「うちの子をほかのわんちゃんと遊ばせたい!」
子犬を飼い始めたばかりの方の多くはこう思うだろう。

でも、トレーナーとしては
「ちょっと待った!」
と言わざるを得ない。

犬同士の遊びから、あいさつの仕方、噛み加減、遊び方なんかを
覚えていくので、ものすごく重要なのですが、ここで重要なのが相手なのです。
上手に遊んでくれ、できれば指導もしてくれるような相手がBEST。
でも、なかなかそういう相手がご近所にいる訳でもなく、それを見分けるのは難しい。

そこでオススメなのが、ようちえんやパピーパーティーです。
トレーナーがその子の性格を見抜いて相手を選んであげらることができれば、
きっと犬社会へのデビューは大成功になるでしょう。
そこのスタッフ犬など、年長のわんちゃんがいっしょならなおよしです!
 
 
ちょっと話がそれましたが、上のような理由があって
「犬のようちえん」に来たばかりの子は、スタッフ犬やようちえんに長くいる子、
それからパピーの中でも遊び上手な子を選んで犬社会へデビューさせます。
私の担当の子も、ここ何回か「楽しく遊べる相手」と遊んで犬同士の
おつきあいがとても上手になったので、今日は逆の相手にチャレンジ。

今日のお相手は「遊ぶのが嫌な大人の子」です。
というとちょっと語弊がありますが、嫌だというサインを出しているのに
しつこく遊びに誘ったり一方的に手をかけてきたりすると、怒ってあげる
ことのできる子なのです。
元気のいいパピーは大抵みな怒られて、「自分が遊びたい時にいつでも遊べる
訳じゃないこと」「相手が遊んでいいサインを出しているのか、遊びたくない
サインを出しているのか」などを学ぶのです。
パピーちゃんは一度怒られて理解すると、「遊びたくないサイン」を出している
犬には遊びに行かなくなります。
# 一つだけ注意。
 「犬同士の遊びは楽しい」⇒「誰でも遊べる訳じゃない」の順番が大切です。
 一番最初の相手がこの子だと、犬嫌いになってしまう可能性もあります。
 
 
ところが!今日この子に会ったパピーは、なんと最初から一歩も近づこうとしません!
こわがる訳でもなく、ちゃんとこの子が「遊びたくないサイン」を出していることを
理解していたのです。

タイトルに「勘のよいこ」「勘の悪い子」とかいてしまいましたが、
まだ犬同士のおきてを学んでない子犬は勘が悪くて当たり前。
でも、この子は怒られなくても察することができる子でした。
とってもセンシティブな心の持ち主のわんちゃんなのでした。
きっとオーナーさんの気持ちも上手に察してあげることのできる子になるんだろうな。
 
 
この子には、きっと見せかけの「ほめる」「怒る」は通用しません。
この子に限らずですが、ちょっとした言葉も行動も本気で接していかないと
犬には伝わらないということを、改めて思いおこさせてくれたことに感謝です。

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