行ってみたい国は山ほどあるけれど、なぜか「タイミング」ってあるんですよね。
 
今回行ってきたのは、アイスランド。アイルランドじゃなくて、北の果ての方の。
行きたい国の内の一つではあったけれど、No.1ではなかった。
思えば、何年も前に同僚と「世界中どこでも行けるならどこに行きたい?」という話をした時、たけちゃんが「アイスランド!」と答えていたのが始まりでした。その時の感想は・・「え?何があるの?そこ」という感じでしたが・・ たけちゃん、ごめん。アイスランド、ごめんなさい ^^;
それ以来、世界で一番行きたい場所はアイスランドと豪語する人に何人も会い、少しずつ私の中で順位をあげていった所でしたが、春に火山が爆発してあきらめていました。
 
そんな中、一気に順位をあげたのがこのキャンペーン -Inspired by Iceland
もうとっくに火山はおさまっているし、火山なんてアイスランドではしょっちゅうなのに、今回の飛行場閉鎖でアイスランド=戻ってこれないかもしれない 図式がすりこまれてしまっているのだ。政府や航空会社が頑張ってアピールしているという訳です。
 
はい、まんまと広告に載せられました。
初めてこの広告を新聞で見た時、あまりの写真の美しさに、これは行かなくては!と急に目覚めてしまったんです。ずっと行きたいと思っていた人からは、怒られそうな行き方ですが ^^;
 
ということで、いつものように観光地そっちのけで、犬レポートいきますよ♪
 
 
アイスランドで初めて会った犬。コンビニ前で飼い主さんを待っていました。
 
 
こちらも本屋さん前で飼い主さんを待つ犬。何ともユニークな瞬間が撮れました♪
 
 
なぜか、ハイストリートと広場は犬立ち入り禁止?!
 
アイスランドは人口30万人という小さな国。
今回はあまりたくさんの犬との出会いはなく、ちょっと寂しいので、他の動物を。
 
 
こんな溶岩とコケしか生えていない場所にも羊がいます。
このシーズン、ほとんどがお母さん+子供2頭という組み合わせでした。これを見ちゃうと、この国のラムはおいしいと言われても、食べる気にはなれなかった。。。
おそらく野良羊だと思うのですが、道路の横に逃げればよいものを、道路に沿って逃げるので、しばらく追いかけっこをするはめに ^^;
 
 
氷河湖にカモの親子!
一番暖かい季節とはいえ、氷河の近辺はフリースを着こんでも寒いくらい。今回の旅では、野生動物のたくましさを感じました。
 
 
そして、乗馬もしてきましたよ。
20人くらい列になって、自然の中を歩きます。トイレにいっている間に説明が終わって、今回乗馬初体験の相方は焦ってましたが、それでも問題ないくらい落ち着いて歩いてくれる馬たちでした。
アイスランドの馬は体高が低いので、乗り降りも1人でラクラク。
 
 
なのに!私の馬だけ、乗る時に急に暴れてあやうく落ちそうに!
乗っている間も、インストラクターの人が来ると走るけど、見てないとダラダラ。前の馬について歩くのではなく、自分で歩きやすい場所を選んで歩く。と、まるで凛と私のような性格。こういう子、嫌いじゃない♪
 
でも、、、機嫌が悪いのには、実は理由があったのだ。
馬に関してはド素人だから、あくまでも私の予想だけど。
 
一つは、口輪みたいなもの。足で蹴って合図しても全然走ってくれないから、インストラクターの方がこの子の口輪を外して、もし走らなかったらこれでムチみたいにしてみて、と言われる。
ところが、これを外した途端、急にちゃんと他の馬にペースを合わせて歩いてくれるように。結局ムチとしては、一度しか使わなかった。それも、軽~くピチッてやっただけ。
ひょっとしたら、これを外してほしかったんじゃないから。
わがまま言ってれば、これを外してくれるのを、知ってたんじゃないかな。
 
そしてもう一つは、決定的なこと。
最後に鞍を外したら、古傷から血がにじんてた。
きっとこれが痛かったんだよね。。最初に気付いてあげなくてごめんよぉ。。
でも、鞍つけたのは私じゃないので、気付きようがなかった。。
 
 
最後は、Norther Light Inn の看板犬 Max!
 
 
いきなりお出迎え~と、ときめいていると、中に入れろ、と。。
そして、さっさと奥に行ってしまわれました(泣)
 
夕ご飯の後、再度アタックすると、
 
 
今度は散歩に誘われる。
 
 
ハヤク オイデヨ
 
うぅ、シロ再び。Maxのおもてなしを無碍に断りたくはないのだけど、もう暗くなってきたし、その先は溶岩とコケだけで、犬はOKでも私は落ちるかもしれないのよぉ。。。
行かないよ、と伝えた時に犬の残念そうな顔は、見たくないものです。
 
翌日の朝、リベンジ!とばかりにMaxを外に誘うと。
 
 
ノビ~。
 
 
ネル。
 
 
ゴロゴロ~~~
 
以上。
やっぱりお誘いは絶対に断るべきじゃなかったのだ。この旅唯一の後悔です。
 
 
そんな訳で、もちろん観光地も目いっぱい楽しみましたが、やっぱり犬との出会いは外せない。
個人でだったり、現地ツアーに参加するようになって、旅行の仕方が変わりました。
 
そういえば、いっしょにハイキングツアーに参加したアメリカ人のおぼちゃん(60歳超え?)は、前回はたった4日だったけど、今回は2週間+グリーンランド3日よ~と元気たっぷり。グリーンランド、それこそ何があるんだ!という感じですが、アイスランドからは日帰りツアーがあるくらい近いんです。
同じホテルのアメリカ人団体さんたちは、どう見ても最年少が60歳と言った所。ハイキングはどう見ても無理そうですが、それでもはるばる旅行に来るなんてすごいな~、と思います。ホテルにはってある日程を見たら、結構タフに長距離移動してました。
 
ある記事を読んだら、こんなことが載っていました。
 
  昔は「どこに行くか」が重要だったけれど、
  それが「何をしたか」に変わり、
  最近は「何を得たか、感じたか」が求められている
 
とのこと。なる程。
ハワイに行ってきた、と自慢する時代はとっくに終わってますものね。
 
もちろん、本を読んだり、写真を見たり、勉強することで得るものはたくさんあるはずなのだけど、現代人は忙しすぎる?
実際に行ってみると、いろんなアイデアを思いついたりするので不思議です。実際は大したことがないアイデアだったりするのだけど、何かが inspire するのでしょうか。
 
今回も動物たち、そして親切な人たち、すばらしい風景との出会いに感謝♪

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