1ヶ月前にも同じお題で書いていますが(⇒)、
ドッグトレーナーの勉強をし始め、そして凛のトレーニングを始めて
いくつか勉強していないとできなかったなぁと思うことがありました。
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●教える順番
- 犬にとってどのトレーニングが簡単でどのトレーニングが難しいのかわかる
- その子に合わせて、教える順番やレベルアップのスピードを調整できる
●失敗しない状況・環境をつくってあげること
- 見ていられない時は制限された場所(サークル内)に
- 噛まないような遊び方
- おすわりなどのトレーニングで必ず成功するような誘導の仕方 などなど
●失敗した時の対応
- 怒らない
- 何度も指示を繰り返さずに、いったん中断してやり直す
- 失敗したまま終わらせない
失敗したレベルの一つ前のレベルに戻して成功させてから終わりにする
●できた後の対応
正しい方法で教えれば、案外すぐにできてしまうもの。そこで終わらせないのがコツ。
- 人が座った指示が理解できている⇒立った状態でもできるか?
- サークル内でできた⇒サークル外でもできるか?
- 部屋の中でできた⇒外でもできるか?
- トレーニングはいつも一人⇒他の人や犬がいる状態でもできるか?
- トレーニング中は完璧⇒遊んでいる時など興奮している時も従えるか?
- トレーニング中は完璧⇒いつのまにか指示がパターン化してそれを覚えてしまっていないか?
本当にそのハンドシグナルと言葉を理解しているか?
などなど、どんな状況でもできるように、レベルアップしていく必要があるのだ。
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と、それぞれはちょっとした違いなのだけど、これができていないと
こんな状況になってしまうのではないだろうか。
・ごはんの時しか言うことを聞かない
・外に出たり、他の犬に会った時など、本当に従ってほしい時に言うことを聞かない
・指示に従うのではなく、ごはんをもらうためにとりあえず覚えていることを全部やってみる
案外こういう犬って多くないでしょうか。
これって、「指示に従っている」のではなく「芸を覚えた」という状態なのではないでしょうか。
お恥ずかしいけれど、実家のシェルティーもそうだったかも。。
凛の場合も、覚えは悪くない。
どんどんと新しいことができるようになっていくので、つい油断してしまいそうになります。
毎日のトレーニングもワンパターン化してしまいそうになります。
子犬はものすごいスピードで成長しているのだから、
それに合わせてトレーニングも毎日レベルアップしていかねば。
新しいことを覚えるのを楽しい習慣にしてあげよう。
人の方が一生懸命勉強しないとだめなのである。
でも、、
オーナーさん全員がそんな知識を持っている訳ではないし、
氾濫する雑誌やネットでの情報を自分で組み立ててトレーニングするのは簡単ではない。
子犬を迎えたら、ホームドクターと同様にまずホームトレーナーをつけて、
いつでも協力を求められる状況にしておくことが大切になるのではないかな、と思いました。
ホームトレーナーをつけるのは海外では当たり前になっている地域もあるそうです。
日本もどんどん意識改革が進んでいくことを期待!
ドッグトレーナーとオーナーの違い その2
2004.12.31
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