凛の歯のこと。ちょっと長いです。
 
 
ここ最近、前歯の裏の歯石がひどくなり、一部ぐらついてしまっていました。
 

一見きれいに見えますが、特に噛みあわせの悪い左側の歯の間が黒くなっています。
 

内側はかなりひどい。
 
初めて発見した日はショックで・・
ロンドンに来てから忙しくて歯磨きを忘れがちだった自分に腹が立ち・・
 
そんなことを言っても始まらないので、歯磨きを毎日欠かさずやるようにし、
犬歯や臼歯の歯石はあっさりとれたものの、前歯は悪化する一方。
このまま抜歯になることだけは避けたい!と、とうとう今日動物病院へ行ってきました。
 
先生の判断では、抜歯する程ではないから、通常のクリーニングでOKとのこと。
でも、いくらちゃんと歯を触らせてくれる犬でも、全身麻酔で処置をするとのこと。
理由はわかります、機材が動いている時に暴れたら、犬も人も危ないですから。
わかってはいるけど、やっぱり躊躇します。
 
技術的な問題は減ってきたとはいえ、麻酔は100%安全ではありません。事実、歯石除去のための麻酔で命を落とし、悔やみきれない想いをされた飼い主さんもいらっしゃいました。
 
全身麻酔で行う処置が標準的だと知ってはいても・・・
やっぱり他に選択肢はないものか、と堂々巡り。
 
極めつけは、今日はいつもと違う先生で、新人さんなのか、凛の保定がちゃんとできない。
おしりのチェックの際は私が抑えてたし、裏で血液採取するためにバリカンを使った時は、凛が興奮してたから多めに剃ってしまったとのこと。そんななら、私が抑えたのに!
注)もちろん凛は怖がって暴れる子ではありません。
  ただ、先生達と遊びたくてダンスダンスしていたらしい・・。
 

これ、ありえないでしょ!注射針1本刺すのに、なぜ??
おそらくベテラン先生なら、バリカンもしないはず。。。
 
そんな不信をいだいてしまったこともあり、その場で処置をお願いする気持ちにはなれず、
麻酔のための血液検査だけお願いして帰ってきたのでした。
 
 
 
そんなグルグル状態の私に、神様のおぼしめし?
 
歯磨きで解決できない箇所があったことに落ち込み、一度全部の歯石をとってもらい、
そこからケアし直すのがベスト、と一度は決断したものの、
病院を予約した直後に、以前に歯磨き指導をしていただいた歯科衛生士さんから
歯磨きだけで改善したご自身の犬のケースを紹介したお返事をいただき、
病院から帰ってきた直後に、注文していた歯石用のレメディが届き、
すべてが、麻酔なんて使うべきじゃない、という方向に私を引っ張っていってくれました。
 
やっぱり歯石をとるためだけに全身麻酔というのは、何かが間違っている!
 
年齢や体調によっては歯石の悪化が命にかかわるケースもあるので、
もちろんケースバイケースですが、凛はまだ5才。
幸い歯磨きである程度はコントロールしてきているから、最悪の状況ではまだない。
 
歯磨きの徹底と、ハーブレメディを試して、もう少し様子を見てみたいと思います。
 

とりあえず、Plaque off の方だけ試してみることにしました。
唾液の成分を変えることで、歯石を分解されやすくするというハーブレメディです。
 
 
5才、シニアではないけど若くもない。
そろそろ、「大丈夫だよ~」と笑い飛ばす時期は終わったんだなぁ、と
気を引き締めた1日でした。
 

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