私の迷い
・凛はおもちゃには興味がない。これって性格?私の育て方?
・食べ物をトレーニングに使うのはNG?テニスボールの方が絶対によいの?
・イギリス式トレーニングって何だ?アメリカ式との違いはあるの?じゃあ、日本式は?
・犬種によってトレーニングの方法は変わる?
 
何となく答えは出ているんだけど、反論されたら負けちゃいそうな、うまく説明も実践もできていない部分がありました。
 
 
今回、全部解決しました!
 
 
Johnはアメリカ、ベルギー、インド等、様々な国でこういったワークショップを行っているので、それぞれの国の現状とその背景にあるものをたくさん織り交ぜてくれました。
 
なぜイギリスの犬たちはあんなにボールが好きなのか?理由は犬種だけではない。
ステレオタイプ的な書き方ですが(実際に統計的にも)、ガーデンでほとんどを過ごし、ガードドッグとして飼われるという環境の元で発展したアメリカのドッグトレーニングと、散歩は公園というか草原でノーリードが当たり前のイギリスでは、考え方も方法も違ってくるのは当然です。
その背景にあるものを理解しないと、ただの批判になってしまうけれど、そうじゃない。違って当然なのだ。
迷い1の答えは、凛の性格もあるけれど、私の育て方でもある、ということです。
 
日本のドッグトレーニングは、まだ海外から直輸入状態でうまくワークしていない部分もあるのは事実。
○○式だとか、ポジティブだネガティブだとか、あの国はすばらしい日本はひどいとか、何が言いたいかはよく理解できるのだけど、私の中では拒否反応が出ていました。
 
それがイギリスに住んで、この国の犬文化を感じてみたい、と思ったきっかけでした。
本当に何となくだけど、その答えはアメリカではなくヨーロッパにある気がして。
1年間住んでみて、犬好きイギリス人と接する機会も増えて、ようやくその背景にあるものが理解できてきているのだと思います。
 
それが何かはやっぱりうまく書けないけれど・・。
ガイコクジンとして住んでいると自分が相手に合わせるのが普通だから、今はとっても open-minded になれていると思います。
 
 
あ、それから本物の Sniffer dog 見ました!
麻薬探知犬として活躍しているのだけど、あるアクシデントをきっかけにシェパードに吠えるようになったとのことで、それを解決するデモンストレーションとして来てくれました。
 
その問題は彼女と犬との強すぎるくらいの関係を利用して、あっさり解決したのですが、
なるほどな、と思ったのが、彼女がクリッカーを使っている理由。
麻薬探知犬の仕事は、道路や建物だけでなく、駅や空港では人に対しても行われます。
なので、犬が麻薬を見つけた瞬間に Goog boyyyyy! とほめてボールを投げる訳にはいかないんです ^^;
とりあえずクリッカーを鳴らして、怪しい人は別の警察官が尋問に連れて行き、落ち着いた所でボールを投げてあげるとのこと。
Super excellent な麻薬探知のデモも披露してくれましたよ♪
 
前のblogでも書いた通り、Johnは基本的には表情と声のトーン、ジェスチャーだけで十分というタイプ。私もこれには賛成です。犬にとって難しいことを教える場合、クリッカーを使うこともありますが、覚えたらほめるだけに切り替えます。
初めて「クリッカーだけの方がよい」と思えるパターンに出会いました。
 

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