Just like man's best friend...ではなく、今度は本当の man's best friend = of course, dogs! のお話です。

"The Secret Life of the Dog"
http://www.bbc.co.uk/iplayer/episode/b00pssgh/Horizon_20092010_The_Secret_Life_of_the_Dog/

1/6にBBC2で放送されたドキュメンタリーです。随分アップするのが遅くなりましたが・・
1ヶ月はインターネットでも見れるようなので、ぜひご覧ください!

どうやって人と犬がコミュニケーションをとっているのか、
そして、どうして犬だけができるのか、(オオカミからの進化も含めて)

という点が大きな内容です。
英語がわからない~、という方も映像だけでも何となくわかると思いますよ。
映像だけでわかりやすいポイントとしては、

野生のキツネを50年かけてdomesticated(ペット化)しているロシアの実験。
犬と同じように人にしっぽをふって喜ぶようになり、しっぽは短くカールし、
耳もたれてくるのが映像でわかります。8世代目からこういう子が出てきたそう。

世界一かしこいボーダーコリー
何年か前にNational Geographicにも掲載されていた子ですね。
340の言葉を聞き分けているとのこと。言葉だけならそれ程驚かないのですが、
写真を見せて、同じものを持ってくる、というのはちょっと感動。初めて見たものでも
できるんですって。犬の可能性はここまで、と決めてはいけないなぁ、と思いました。

人の指差しジェスチャーをどれだけ理解できるか?
何もまだ学んでいないパピーでも、理解できることを実験で証明しています。
これはチンパンジーにはできない。ましてオオカミはアイコンタクトをとらないから無理。
どちらかというと、2才の子供が学習する過程と似ているとのこと。
最近では、チンパンジーにとってかわる存在として、犬が注目されてきているらしい。
(遺伝子レベルでの病気の特定など)

個人的にはこういう実験は好きではありませんが(最大限犬にストレスを与えないように、とは配慮されていると思いますが!)、ドイツ、イギリスを始め、ヨーロッパ各国ではこうやって科学的に研究しているんですね。
経験則に偏りがちな日本の犬社会から見ると、随分と考え方の差を感じさせられました。

Comment(1)

  1. 日本に帰国したお友達からご指摘いただきました。
    日本からだとBBCの動画は見れないんですね。。ごめんなさい!
    ご興味のある方は You tube でどうぞ。
    http://www.youtube.com/view_play_list?p=60362C0BA9995364&search_query=The+Secret+Life+of+the+Dog+horizon&rclk=pti
     
    英語の勉強のために何度か見直していたのですが、だんだん「だから何?」と思ってきてしまいました ^^;
    犬の声で感情が判別できるとか、オオカミと犬は違うとか、事実としては当たり前なことで、その科学的な裏付けをしているという感も否めません。いや、それでも良い番組なんですよ、一応フォローしておくと。
     
    補足ですが、この番組は動物の知能指数について語っている訳ではありません。
    チンパンジー、オオカミ、犬では異なる本能を持っている訳で、何かを覚える過程もモチベーションも全く異なります。何を比較しているかというと、「人間と協同したいという本能が備わっているのは犬だけ」という点ですね。
    オオカミの子を犬と同じように育ててもペット化しないのは、その本能の違いです。
    世界一賢いボーダーコリーも、生後数カ月で自主的に覚え始めた、と言っていました。
      
    個人的には、ずっと感じていた「たくさん愛情を受けて育った犬の顔ってみんな似てるなぁ」ということが、何となくこの番組を見て理由がわかった気がしました。
    (ただ、愛情=ペット化した顔という図式ではなく、遺伝子レベルの話で。
     あ、一応私、生物学科出身です。今思い出した。
     それがわかったからって、どーする?とかすぐ思っちゃうから、学者にはなれなかった^^;)
     

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