突然ですが、、
1週間イーストロンドンにある Wanstead Parkでドッグウォーカーのお手伝いをしてきました!


慣れてきた後半は、凛も連れていきましたよ。おやつタイムはやはり一番手前を狙います。。
凛の後ろの超♪かわいいシェパードが彼女の犬。
この子はレスキュー出身で、ドッグウォーカーさん自身もBatterseaで働いた経験を持つ。現場の裏側のお話もたくさん聞けて、良い面ばかりでなく問題点もわかってきたので、これは別途レポートしたいと思います。


犬たちは終始ニコニコうれしそう。基本は車で公園に連れていき、オフリード散歩です。


犬達は毎日もしくは曜日を決めて来る子達ばかりなので、もう公園内は知ったもの。
水好きさん達は、真っ先に川へと向かいます。早くおいでよ~、と言わんばかり。


小道を抜けると、


誰もいないパスが続いています。
昼間の Wanstead Park は本当に静か。ほとんど人にも合わない場所を選んでいるので、ノーリードでも安心してお散歩できました。

都会の公園では人や犬が多すぎて、ノーリードにできる公園だとしても、緊張感いっぱいのお散歩になってしまうでしょう。場所選びは本当に大切だな、と実感しました。

なぜ、いきなりドッグウォーカーかというと、、
何かもっとロンドンの犬事情を実感できることをしたいと考えていた時に、以前に出会ったトレーナーさんから、彼女を紹介していただいたのでした。あのツゥーリッド・ルーガス氏が設立したヨーロッパのトレーナー協会(PSTE)に所属する方なので、間違いなく犬に対する姿勢は共感できると直感し、飛びつきました。予想通り、すばらしい経験ができましたよ。

でも、正直最初はドッグウォーカーのお仕事って想像できなかったんですよね。
日本では大小様々な犬のお散歩トレーニングをしてきましたが、基本は1:1、オンリード。ここでは基本ノーリード。しかも多頭。
果たして、安全に楽しく散歩することができるのだろうか?

近所で時々見かけるドッグウォーカーさんも何人かいるけれど、ラブやスパニエルなどのコントロールしやすい子はノーリード/小型犬はつなぎっぱなしで10頭くらい連れている人もいたし、3,4頭だけどコントロールするのが大変そうな人もいたし、犬にもフェアできちんと多頭を管理するのは、本当に難しそうに見えました。

同じお金を払って、飼い主さんは犬が自由に走れることを期待している、というのはもちろんのこと、犬の心理を考えても、他の犬は自由に走ってるのに自分はつながれている、というのはフェアじゃない。私は絶対にそれはしたくない。
そうはいっても、例えば極端な話、テリア10頭をノーリードで1頭も見失わずに散歩できるかというと、不可能に近いだろう。(いっしょに暮らしている10頭でなければ)

未体験な世界なだけに、不安が先行する。

ということで、事前にメールでいろいろと質問した上でのお手伝いだったですが、百聞は一見にしかず。1日目で私の不安は一気に解消され、ドッグウォーカーの楽しさにはまりました。

彼女のポリシーは、自分が責任を持って管理できるのは5頭まで。
加えて、もちろんいきなり新しい5頭は無理で、1頭ずつ順番に加えてグループができていったとのこと。今週もまだ新入りのスパニエルの子は一度ブッシュに入ると20分は戻ってこないということでフレキシリードでトレーニング中。

犬たちは常連さんのみ。
彼女が相性を確認した上で午前午後にグループをわけているし、お互いによく知った仲だから、問題が起きることもない。加えて、ピースメーカーの犬をうまく活用して、人が仲介しなくても、ある程度犬同士で群れを作ってくれる。

ピースメーカーのシェパードの子の存在もありがたいものでした。
彼女はシェパードらしくとても責任感が強く、最後尾にいることがほとんどで、他の犬が全員先に行ったかチェックしてるんです。遊びが行き過ぎてワンワンうるさい時は止めに入るし、本当に彼女がいるだけで私は何もやる必要がないくらい。

これが、グループで歩くことのメリットですよね。
私自身の経験の中でも、犬仲間と旅行に行く時によく感じます。同じメンバーでずっと行動を共にしていると、犬たちも連帯意識を感じて不思議とお互い遠くにいかなくなる。(それでも行くのが凛だったけど・・)そして、犬の中でも、先頭を行く子、遊びをしかける子、遊びを止める子、と自然に役割分担ができてくる。

でもね、と彼女が付け加えてくれたのは、
エージェントを通して仕事をしていた時に、相性を考えずに新しい犬を加えられることも多く苦労したそうです。想像に堅くない、、、初めて参加する犬が群れとして合わせて歩いてくれるかはわからないし、相性が悪くてけんかになる可能性があったりしたら、全頭をノーリードで、というのは難しいです。
彼女はそれでも何とかできるでしょうけれど、犬を飼った経験がないのに仕事をしている人もいること、そのためにトラブルも実際に多々あるなどの話を聞かせてくれました。
そういったことを経験して今は、独立して友人と数人でドッグウォーカーのお仕事をされています。

彼女の犬に対する姿勢は、とても共感を感じました。
犬をぴったりヒールさせて歩くドッグウォーカーさんもいますが、私はそれは好きじゃない。
彼女の散歩の中では、犬はリラックスするために来ているのだから、走ったり、においをかいだり、川に入ったり、自由でなければ意味がない。前を歩いたって、後ろを歩いたって、もちろん構わない。かといって、勝手にどこかに行ってしまう訳ではなく、犬たちは常に人がどこにいるか確認しながら離れる距離だって考えているし、他の人や犬と会った時は全犬呼び戻すこともある。それだけのこと。
私のトレーニングの原点もここにあります。

だから、彼女のお散歩では、犬たちが本当に自然体で楽しそうでした。

そして、彼女はとっても正直で正義感の強い女性で、絶対に散歩時間を短縮したりしないし(残念ながら、移動時間を含めて1時間にしてしまう人も実際にはいるそうです。。)、飼い主さんの質問にも私の質問にも真剣に答えてくれる人。

すっかり私は彼女のファンになり、生まれて初めてドッグウォーカーっていう仕事もいいなぁ、と思える経験でした。
初日は慣れない仕事(と英語)でぐったり疲れ、8時にはベッドに入っていた程でしたが、本当に充実した1週間をいただきました。ドッグウォーカーのお仕事は平日の昼間だけだから、どうしても普段は難しいけれど、今度パピークラスを開催するということで、またお手伝いをさせていただくことに。今から楽しみです♪

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