さすがに2週間の旅は疲れるもので、夏バテも相まって、1週間経てもだるさがとれない人と犬。
 
旅のように、非日常の経験は人と犬を成長させるけれど、この数ヶ月は移動ばかりで、ずっと旅をしているようなもの。もう何が日常なのか、わからない状態です ^^;
 
お客様には、
毎日お散歩コースが同じじゃつまらない、とか、
いっしょに出かけて、普段とは違う体験をさせてあげよう、とか、
言ってますが、私たちに必要なのは、毎日同じコースをお散歩することかもしれません・・・。
 

という訳で、やってきたのはいつもの公園。
 
5月はタンポポで埋め尽くされていたこの広場も、今はシロツメクサでいっぱい!
7月にシロツメクサを見るのは、本州から来た私にとっては不思議な風景です。
 
犬はお花のにおいを・・・ではなく、もちろん誰かが残していったにおいを嗅いでいます。
 
 
日本ってステキな国だなぁ、と思うのは、季節の移り変わりを大切にしている所。
桜が咲いたら春、蝉が鳴いたら梅雨明け、などなど、自然が教えてくれる指標が好きです。
気象庁も正式に調べてるんですよ。桜以外にもこんなに指標あったなんて、知りませんでした。
http://www.data.jma.go.jp/sakura/data/index.html
 
そういえば、うぐいすは春の鳥だと思っていたけれど、こっちでは夏でも鳴いてるなー。
今までの感覚を捨てて、違う国に来たと思わなければ。
 

この大きな毛虫、よく見かけます。
夏の自然公園は樹が茂り過ぎだし、虫も多いから、どうも敬遠される方も多いようで、毛虫も堂々と道を歩いています。
 
これはにおいを嗅いでるっていうより、見てますね。
近づいちゃいけない、と教えている所。
ちゃんと見て、覚えてくださいよ。
 

スグリの実、発見♪
 
ここほれワンワン!よく見つけたね!と思ったら、犬はもちろん赤い実には興味なし。
その上にかかっている誰かのにおい・・・。
 
わかっているけど、ちょっとがっくり。
かわいいねー、という感覚は共有できません。
 
食べれるとわかれば、別だけどね。
 

今日はもうひたすらにおいかぎ大会。
あ、もうご承知の通り、葉っぱには興味はありません。
その間にあるアスファルトに何かのにおいが残っているようで。
 
 
凛を見ていて感じるのは、ストレスたまっている時程、においをかぐ「しつこさ」が強いということ。
何かしたくてしようがない気持ちの表れでしょうか。
 
こういう時は、満足して自分から離れるまで嗅がせるようにしています。
でないと、嗅がせてもらえない→欲求不満→もっと嗅ぎたがるの悪循環。。。
こんな日は、住宅街だけを歩いては不満顔になるのは目に見えているから、公園に限る!
 
たくさんにおいを拾った日は、「あぁ、今日もいっぱい情報収集したぞー」という感じでしょうか?
 
後半は、どんどん犬もおだやかに。
そして、におい嗅ぎは減り、ようやく私とのコミュニケーションを楽しむように。
 
 

ようやく、顔があがってきましたよ。
 
と思ったら、誘ってるの?
えー、そっちは草がすごいから行かないよ。
 
どんどん離れてるのに、立ち止ってガン見。
これは、自分が行きたい道があるっていう、彼女のサイン。
それじゃあ、と犬についていくと、犬はとってもうれしそうに先導するからかわいいのです。
 
でも今日はダメ。 
そんな駆け引きも楽しみの一つ。
 

あきらめが早いのも、犬のいい所。
私についてくる意思がないとわかれば、待って~、と追いかけてくる。
 
そのかわり、ちょっとこの階段で遊んで行こうよ。ね?
 

最後はようやく笑顔になりました♪
 
最近、表情がとても素直な犬。
 
つまらない時は、本当につまらなそうだし、
楽しい時は、本当に楽しそう。
 
年齢ゆえなのか、
イギリスでの生活で変わったからか、
私といる時間が増えたからか、
 
いずれにせよ、我慢することが減った今の生活は、まあまあいいんじゃないかと思っています♪

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