どこに行くのかいつ出発するのか、何もわからないままツアーが始まりました。
一応日程表はあるけど、すべてがアバウト。
でも、みんな心配するそぶりもないから、こんなものなのか?
 

まずは、ツアー込のレンタルウェアを借りる。
もこもこのウェアなだけでなく、私のサイズはないから、本当に雪だるま状態です。
 
車に乗せられ、着いたのはスウェーデンのKiruna。
よくわからない内に北欧3ヶ国制覇です。
(Tromso,Norway -> Karesuvanto,Finland -> Kiruna,Sweden)
 

犬がたくさんで、いきなりテンションがあがる!
後で知ったのですが、全部の子がここで暮らしている訳ではないようです。
私たちのガイドさんの犬は、手前の車でやってきました。
 

犬たちもやる気マンマン。
小屋の上にオスワリをしている子、ひたすらウロウロする子、様々です。
 

ガイドさんが見えた途端、出発を予期してか、遠吠えが始まる!
 
今回は体験コースではなく、1人1台ソリに乗るので、ここからは緊張の連続。
しばらく写真は撮れませんでした。
 
お昼をいただいたら、まずはガイドさんから注意事項を聞く。
自分のチームの犬に責任を持つこと、これが一番。
例え犬が逃げたとしても追いかけない。
他の人が転んだりしても振り返らない。
 
そして、ソリの操縦方法を聞いたら、出発です。
ガイドさんは8頭、私達は4頭ずつ、20頭の大合唱が始まります!
 
身震いしたのが、出発直前。
出発する前ほんの5秒程、全犬がピタリと吠えやみ、一瞬の静けさの中、ガイドさんの「Hike!」の掛け声で一斉に走りだしました。
 
スキーと同じとは言われたけれど、本当に同じ。意外と簡単!
一応指示の言葉も習ったけれど、何も言う必要なし。
犬たちはガイドさんのソリについて行くので、必要な時にブレーキを踏むだけでOKでした。
 

途中で他のチームと遭遇。通過を待ちます。
このチームは犬12頭で、なんと人が4人乗ってました~。
マッシャーさん運転で、乗るだけのコースもあるんです。
 
 
ちょっと止まったついでに、写真を撮ってもらう。
 
何もない平原を走るのは、とにかく気持ちい良い!
後から湖の上だったと知りました!
 

私のチーム。
リーダー犬Aikaは、Working dog らしく全くフレンドリーじゃなかったのに、
マッシャーさんがカメラを向けるとこの笑顔♪ 本当に大好きなんだなー。
  

相方チームは白い犬。
 
すべての犬はアラスカンハスキーです。
ガイドさん曰く、シベリアンハスキーよりも吠えないし、落ち着いているとのこと。
そんなに大きくなく、日本犬に近い顔。でも、やっぱり私は青い目の目つきが悪い子が好き♪
 
 

山にも登って、夕日をおがむ。
1日30-50km近く走ります。
 

ふぃー、やっとロッジに到着。-28℃。
(結局この日の最低気温は-36℃でした。)
 

ちょっぴり休んだら、犬たちのお世話。
まずは、持ってきたワラを犬小屋に敷いていきます。この寒さの中で寝るんだもんね。。
 

外は冷凍庫以下の気温ですから。凍ったお肉を斧で割っていきます。
 

走った後のおやつ♪ 夕ご飯は、この後暖かいお湯をかけてあげていました。
 

3時間くらい走ったのかな。レースの時は10時間以上走るそうですが、それでも疲れたのか、みんなすぐ小屋に入っていきました。
 

でも、やっぱり気になってのぞいてみると・・
 

出て来てくれた~。まだ1才半のHannah。次期リーダー犬です。
 

ペット犬のようにフレンドリーなScar。体全体をこすりつけて喜んでくれました。
 

兄弟犬のSimba。力持ちで、この子が本気を出している時はソリが早い!
 
クールなリーダー犬Aikaは出て来てくれませんでしたが TT
自分のチームの子だけが出て来てくれたので(他のチームの子は見向きもしない)、
一応チームの一員として認めてくれたのかな~、とちょっとうれしかったよ♪
 
 

そして、犬達のごはんの後は、ガイドさんが夕ご飯を作ってくれました。
 

シカ肉は意外にもあっさりしていて、おいしかった♪
 
このロッジは山の頂上にあるので、電気水道がありません。
水は裏の川から汲んできて、ろうそくの火と暖炉、そして寝袋で一晩過ごします。
 
なんと、トイレは外。もちろん部屋にはなっているけど、暖房なしだから本気で寒かった!
-35℃の中でぬぐんですよー。それでも、2回目からはそれ程でもなくなり、人間もちゃんと適応するんだなー、と自分の体に感心したのでした。
 
 
そしてそして、オーロラもしっかり見れたのですが、写真は撮れず!
それでもいっしょに参加したイギリス人のおじさんと「Look at that!Yahooooooo!」と叫んで1日は終わりました。
 
本当に一生に一度の体験です♪

コメントを残す