全国初のトイプードル警察犬が誕生!
http://www.asahi.com/national/update/1129/OSK201111290083.html
近年、シュナやチワワ、柴犬まで合格して、小型犬が増えてきていますね。
ニュースをご覧になって、うちの子もできる?と思った方も多いのではないでしょうか。
警察犬の仕事とは違いますが、
先日(というには随分前だけど、、)先輩トレーナーさんから興味深い話を聞きました。
彼女の災害救助犬の先生が、今パーソン・ラッセル・テリアに注目しているとのこと。
小型犬は身軽だから、人や大型犬が入れない瓦礫の上にも行ける、というだけでなく、
決められた仕事「生きている人を探す」をきっちり行うシェパード系の犬に比べ、
テリアは興味本位で探すため、生きている人以外、つまり亡くなった方の捜索にも役に立つのでは、とのこと。
実際に今年の震災で出動したパーソンもいるということです。
この話を聞いて、すごく納得しました。
きちんと教えれば、きちんと仕事はする。
でも、指示されたにおい以外のにおいにも寄り道したり、自分が嗅ぎたいにおいがあった場所は絶対忘れずに、仕事が終わった後に戻ったり、と自分自身の興味も満たさないと気が済まないのがこの犬種。
遊びでトラッキングをさせても、まっすぐ進んでいるようで、鼻だけ横向いてたりするんですよね(笑)
私には災害救助犬といっしょに働く体力も精神力もないけれど、、、
これはとても大きなヒントだなぁ、と思って聞いていました。
決まった形通りに何かをさせることだけを考えれば、前述のようなテリア的な捜索はNGかもしれない。不適格と思われることもあるのかもしれない。
でも、その行動が役に立つこともある。人間の方のルールを変えればね。
言う事を「はいっ」って聞いてくれる犬じゃなくて、本当に良かったと思う。
そういう犬だったら、大切なことに気づかなかったかもしれないなぁ、と思います。
Must be obedient as a detective dog?
2011.11.30
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