緊張と充実の4日間も今日で終わり。
途中は写真を撮る余裕なんてなかったので、終わった後、バス待ちの間にもう一度フィールドに戻って撮った写真といっしょにレポートします ^^;
トレーニングはほとんど外。このサッカー場や、フットパスや駐車場で行いました。
最後の2日間は、2グループに分かれて捜査チームを結成し、犬が探し当てたヒントを元に、犯人の名前、時間、場所などを推測していきました。
実際にヒントが書かれた紙を見つけたり、犯人がの遺留品を探していった訳です。
倉庫なのかな、格好の隠し場所。ここで銃(のにおい)を見つける練習をしましたよ。
殺人現場はこの一番左のトイレでした。
もうワークショップは終わっているけれど、まだにおいが残っているから、凛は一目散に現場へ向かいます。
私たちのグループは、見つけるのはいつもとても早かったのですが、この現場で殺人時刻を見逃して負け!なんと、この場所で凛は遺体(おもちゃです)を発見していたのに、犬が地面のにおいをかぐから、いっしょに下ばっかり見ていて、ドアに書かれたダイイングメッセージに気付かなかったのです。
これがダイイングメッセージ。
こんなに大きくはっきり書いてあるのに・・・。
外もくまなく探します。
実際、街中でもこういう場所に隠しておいて、取引するんだそう。
テレビの警察犬の番組でやってました。
凛はいつもくんくんしていますが、目的のにおいを見つけた時になめるのがサイン。
この行動の違いを発見してからは、判断が簡単になりました。
でも、爆弾探知犬にはなれないんです。なめたらバーーーンだから。。。
そして、顔つきも違います。
犬の目は横についているから、普段は結構広い範囲を見ているのですが、トラッキングモードになると目が正面しか見ていません。仕事モードってこういうことなんだなぁ。
最終日はすっかりこのにおいに執着していて、おやつを鼻に近づけても離れませんでした。
なんと、あのおやつ大好き犬が!
そんなこんなで、充実の4日間。
細かいことをあげればキリがないけれど、今でも心に残っているのは、
犬の能力のすばらしさ
そして
それに限界を設けているのは人間
ということ。
例えば、爆弾探知の練習で、たくさんある箱の中から2つ正しい箱を探す仕事をした時、私は2つにおいが入っている箱を探すのだと理解していたんですね。なのに、凛は5個も6個も嗅ぎ当てる。あれ?あれれ??と謎のままチームメンバーの推測にまかせていたら、なんと2つにおいが「入っていない」箱を探さなくちゃいけなかったのでした。Oh, my god!
I was wrong!
You were right!!
Again..... ダイイングメッセージと同様、人間の思い込みで接したら間違いが起こります。
犬の能力をちゃんと理解して、信用することで、この仕事は成り立っているんだなぁ、と痛感しました。
トレーナーの先生も、犬たちはすばらしかった!でもね・・
と最後にこのことをコメントしていました。
犬の能力は、人間の想像をはるかに超えるものがあります。
正直、ガンオイルなんて人間には何のにおいもしないので、想像ができない!
本来備わったその能力を「活かす」と今まで思っていましたが、そうじゃなくて「信じる」だなぁ、というのが私の実感でした。
気付かせてくれて、ありがとう。
またまた凛に感謝の3日間でした♪
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