります。イギリスは、このように昔の建物をそのまま利用するのが上手です。


South Bank は再開発地区で、現在も高層ビルがどんどん建っていきます。
そんな中で、テートモダンの展示物?モダンアートが通過していく ^^;


高架下もおしゃれに再開発。
今回は、こういった再開発がどういったポリシーで行われているか、を説明してくれました。


おしゃれ、近代的=コミュニティの崩壊 にならないよう、こんな風にビルに住む人の憩いの場も作られています。
そして、グリーンエリアをどのように作っていくかもキーポイント。ビル街の真ん中にある、隠れた箱庭をたくさん見ましたが、作られた中庭というより、本当にそこだけ自然が残されているような不思議な空間がたくさんありました。


そして、おもしろかったのがこちら。Urban orchard。


これは実験的な試みで、高架横に作られた期間限定の果樹園です。
期間終了後は、すべての植物がどこかに植えられるそう。


鉢植えの小さな果樹園。


一畳程の小さな Allotment。郊外にはAllotmentといって、貸し農地をよく見かけます。
不況のせいか、日本と同様人気なんだとか。
遠くに行くのはおっくうだけど、こういった箱庭的なallotmentなら都会でもできそうですね。


高架下では、手作りのワークショップも。


昔ながらの方法で、りんごをしぼっています。理科の実験みたい♪


地面は土ではなく、なんとタイヤを細かくくだいたもの!ふかふかだし、足は汚れないし、これはいい。犬が食べちゃったら危ないから私は使えないけど、これはいいですよ~。


ゴミ捨て用のコンテナを再利用した卓球台。

私は都市計画の専門家じゃないけれど、都会で暮らす一個人として、たくさんヒントがあるように思いました。たまにはただ眺めるだけじゃなくて、専門家の視点で案内してもらうのも、おもしろいですね。

こういったfestivalのウォーキングツアーだけでなく、いろんなテーマのウォーキングツアーがロンドンにはあります。(今回のは無料でしたが、通常は£5-10くらい)
観光地には飽きた、という方はぜひ。

東京にもあるのかな~。帰ったら、外国人向けのツアーに参加したら、おもしろそう。

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